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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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創価問題新聞事件 第9回
最初から「日替わり」だったことにしようとした矢野

 矢野は取調官から指摘されて、万引き事件の時間帯に「食べた」のが「日替わりランチ」だったということをようやく認めた。しかし矢野は、明代が7月12日に主張した「レギュラー」が否定された時点で、矢野も明代も食べたものは「日替わり」だったと認識していたが、店長が間違って「レギュラー」のレシートを渡してしまったために明代が自分のものとは異なるレシートを提出してしまった、という話にしようとしていたようである。書類送検後にメニューを変更したのではなく、店長が間違ったのだと。矢野は「聖教新聞」裁判で提出した平成11年5月31日付陳述書で次のように供述している。

〈同年(平成7年)7月11日、○○代理(取調官)から「明日、いつでも都合をあわせるから、もう1度だけ来てほしい」との連絡があったので、朝木議員は12日午前に東村山署に出向きました。

 その際、朝木議員は、課長代理から指摘される前に、7月3日に提出した「レジ・ジャーナル」は店長が間違えて渡して寄越したものであることを自ら伝えて「必要なら再度調査して、店長に間違いないものを出してもらい、また出向くことにしますがどうしますか」と伝えたところ、課長代理は「ではそうしてください」と同意し、朝木議員は東村山署を出たのです。〉

 しかし、「明代が課長代理から指摘される前にジャーナルが間違いであることを伝えた」とする矢野の陳述書の内容が虚偽であることは次の取調記録からも明らかだった。

見え透いた改竄

 矢野が自らの取調記録の反訳を裁判所に提出したのは、「7月12日の取り調べで明代が自らレシートの誤りを指摘していた」すなわち、明代も7月12日の時点ですでに、食べたのは「日替わり」だったと認識していたことにするためだった。それが前回に続くやりとりの場面である。その様子をみよう。



取調官  うん、これは、あの、あの人がいってたの、朝木先生が。

矢野  ああ、そのときいったの?

取調官  そうそう。

矢野  12日に?

取調官  うん。

矢野  じゃあ、もう聞いてんじゃないよ。

取調官  うん、だから、それ(食べた「日替わり」)はこれ(「レジ・ジャーナル」の写し記載)ですねって、私、確認したの。

矢野  「日替わり」じゃないじゃあない。

取調官  いや、だから、それ(食べた「日替わり」)は、これ(「レジ・ジャーナル」の写し記載)ですねって、聞いたの。

矢野  聞いたら、なんていったの?

取調官  ああ、そしたら、一瞬見ながら、ああ違いますってこう。

矢野  だったら、もうそのときわかってんじゃない。

取調官  いや、だから、いや、だから、それは、だから……。

矢野  どうして書類送検なんかするのよ。

取調官  いや、いや、書類、すぐ出してらっしゃいと。「すぐ持ってきます」、こうだったもん。で、待ってたの。

矢野  ところが、待ってたって、その日に送っちゃったんじゃない。

取調官  いや、待ってたの。

矢野  その日に出すっていったの? うそでしょ、それ。

取調官  いや、いや、「すぐ持ってきます」って。

矢野  「すぐ持ってきます」って?

取調官 「すぐ持ってくる」って。

矢野  いや、それはちょっと違うよ。

取調官  ああそう。まあ……。

矢野  私、その足で行ったもん。

取調官  まあ、まあ、今いってもしようがないけどね。

矢野  それでね、その日、行ったんですよ、すぐ足で。行ったら、全部おたく(警察)が全部持って行った。持って行って、「ない」っていうんだから。それじゃ話になんない。

(※上記太字カッコ内はいずれも矢野による注釈)



 矢野は取調官から「日替わりですね」と聞かれてやっと認めたが、「日替わり」と供述を変えたことの不自然さを説明するために、あらためて7月12日の明代の供述について話そうとしているのが取調官の最初の発言である(「うん、これは、あの、あの人がいってたの、朝木先生が」=この発言中、「これ」とは「レギュラーランチ」を指している)。しかし矢野は、この部分のやりとりを、「7月12日の時点ですでに明代が『日替わり』といっていた場面にしようとしている。

 それがカッコ内の(食べた『日替わり』)と矢野が付加した注釈で、これは裁判所を欺くための工作にほかならない。この場面で取調官が「それ」といっているのが「レギュラーランチ」を指していることは、続く矢野の「『日替わり』じゃないじゃあない」という発言から明らかである。つまりこの場面は、矢野が「日替わり」だったといったのに対し取調官が、明代が7月12日、食べたのは「レギュラー」だと供述したこと、その証拠がすでに提出されていたレシートであると明代が主張していることを確認したことを矢野に説明しているやりとりなのである。


(その10へつづく)


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テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

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