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著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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千葉英司元東村山警察署副署長が西村修平を提訴(その3)
                             ★その1から読みたい人はこちら



お邪魔虫

 7月29日の八王子街宣に始まり9月1日の東村山街宣と万引き被害者襲撃に至った右翼について矢野はどう思っているのか。想像や推測ばかりでは仕方がないので9月17日、決算特別委員会の傍聴席でたまたま矢野が近くに座っていたので単刀直入に聞いてみた。

――あの右翼にはいい迷惑でしたね。

矢野  お邪魔虫。

――先生、あの右翼には困っちゃったね。

矢野  お邪魔虫。

――いつまで付き合うんですか、あの右翼と。

矢野  黙って聞きなさい。

「黙って聞きなさい」といわれても委員会は休憩中で、何も聞くことはない。だから矢野に聞いたのだが、返ってきたのは「お邪魔虫」の一言だけだった。還暦を過ぎた市議会議員の言葉とも思えないが、それはともかく、この「お邪魔虫」という言葉はいったい誰に向けられたものと理解すればいいのだろうか。右翼なのか、それとも私なのか。私とも右翼とも取れるし、私も右翼も両方「お邪魔虫」なのだとも取れる。少なくとも「いい迷惑でしたね」といわれて一言も否定しなかったのは右翼に対して失礼というものではなかっただろうか。

「本人に聞け」と矢野

 矢野が右翼をどう思っているかはともかく、こと「内部告発」については矢野自身が自らのホームページで「(他殺を裏づける)新たな情報」と位置付け、街宣についても「真相究明行動」などと紹介している。これは西村らが行った万引き被害者に対する集団による誹謗中傷行為を事実上容認するものであり、「内部告発」についても「新たな情報」として一応敬意を表しているようにも見える。「新たな情報」という限りは、矢野も「内部告発」の内容を知っているということか。普通の感覚では、内容を確認していなければ「新たな情報」などとはいえない。

 右翼のいう「内部告発」=矢野のいう「新たな情報」をめぐっては、矢野と朝木が千葉から提訴されている裁判でも話題にのぼった。その裁判も朝木明代の転落死をめぐるものである。9月26日開かれた口頭弁論で千葉は矢野にこう聞いた。

「ある右翼が『新事実』(内部告発)があると主張している。あなたは自分のホームページでも紹介しているし、東村山で行われた集会にも参加している。あなたも『真相究明を求める』と称して闘っているわけだから、この裁判でその『新事実』について説明したらどうだ」

 すると矢野は、「(右翼)本人に聞け」といって自分から説明することを拒んだ。「新事実」が明代の「他殺」を証明するものなら千葉との裁判も有利になるはずだが、なぜ矢野は「新事実」について説明しようとしないのか。自分のホームページでは「新事実」などと宣伝に利用しておきながら、説明を求められると「(右翼)本人に聞け」とはまたずいぶん虫のいい話のようにも思える。退廷後も、矢野はまだ朝木や弁護士に「本人に聞けばいいんだよな」としきりに同意を求めていたという。

 これはどういうことなのだろう。「内部告発」の事実自体は確かに「新事実」なのだろう。だが、それは矢野の口からは説明できないものだということのようである。なぜ矢野が説明できないのか。「(右翼)本人に聞け」とは、①聞いているがとうてい法廷で堂々と主張できるような代物ではないと判断している②聞かされていないが、矢野は明代の万引きを苦にした自殺の事実を知っているから、右翼から聞かなくてもそれが荒唐無稽なものであることがわかっている――このどちらかということになろう。この点については西村裁判で明らかになるのではなかろうか。

口も目も閉じてしまった矢野

 ところで右翼は、西村裁判の口頭弁論の3日後、11月16日に再び「真相究明」のためのシンポジウムを開くという。10月14日、東京地裁八王子支部の書記官室前に矢野が1人で椅子に座っていた。矢野がこちらをちらっと一瞥したので、私はシンポジウムのことについても聞こうと近づいた。私に気がついた矢野は目を閉じてしまったが、かまわず聞いた。

――11月にまた集会をするそうですね。

矢野  ……(瞑目した状態)

――無視することはないでしょう?

矢野  ……(瞑目した状態)

 矢野は一言も発せず、目を閉じたままだった。「真相究明」ができるというのならもっと積極的に答えてくれてもよさそうだが、この矢野の態度はどうしたことなのだろう。右翼は「徹底究明」すると独りいきり立っているようだが、やはり矢野としては右翼から誘われるのがよほどいやなのだろうか。

「社会運動家」か、ただのハッタリ屋か

 それはともかく、はたして千葉から提訴された西村の裁判で、矢野はなんらかの形で協力するのかどうか。また、西村の同志である右翼は「内部告発」の具体的内容を明らかにするのかどうか。実は「内部告発者」に関して、9月1日の東村山街宣の最中、右翼が私のところに近づいてきたので一言だけ聞いた。

――あなたは「内部告発者」に直接会ったのか。

すると右翼は「当然でしょ」といわんばかりにこう答えた。

右翼  もちろん会ってますよ!!

 取材対象に会うことは取材の基本である。したがって右翼が「内部告発者」に会ったこと自体に対しては素直に評価するが、右翼が「内部告発者と会った」という事実と、その人物が本物の「真実を語る内部告発者」なのか、あるいは単なる思い込みと憶測を述べただけの自称「内部告発者」にすぎないのかは別問題である。

 しかし、右翼がこれほど自信たっぷりに「会ってますよ!!」という以上は、その「告発内容」もよほど確たる裏付けがあり、右翼自身もそれを客観的に確認したということなのだろう。「社会運動家」としての責任を果たすためにも、西村や右翼を信じきっている無辜の支持者を失望させないためにも、ぜひとも法廷で明らかにしていただきたいものである。

 法廷外の「余裕」など何の意味もないし、いつまでたっても中身が明らかにされない「内部告発」では内部告発の体をなさないのだから。

(了)

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テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

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