ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

プールマン

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明(第5回)
なんら裏付けのない「服装」

「これが万引き事件当日の明代の服装だ」と主張するにもかかわらず、それが「判明」して以後3年間、矢野と朝木がなぜこれを捜査機関に持ち込み、明代の万引き犯の汚名をそそごうとしなかったのかはわからない。はっきりしているのは、矢野が右翼主催のシンポジウムで主張した「明代の本物の服装」なるものは、地検にある防犯カメラの静止画像との照合を経て初めて客観的に「本物」と認められるということである。

 したがって、矢野が「聖教新聞」裁判で「本物」と主張した明代の「事件当日の服装」なるものが客観的に本物であるという裏付けはどこにもないことになる。そのなんら客観的裏付けのない服装の写真を一方的に「本物」と主張し、それを前提に行ったのが万引き被害者に対する平成11年11月15日と平成12年2月7日の尋問だったということを十分に理解しておく必要がある。

矢野はシンポジウムで被害者の供述内容について次のように続けた。



矢野  で、これを覚えておいていただきたいんですが、問題の目撃証言、これはどういうふうに出たかというと、実はですね、一貫して今も同じです。目撃者、被害者であるという○○(実名)洋品店主がいってるのは、パンツスーツ、これは一致してるんです。上下がズボンで上が上着。ただ、その特徴は具体的には言ってません。

 次にですね、ブラウス。ブラウスは、ここがポイントなんです。チャイナカラーだといってるんですよ、わかります? スタンドカラー、要するに中国風を思い出していただくと、襟が立ってるチャイナカラー、ここは決定的に違いますね。それから黒のかばんをかけていたという、これはわかります。そこで問題は、チャイナカラー。ここが決定的に違うんですね。

 それと、問題のその朝木さんの当日の服装と、目撃証言の店主の内容とは具体的に不一致の部分があるというのが、わかったことですね。これは前からわかってたんです。で、ところが、さっきいった2000年の2月7日のその証人尋問で、さらにですね、この○○(実名)店主は具体的に当日の、万引き犯の服装の特徴を供述しています。

 どういうふうにいってるかというと、黒っぽいグリーングレーのパンツスーツ、これも違いますよね。えー、ベージュ色ですからむしろ白っぽい洋服を朝木さんは、パンツスーツを着ていた。

 で、次はですね、チャイナカラー。これも一貫してるんです。襟は寝てなくて立ってる。それからですね、問題は、そのパンツスーツの、洋服のですね、ストライプは入っていない、こういう縦縞はありませんでしたってはっきり言ってます。おわかりになりますか?



ブレのない被害者の供述

 この矢野の説明の内容が事実なのかどうか。「聖教新聞」裁判と被害者が矢野を提訴していた裁判における明代の服装に関する被害者の実際の供述をみてみよう。



「聖教新聞」裁判主尋問(平成11年11月15日)

被害者代理人  それで、服の色なんですけど、ずばり万引き犯人の服の色というのは、あなたが見た色、何色でしたか?

被害者  グリーングレーです。

代理人  これについて、原告(矢野・朝木)のほうから、当時、明代さんが着ていたスーツはグリーングレーのスーツじゃないというようなことはいわれているんですけど、本当に犯人の服装で、あなたがごらんになったのはグリーングレー?

被害者  そうです。

代理人  どんな感じの色でしたか?

被害者  グレーで、でも緑っぽい。

代理人  緑っぽい。

被害者  はい、緑がかった色です。

代理人  濃い色でしたか? 薄い色でしたか?

被害者  どちらかといえば、薄い色だと思います。

代理人  黒っぽい服じゃなかったでしたか?

被害者  黒は、ブラウスです。

代理人  あなたが万引き犯人と対峙したとき、面と向かっていたとき、黒のブラウスの上にその薄い緑っぽいスーツを着ていたということですか?

被害者  はい。グリーングレーのスーツを着てました。

代理人  その下の黒いブラウスの部分というのは、かなり見えてましたか?

被害者  見えてました。

代理人  ということは、スーツの前ボタンはつけてなかった。

被害者  はい、外してました。



「聖教新聞」裁判反対尋問(平成12年2月7日)

矢野側代理人  あなたが現認したという万引きの犯人、この犯人の着ていた服装の特徴というのは今、いえますか?

被害者  はい。グリーグレーのパンツスーツに、黒のチャイナカラーのブラウスに、バッグが黒っぽいバッグを持っていました。



被害者が矢野と朝木を提訴した裁判での主尋問(平成12年2月23日)

被害者代理人  あなたが見た犯人の服装をもう1度いってください。

被害者  グリーングレーのパンツスーツに黒のチャイナカラーのブラウス、それから黒っぽいバッグを持っていました。

代理人  それだけあなたは犯人の服装を明確に覚えているわけですよね。

被害者  はい。



被害者が矢野と朝木を提訴した裁判での反対尋問(平成12年2月23日)

矢野側代理人  あなたはパンツスーツの色がグリーングレーであったと当初いってましたよね。

被害者  はい。

代理人  それが後に、灰色っぽい薄い緑色であり白っぽい感じのものと変遷しているんですが、これはどうしたんでしょう。

被害者  それは弁護士さんに、黒っぽいものか白っぽいものかといわれましたので、どちらかといえば白っぽいスーツだということをお話ししましたら、そのように書いてくださったんだと思います。



 このように、被害者は万引き事件当日の明代の服装について一貫して「グリーングレー」のパンツスーツだったと供述している。矢野にしても、この日のシンポジウムまで被害者が「黒っぽいグリーングレーのパンツスーツ」だったといっているなどと主張したことは1度もない。しかしこの日、矢野が続けて「えー、ベージュ色ですからむしろ白っぽい洋服を朝木さんは、パンツスーツを着ていた」と続けているところを見ると、単なる勘違いではないことは明らかだった。


(その6へつづく)


関連記事

テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

TOP