ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

プールマン

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

万引き被害者威迫事件 第9回
「脅し」発言の存在を否定した矢野

 平成7年7月12日、明代を書類送検した時点で東村山署は、6月30日に矢野と明代が被害店に3回現れ、3回目に矢野だけが一人で入ってきて、パート店員に対して「オーナーに、無実の人を訴えると罪になると伝えてください」と言い残していった事実を、パート店員の証言から把握していた。すでに矢野が共謀した明代のアリバイ工作も崩れており、明代の犯人性は明らかだった。

 その明代と矢野が被害店に対して「無実の人を訴えると罪になる」と言い残すとはどういうことか。矢野の言葉はたんなる忠告や警告にとどまらず、仮に店主が矢野の言葉に怯えて被害届を取り下げれば、明代の万引き事件はなかったことになってしまうという現実的効果をもたらすものでもあった。平たくいえば、矢野の発言は被害届を取り下げろという脅しであり、パート店員から伝え聞いた店主もまた、矢野の伝言を脅しと受け取った。

 捜査を指揮していた副署長の千葉英司はアリバイ工作とともに被害者に対する威迫の事実を重視、すでに万引きという軽微な事件ではなくなっていると判断して、明代を区検ではなく東京地検八王子支部に書類送検したという経緯があった。その経緯を十分に理解した上でなおも明代の万引きを否定している矢野が、被害店への来訪目的が「取材」だったと主張したのは当然だった。

 万引き被害者を原告とする『東村山市民新聞』裁判(平成12年2月23日=東京地裁八王子支部)及び「許さない会」裁判(平成14年10月3日=東京地裁八王子支部)での尋問では、矢野の代理人は被害店に対する来訪目的が脅しではなかったのかどうかについて単刀直入に聞いている。味方の弁護士による尋問で、打ち合わせの上で行われたものではあるが、そのやりとりはスムーズである。『東村山市民新聞』裁判からみよう。

矢野代理人 そのときの訪問で店長を出せとか脅したとかいうことが言われているんですが、そんなことはあるんですか。

矢野 全然そんな話はしておりません。まず経営者の方がわかりませんから、お名前はどういう方ですかというふうなことを聞いただけですから。

代理人 この反訳はあなたがご自分でなさったのですか。

矢野 そうです。

代理人 テープの反訳ですか。

矢野 テープです。大事な事件ですので、このときはテープを所持しておりまして録音しておりました。

代理人 この当日の店員とあなたたちの会話のやりとりを録音して全部反訳したものですか。

矢野 そのとおりです。

 ここでは矢野は、店主を脅すような発言はしていないこと、その事実はテープの反訳からも明らかであると主張していることがわかる。


(第10回へつづく)

関連記事

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

TOP