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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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東村山市議会議長誹謗中傷事件 第2回
公明党都議が右翼Mを告訴・告発

 公明党の機関紙『公明新聞』(6月20日付)によれば、公明党の高倉良生都議会議員は6月19日、右翼Mが同都議を犯罪者などとする街宣および同趣旨のビラを配布したとして名誉毀損罪で警視庁に告訴した。また、東京都中野区議会公明党議員らも同日、右翼Mの行為が公明党を「犯罪者集団」とするなど、高倉都議を落選させることを目的とした公選法の虚偽事項公表罪に当たるとして警視庁に告発した。

 右翼Mは6月20付ブログにおいて、この告訴・告発について「警視庁が受理したかどうかが、書かれていない」などと記載している。公明都議らは告訴・告発をしたが、これは一方的な記載に過ぎず、警視庁が受理したかどうかはわからないといいたいらしい。

 確かに記事の限りではそういえるのかもしれない。ただ、この件を報じているのは当事者が所属する公党の機関紙である。告訴・告発事件の情報については、捜査に関わる問題だから慎重な扱いとなるのが通常で、公表する以上は当然受理されたものと理解していいだろうし、また公表することについて警視庁の了解を得ているとみてよかろう。

 ひるがえって、矢野が発行し右翼と妙観講が配布・宣伝活動に関与した『北多摩市民新聞』はどうか。矢野のビラの場合は谷村都議を「犯罪者」とまでは断定していないものの、「口利き疑惑」はそのような疑惑が存在しなかった場合には「虚偽事項の公表」に該当すると判断されかねない。矢野と朝木が配布活動にまで参加していた事実を公表した妙観講信者に対し、自分たちの名前を削除するよう申し入れたとしてもなんら不思議はない。

一線を踏み超えた街宣

 しかし右翼らは、妙観講信者のブログからなぜ矢野と朝木の名前が消えたのかについて、特に疑問を感じることはなかったのだろう。6月12日のビラ配布に続き14日の日曜日にはビラ配布に加えて右翼Mが東村山に街宣車で乗りつけ、東村山市周辺で街宣活動を繰り広げた。

 右翼Mらが街宣のスタート地点に選んだのは、平成20年9月1日、右翼M自身が万引き被害者の店に押しかけたときと同じ西武新宿線東村山駅東口だった。朝の9時、右翼Mは次のような街宣を行った。



 えー、そぐそこのビルの階段、廊下から、当時、公明党・創価学会の不正というものを糾弾しておりました女性市議会議員が転落死いたしました。この事件を担当の東村山警察署は、たんなる自殺というふうに片づけましたが、これは明らかに創価学会による犯罪なんです。

 こういった創価学会による犯罪、殺人事件というものを野放しにしておいてはいけないということで、われわれ、特にこの東村山に住むみなさん方にお伝えしております。

 創価学会、非常に狡猾であります。この朝木明代市議会議員が自殺したんだというストーリーを作るために、殺害する2カ月前、すぐそこにあります○○(洋品店名)という女性用の洋品店があります。そこで万引きをしたんだという事件をでっち上げました。(そうだ)朝木明代市議が万引きして警察に捕まったことも「苦にして自殺したんだ」というストーリーまで作り上げた。これが創価学会の狡猾なやり方なんです。(そうだ)

 この創価学会・公明党によってこの東村山は牛耳られているんです。(そうだ)議会もそうです。みなさん方の市民生活すべてが、創価学会によって牛耳られて平穏な生活ができない状態にあるということ。みなさん方はお感じになっていると思います。われわれはこうした創価学会の犯罪、不正、こういったものを正していこうということで本日この東村山駅前、そして東村山市内に入って、みなさま方に街宣(?)活動をさせていただいております。

 創価学会というのはまさに犯罪者の集団なんです。(そうだ)宗教といいながらも宗教のかけらもない、金儲けの集団である。宗教法人をカサに着ながら、金儲けをやって日本の国を牛耳って、やりたい放題で犯罪のオンパレードであります。(そうだー)

 みなさん、宗教法人法というのをご存じでしょうか。宗教法人には基本的に税金がかけられておりません。これは基本的には、神社・仏閣・お寺のような、みなさん方市民の生活の憩いの場となるような鎮守の森のような状況、そういったところに対しては○○に入っていける、国民の心の平安を維持するという意味でもって、お寺とか神社、そういったものには固定資産税がかけられておりません。

