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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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創価問題新聞事件 第6回
東村山署ではなく地検でメニューを変更した不思議

「創価問題新聞」裁判は提訴から丸4年後の平成19年12月18日結審となるが、最終準備書面を除き、矢野と朝木は彼らが主張する明代の「万引き冤罪」と「他殺説」の具体的な根拠に関してはほとんど踏み込まなかった。平成7年10月7日行われたアリバイに関する矢野の取り調べをめぐる反訴についても、千葉が別訴で提出した陳述書の内容が虚偽であると主張するのなら所持している録音テープを(改竄しない状態で)提出すれば話は早いと思うが、矢野は最後までテープを提出しなかった。

 平成7年7月12日の取り調べで明代が「レギュラーランチ」のアリバイを否定されたことを知った矢野は東京地検八王子支部での取り調べで「日替わりランチ」だったとメニューを変更した。そもそも明代は7月12日、取調室を退去する際、「もう1度調べさせてください」と言い残した。にもかかわらず、矢野はなぜまず最初に東村山署に「メニューが違っていたこと」を申し立てず、地検八王子支部でメニューを変更したのか。

 矢野は明代が東村山署でアリバイ主張が崩され、明代がそれまでの主張を「なかったことにして下さい」と自らすべて撤回に追い込まれた経過を知っていた。だから、いまさらメニューを変更してもそれが言い逃れにすぎないことを簡単に見破られる恐れがあることを予測していたのだろう。東村山署が万引き当日のすべての売上記録(レジジャーナル)を調べ上げているとすれば、「日替わりランチ」の主張もその場で否定されかねない。そうなれば、メニューの変更は矢野と明代のアリバイ工作の意図をより明らかにすることとなるのである。

メニューを切り出さない矢野

 そうならないためにも矢野は地検で主張した「日替わりランチ」の主張を東村山署では、できればしたくなかったようにみえる。平成7年10月7日の取り調べは次のようなやりとりから始まっている。



矢野  あの、何? 「レジの記録」の話?

取調官  そこらへんから、やった方がいいでしょ。

矢野  ええ、まあ。

取調官  時間がほら、たとえば1時間2時間あればね。

矢野  ええ。

取調官  あれでいいんだけど。

矢野  あの、「レジの記録」が間違ってる、といいたいの?

取調官  いや、そうじゃなくて、そういうことじゃなくて。

矢野  どういう?

取調官  あの、いわゆる1番問題は、まあ、あの、朝木先生もおっしゃってたしね。

矢野  ああ。

取調官  あるいは、矢野先生もおっしゃってたと思うけど。

矢野  うん。

取調官  うん、それはアリバイのこと。

矢野  うん、そうそう。



 10月5日、矢野は東京地検八王子支部での取り調べでアリバイについて「明代の供述した『レギュラーランチ』は誤りで実際には『日替わり』だった」とメニューを変更した。それなら10月7日、取調官の顔を見るなり「食べたのは実は『日替わり』でした」と主張してもおかしくない。ところが妙なことに、それほどの「確信」とは裏腹に矢野はなかなか自分から「日替わりランチ」とは切り出そうとはしない。



取調官  うん、だから、私はそれは、「アリバイありませんよ」と、こういったの。だから。

矢野  うん。「アリバイがない」っていうのは? だから、その決め手は?

取調官  あ、そ、それはね、確かに、あのう、ほら、朝木先生にこれもらったの(注・「レギュラーランチ」のレシートか)。

矢野  ああ、これでしょう? これは違うんだっていってるじゃないよ。

取調官  そうすると、これ、どう違うかですね。

矢野  それは食べたもんじゃないんだもん、こっちの。

取調官  ところがね、それじゃ、食べたもんじゃない、そうすると?

矢野  食べたものが違うの。

取調官  あっ、そう。うん、じゃ、そこら、まあそのへんから聞いてみます。食べたもんが違うんだと。

矢野  うん。

取調官  まあ、アリバイでね。

矢野  ああ、そう。

取調官  そうすると……。

矢野  これの、レジが……。

取調官  これ、これが。じゃあね、7月12日に出したのと、違うってわけね。

矢野  そう、それ違うの。これは間違って、店長が、つまりこちらの言い方もまずかったんだけど。だから、こういうものあるかって聞いたときに、向こうもあのう、正確な聞き方してないわけですよ。こちらも正確な言い方をしてないわけ。

取調官  なるほど。

矢野  それはしょうがないじゃない。9月30日、ああいや、えっと、何だっけ、6月30日、6月30日だっけ。

取調官  うん、そうそうそう。

矢野  その、あなたに最初に呼ばれて。

取調官  うん。

矢野  朝木さんも、すっぽりこれ抜けちゃってんだから、カッと来てて。

取調官  んーまあ、そうだね。

矢野  そりゃそうでしょ。



 矢野はまだ自分から「日替わり」を切り出さない。むしろ「決め手は?」と逆に質問し、警察がどこまで裏付捜査をしているのか、「日替わり」を出して大丈夫なのかどうか、探りを入れようとしている様子がうかがえる。


(その7へつづく)

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テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

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