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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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創価問題新聞事件 第12回
「MIDNIGHT MESSENGER」及び「M」の身元

 千葉の内容証明に対する矢野と朝木の反応は早かった。しかし当該投稿の削除はしたものの矢野と朝木から千葉に対してなんらの謝罪もなかった。この千葉は同年2月25日、2通目の内容証明を送付した。



ご通知

冠省 通知人は貴殿らに対し、下記の通り通知します。

 貴殿らが、発行人並びに編集長である、インターネット「創価問題新聞」の草の根掲示板のホームページに、通知人を誹謗中傷する発言を書き込んだ投稿名「MIDNIGHT MESSENGER」及び「M」に関し、貴殿らに次の事項を要請します。

1 「MIDNIGHT MESSENGER」及び「M」の、通知人を誹謗中傷する発言の書き込み文言を削除したものの、貴殿らは、通知人に対する謝罪を行わなかったが、謝罪しなかった理由を明示せよ。

2 「MIDNIGHT MESSENGER」及び「M」は、貴殿らに極めて近い人物であることを自認しているが、この人物の身元を明示せよ。

3 本草の根掲示板に、一般投稿者が、「MIDNIGHT MESSENGER」及び「M」は、矢野氏であると指摘しているが、この指摘に対し、矢野氏の論駁を明示せよ。

 なお、1ないし3について、本書面到達後5日以内に、通知人宛書面をもって回答されたい。以上、通知します。



 もちろん2通目の内容証明に対する回答もなかった。ちなみに、要求項目3の「一般投稿者」とは、MIDNIGHT MESSENGER及びMに対してのみならず、MIDNIGHT MESSENGER及びMとともに草の根掲示板に頻繁に登場して千葉への誹謗中傷を繰り返したTWILIGHT MESSENGER及びTについても、それが「朝木直子」であると指摘し、2人に対して実名で堂々と投稿するよう主張していた。

 この「一般投稿者」はこのような正当な指摘などをしたため掲示板上でMIDNIGHT MESSENGERとTWILIGHT MESSENGERから攻められ、現実でも矢野と朝木から疎まれ、「朝木明代基金」へのカンパを突き返されたといわれる。しかしこの「一般投稿者」は、それでも明代の「万引き冤罪」と「他殺説」についてはいまだ矢野と朝木のデマ宣伝を妄信しており、最近も平成20年9月1日の右翼らによる東村山駅前での街宣活動に参加し、洋品店襲撃にも加わった。

 さて、時系列で見れば、ホームページが閉鎖されたのは内容証明の送付および提訴のあとであり、内容証明の送付以前に矢野が「本件HPを閉鎖するよう直接の担当者に再三連絡」したかどうかはわからない。「再三連絡」したのならその証拠を提出してもよさそうなものだが、それも提出していない。

矢野と朝木は準備書面においてこうも主張している。

〈原告千葉は、訴状において、原告千葉自身が本件記事に関し、2003年1月22日到達の「通知書」で被告らに対して抗議したと主張するが、被告らは原告千葉からそのような「通知書」によって本件記事に関する抗議を受けた事実はない。〉

 千葉が送付した内容証明の内容は「草の根掲示板」の記載内容に関するもので、確かに本件で問題としている内容とは異なる。矢野と朝木はこの主張によって何がいいたいのか。矢野と朝木は本件記事について千葉が抗議をしていないということは、千葉はすでに記事内容を容認しているといいたいのだろうか。もちろん抗議した事実がないからといって、それが記事を容認したことにはなるまい。

 あるいは矢野と朝木は、こう主張することによって本件提訴がホームページ閉鎖の理由ではないということ、つまりホームページの閉鎖はそれが違法性を問われる恐れがあると認識したからというわけではないといいたかったのかもしれない。いずれにしても本論とはかけ離れた枝葉の主張にすぎない。

最後にようやく真実性を主張

 平成15年2月の提訴以来5年になろうとするこの裁判で、矢野と朝木が主張してきたのは以下の内容である。

①本件提訴は職務上知り得た情報の漏洩を前提としたものであり不適法である。

②本件記事は原告(千葉)が副署長として在職中の事件について、その捜査指揮及び広報が適切であるかどうかについて検討、批判等の論評を加えたものにすぎず、千葉に対する個人攻撃ではなく違法性はない。

③公務員がその職務行為を行うにあたり、故意または過失によって違法に他人に損害を与えた場合には公務員個人はその責任を負わないから、たとえ公務員の職務に対する批判言論が相当性を超えたとしても、公務員個人に対して損害を与えたとはいえない。
(公務員はその職務行為に対して個人として責任を負うことはないのだから、公務に対する論評に違法性があったとしてもその公務員が個人として違法性を問うことはできない、という趣旨のように読める)

 いずれも明代の万引きと転落死に関する具体的な主張ではない。明代の転落死後、一貫して万引きと自殺を否定し、東村山署とりわけ捜査を指揮した千葉を批判・誹謗してきた矢野と朝木にすれば、当事者である千葉に提訴されたことは逆に彼らの主張の「正しさ」を証明するまたとないチャンスである。にもかかわらず、彼らはなぜ明代の万引きと転落死について詳細な主張をしないのか。

 その矢野と朝木が明代の万引きと転落死に関する真実性・相当性の主張・立証をようやく行ったのは終結を目前にひかえた平成19年9月12日である。おおむね『東村山の闇』で主張した内容で、いずれもすでに多くの裁判で採用されなかった主張にすぎなかった。それにしても、終結間近になって真実性・相当性の主張をするのなら、矢野と朝木はなぜ最初からそれをしなかったのか。「明代の万引き事件と転落死の真相を究明する」と言い続けた者の応訴方針としてはきわめて理解しがたいものというほかなかった。

 これらの主張に対して一審の東京地裁は平成20年4月15日、千葉の提訴の適法性を認めた上で、記事1~3はいずれも千葉の社会的評価を低下させるものと認定。また真実性・相当性もないとして、矢野・朝木に対し記事1についてのみ10万円の支払いを命じる判決を言い渡した(記事2、3については損害賠償金の支払いを命じるほどのものではないとして請求を棄却した)。

 反訴についても、

〈本件陳述書には、「虚偽・歪曲や改ざん」、「変造」などといった表現が存在するものの、原告(千葉)が作成した陳述書という書面の性質からすれば、これを読む者は、被告矢野が認識している事実と原告が認識している事実が異なっているという印象を持つに過ぎないというべきである。〉

 などとして矢野の請求を棄却。矢野と朝木は判決を不服として控訴した。


(その13へつづく)



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テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

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