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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明(第1回)
 平成20年11月30日午後、私は東村山警察署元副署長、千葉英司とともに東村山東口駅前ロータリーを見渡せる喫茶店にいた。この日は午後から東村山商工会館で「朝木明代議員追悼の集い」(主催者名は「議員殺害事件真相究明の会」)が行われていた。

 9月1日、右翼集団が同駅前で「東村山女性市議・朝木明代さん謀殺事件の徹底究明」と題する街宣活動を行った際、参加者の一部十数名が明代による万引き被害者の洋品店を訪問し、「万引きの捏造を許さないぞ」などと大騒ぎするという出来事があった。さらに2週間前の11月16日には、平成7年に明代が窃盗容疑で書類送検された当時、被害届を撤回させることを目的に明代とともに被害者に対して再三にわたって威迫行為を繰り返した東村山市議の矢野穂積が、右翼が開催した「第3回政治と宗教を考えるシンポジウム」と題するシンポジウムで右翼の支援者を前に被害者への嫌がらせを煽動する発言をしていた。



矢野  さきほどちょっとお話しした万引きに関しては、具体的な関係者がいるわけです。で、この前の9月1日に、あの東村山においでになったみなさんの○○(実名)洋品店の前に行っただけで千葉元副署長とさっき名前が出た創価系のライターが、とうせんぼするとかガードに入るわけです。どうしてそういう態度に出るかというとですねえ、私の判断では、○○洋品店(実名)の洋品店主はおそらく創価学会そのものの、いわゆるシナリオ実行部隊ではないように思うんですよ。

 で、そうすると、一番弱い、そこへみなさんが抗議の声を、ちょっと距離が離れていても届けると、それだけで千葉元副署長は自分の書類送致をして、誤認送致をしたあとのその後の状況ってのは非常に不安ですよね。どこかでボロが出たり、どこかで真相を主張するような人が出てくると困るわけですよ。したがって、ああいうふうな千葉副署長自らがですねえ、洋品店のガードマンをやってのこのこと腹を突き出して、ガードに入るみたいなことをやるわけですねえ。

 したがって、これから先は具体的にはお話しはいたしませんが、一番弱い、そして一番効果的なところをお考えになって、事件の真相が解明するようなですね、たとえば東村山事件であればですね、そういう行動をお取りになっていただくと非常に効果的かなあというふうに思います。

 えー、千葉副署長は誤認送検の最大の責任者ですし、それから洋品店主については、それについて加担をその後しているわけですから、書類送致前はひょっとしたら自覚的じゃなかったかもしれない。ところが、証人尋問をしたり千葉副署長といろいろ会話をすれば、事実がどうだったのかということはもうすでにわかっているはずですから、そういったことについて、その部分についてですね、抗議をするないしは意見を聞き出していくということをおやりになるとですねえ、具体的な効果は絶大ではないかと思います。それは東村山警察に対しても同じだとおもいます。

 ちょっと気になる部分があるかもしれませんが、1人でも2人でもそういう声が届くことは彼らにとっても、とてもつらいことになるんじゃないかと思います。



 矢野は「一番弱い」洋品店に「抗議」することが「最も効果的だ」という。しかし、「明代が万引き犯である」という事実=真相はいくら「抗議」したからといってなんら変わるわけではないし、そのことを最も自覚しているのは平成7年当時に自分自身が威迫行為を繰り返したほかならぬ矢野自身である。つまり、「明代が万引き犯である」という事件の真相を知る者のいう「抗議」とは「嫌がらせ」にほかならない。矢野は嫌がらせを煽動したのである。

11月16日以後に相次ぐ嫌がらせ

 11月16日、矢野が煽動した翌週にはさっそく、「杉本」と名乗る者から洋品店の隣の不動産屋に「洋品店に電話したが出なかった」といって非通知の電話がかかってきた。通常、洋品店に用のある者が隣の不動産屋に電話をかける理由は考えられない。この電話にかぎっていえば、矢野の煽動を真に受けた者というよりも、平成7年当時矢野が洋品店に脅しの電話をかけた際、店主に助けを求められた不動産屋の社長が矢野に向かって「泥棒の仲間か」と怒鳴りつけたことを知っていた人物のうちの誰かであるとみるのが自然である。

 翌週の25日夕方には「インターネットを見た」という者から洋品店に電話がかかった。発信元は公衆電話だった。その日はパート店員が留守番をしていたが、電話の相手は名前を聞いても名乗らず、「あんたが奥さんだろ」「パートは何人いる」「名前を教えろ」「何時に閉店だ」などと聞いてきたという。

 いずれも身元を隠そうとしていることは明らかであり、電話の内容もどうみても嫌がらせのたぐいであることは明らかである。日曜日になると車の中から「万引き捏造を許さないぞ」などと大声で叫んでいく者も現れ、あるときには店の前を通りかかった男が突然、「万引き捏造」と大声を上げたこともあった。

 これらの嫌がらせが、矢野が11月16日のシンポジウムで行った煽動の結果であるという証拠はない。しかしいずれにしてもこれらの嫌がらせ行為が、矢野が13年間にわたりあらゆるメディアを動員して行ってきた虚偽宣伝によるものであることは疑う余地がなかった。

 この13年間、追悼集会はほぼ毎年行われてきたが、その内容はともかくとして、追悼集会の出席者がその当日、大挙してであろうと単独であろうと、万引き被害者の店を訪れ、嫌がらせなり抗議なりをしたという事実は聞いたことがないし、そのような恐れを感じたこともない。なぜならすでに証人威迫罪での立件も検討された矢野自身は、再び被害者を脅すようなまねをすれば自分自身が危ないことはおそらく自覚しているから、無言電話や匿名の電話をかける可能性はあっても、洋品店に対してそれが矢野と直接わかる形での嫌がらせをするとは考えにくかった。また、平成12年に「聖教新聞」裁判と万引き被害者から提訴されていた裁判で敗訴して以降、矢野は万引き事件にはあまり表立って触れないようになっていたからである。

 しかし今回だけは、これまでの追悼集会とは少し様相が異なるとみていた。9月1日の被害者に対する襲撃事件以降、右翼らは万引き事件に執拗にこだわるようになった。捜査機関および裁判での結果にもかかわらず大挙して押しかけ、被害者に対して「創価学会員」「万引き捏造洋品店」などという暴言を浴びせた行為に対して各方面から痛烈な批判が浴びせられた。右翼らはこれに反撃するためにも、万引き事件が「捏造」でなければならなかったのだろう。

 矢野もまた11月16日のシンポジウムで万引き事件を中心とした話をしていた。また右翼は追悼集会の開催について宣伝していたから当然、右翼グループのかなりの人数が出席するものと予測できた。シンポジウム後に嫌がらせが続いている状況も合わせ考えれば、追悼集会の前か後に右翼グループが被害者の店に再び立ち寄り、被害者に詰め寄る可能性は否定できない。私と千葉はそう考え、右翼らの動向をうかがうために駅前の喫茶店で待機していたのである。 
                            (宇留嶋瑞郎)


(その2へつづく)

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