ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

万引き被害者威迫事件 第10回
矢野の独壇場となった法廷

『東村山市民新聞』裁判では弁護士が尋問によって矢野をリードしたかたちだが、平成14年10月3日に行われた「許さない会」裁判における尋問では矢野自身による説明に時間が割かれた。普通では真似のできない矢野の能弁ぶりを知ることができるというだけでもきわめて貴重な記録である。

矢野代理人 この書面は「○○洋品店・女性店員との会話録音(反訳)」です。○○洋品店というのは○○さん御夫婦の経営されるお店ということでしたね。

矢野 そのとおりです。

代理人 これは1995年6月30日にあなたと朝木明代議員が被告である○○さんの店に行って、そこの店員さんとの間の会話を録音したと、その録音を反訳した文書ということですね。

矢野 そういうことです。

代理人 この訪問の理由とか録音した理由、そういったことを簡単にご説明していただけませんか。

矢野 万引きということ自体が、ふっとわいた話というか、まったくあずかり知れないところから出てきた話ですので、一度、これは市民新聞の代表と編集長という関係ですので、その代表者が万引きをした、しかも市会議員であるということになりますと、いろんな意味で社会的信用にかかわりますので、やはり市民新聞として総力を挙げて取材調査をして真相を究明しなければいかん、それを市民の皆さんに説明する責任があるだろうということで、ちょうどこの日は、朝木さんが警察に別件で呼ばれたんだろうと行ったらこんな話が出てきたものですから、じゃあ、そのお店へ行ってどういうふうなお考えなのか、実際朝木はこの人なんだけれども、あなたは見覚えがあるんですかという話も含めて、ちょっと取材をしてみようということでまいりました。
 このときは、7時前に行って店主の方はいらっしゃらないということなので、また1時間後くらいに行きまして、8時くらいには店を閉めるのでそのころには店主が帰ってくるというふうなお話しだったものですから、また行ったんですが、どうもやっぱりお会いしていただけなかったですね。会うのがいやだというような印象がありました。内容は反訳にあるとおり、店員の方と、別に脅迫でも脅しでもなんでもなくて、どういう事情なんですかというふうにお聞きして、それで帰ってきたと。ただ要領を得ないで、この人は知らないといっていましたから、その程度のことなのかなあというふうに思いましたし、万引きはしょっちゅうあるというので、またこれもびっくりしましたけれども。

代理人 この中で、たとえばあなた方、朝木さんと矢野さんが店員さんを脅かしたということはないわけですね。

矢野 そうですね。テープを取っておりますし、反訳のとおりですから、脅かすったって意味がないですよね。こちらの事実経過をお聞きして、実際どういった経過になっているのか、それを知りたかったということですから。

 あたかも矢野の独壇場とでもいうべき法廷風景だが、ここで矢野は「取材の目的」について重要な供述をしている。「朝木はこの人なんだけれども、あなたは見覚えがあるんですかという話も含めて」「取材」に行ったというのである。

 ちなみに一連の朝木関連裁判の中でこの尋問が行われた平成14年10月3日という時期を見ると、この日の矢野の供述は、矢野と朝木直子が明代の「万引き冤罪」と「他殺」を主張して提訴し、最も「立証活動」に力を入れた『聖教新聞』裁判で全面敗訴(一審判決=平成12年6月26日、控訴審判決=平成13年9月11日)、創価学会を原告とする『東村山市民新聞』裁判でも矢野が「めまい」を理由に2度も証人尋問から逃げたあげくに敗訴し(平成13年12月26日)、さらに彼らを取材源として創価学会疑惑記事を掲載した『週刊新潮』裁判で矢野と直子が証人出廷を拒否するなどして新潮社が敗訴(平成13年2月23日)したあと、という関係にある。

 つまり矢野は、それまでにすでに3度の敗訴を重ね、証言から逃げさえしたにもかかわらず、「許さない会」裁判ではここまでの証言ができたということである。その意味でも、矢野のこの日の能弁ぶりがとうてい余人の及ぶものではないことがよくわかろう。


(第11回へつづく)

関連記事

テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

TOP