 創価学会もそうなんです。本来なれば宗教というのは、国民の心の平安を維持するために必要なもんです。だから税金がかけられていない。しかしながらどうでしょうか。創価学会の施設、大きな鉄の扉で閉じて仕切られて、一般人がまったく近づくことができない。その創価学会の施設の中で、金儲け、謀略、殺人予備行為、政界工作、こういった犯罪が行われている。宗教法人法の名の下に、創価学会が保護されている。おかしいじゃないですか。(そうだ)

 われわれ一般国民の素朴な感情をもって、創価学会の犯罪、徹底して糾弾していかなければならないと思っています。今日は夕方まで目一杯、この東村山市内でもってわれわれ、活動させていただきます。どうぞご理解、ご協力のほどお願いします。



 矢野・朝木も右翼Mが信じてやまない古参右翼も、「創価学会を批判していた朝木明代市議は、何者かによって殺されました」とはいっても、「明らかに創価学会による犯罪」とまでは決していわない。そう断定すれば、たちまち名誉毀損に問われることを十分に認識しているからである。

 この右翼Mは、これまでの矢野・朝木や先輩右翼の街宣から本当に朝木明代が「創価学会に殺された」と信じ込んでいたのだろう。あるいは、先輩右翼のいう「(東村山署が他殺であるにもかかわらず自殺として隠蔽したとする)内部告発者の存在」などという、いつまでたってもその詳細を明らかにできないデマ話によって、すっかり信じ込まされたのだろうか。

 右翼Mがどの時点で矢野と朝木の情報操作にたぶらかされたのかは不明であるものの、「朝木明代は創価学会に殺された」と信じ込んでしまった結果、デマの発生源である矢野も朝木も、さらに「内部告発者の存在」などというデマ話によって支援者を巻き込んだ古参右翼も慎重に踏み越えないように注意していた一線を簡単に踏み越えたのである。なにか彼には、そう断定できるだけの独自の証拠でもあったのだろうか。確たる証拠があれば別だが、矢野・朝木、古参右翼が提供した「材料」以外に確たる証拠がないとすれば、右翼Mは創価学会から不法行為の責任を問われてもなんら不思議のない立場に自らを立たせてしまったということになる。

 右翼Mらのこの日の街宣活動に東村山市会議員の矢野穂積と朝木直子が合流したという事実は確認されていない。矢野と朝木が右翼らと行動を共にしたくないと考えたとしても、それはむしろきわめて賢明な判断というべきだろう(もちろん、右翼Mのこの日の行動の直接的な発端となったのが矢野による「北多摩市民新聞」の発行であることはいうまでもなかろう)。

「何も考えない」右翼

 しかし、すでに矢野と朝木のデマにすっかり乗せられてしまった右翼らが、いま東村山駅前で行った街宣が右翼Mにとって何を意味するかについて理解することは難しかったのだろう。右翼らは街宣車のスピーカーから右翼Mが事前に作成したと思われるエンドレステープを流しながら、東村山周辺街宣の旅に出発したのだった。



 諸悪の象徴、創価学会を追放しましょう。
 
 殺人罪の時効まであと1年。14年前の朝木明代市議会議員の転落死は自殺ではありません。事件を担当した東村山警察署、担当検事もカルト教団関係者(カルトです)。これで公正な捜査ができるのでしょうか。(できません)

 今こそ創価学会の犯罪を暴き、東村山に安全な暮らしを取り戻しましょう。(取り戻しましょう)もう許さない、創価学会の横暴を。

 創価学会・公明党による議会の私物化をやめさせましょう。創価学会の被害者は声を上げて立ち上がりましょう。(立ち上がりましょう)

(カッコ内は別の右翼。それ以外は右翼Mの声)



「行動」と「思考」はなにも対立する概念ではないが、彼らにとって「行動する右翼」とは「何も考えない(考えられない)右翼」ということなのだろうか(「調べない右翼」ともいうらしいが)。エンドレステープの内容もまた、まさに「朝木明代は創価学会に殺された」と主張するものにほかならなかった。彼らが正義の「行動」と信じ込んでいるらしい街宣の旅は、理性的な判断において実は創価学会に対する不法行為(名誉毀損)拡大の旅だった。

(つづく)
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テーマ:右翼 - ジャンル:政治・経済

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