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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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西村修平事件第6回口頭弁論(その2)
西村主尋問(2)



③万引き事件

西村代理人  朝木明代さんの万引き被疑事件が捏造だと考える理由は何か。

西村  ビニールカバーをかけてハンガーに吊るしてあるTシャツとキュロットのセットの中からTシャツだけ持って逃げるなんて考えられない。警察は盗んだものをなぜ押収しなかったか。またビニールカバーの指紋も取っておらず、万引き犯が朝木さんだという証拠は1つもない。

代理人  目撃者の証言はどんなものだったか。

西村  Sという目撃者は犯人が「黒いカーディガンを着ていた」、黒っぽい服装だったと証言している。矢野さんが裁判で提出した銀行振込の再現写真では上着が白っぽく映っているから、犯人が朝木さんでないことは明らかだ。この1枚の写真で朝木さんが犯人でないことは証明されている。

代理人  再現写真と被害者の証言の違いはほかにあるか。

西村  店主は朝木さんが襟の立ったマオカラーのブラウスを着ていたといっているが、再現写真で朝木直子さんが着ているブラウスは明らかに襟が立っていないことは一目瞭然だ。この再現写真が、万引き犯が朝木さんでないことを証明している。



 西村が明代の万引きが冤罪だったと主張する根拠は、矢野と朝木が万引き当日の服装であるとして朝木が着用して作成した再現写真と最も遠くから見ていた目撃者Sの証言にあるらしいが、いずれも矢野と朝木が「冤罪」の証拠として法廷に提出したものの排斥されており、むしろ再現写真は明代のものとする服装が本物であるという証拠はなく、目撃者Sの証言も東村山署の認定を裏付けるものと認定されている。西村の供述をみるかぎり、これまでの判決を覆すものとは思えない(東村山署が万引きされたTシャツを押収しなかったなどの点は千葉に対する尋問で触れることにする)。

 以上が西村主尋問の主要なやりとりである。朝木事件に関する西村の答弁は鍵に関する「新事実」を除けば(それも「事実なら」の条件付きだが)、私の聞いた限りではこれまでの矢野・朝木の主張を大雑把になぞったものにすぎず、目新しいものは何もなかった。

西村反対尋問(1)

 西村の主尋問が終わり、ただちに千葉による西村に対する反対尋問に移った。千葉はまず、西村が明代の万引きを「冤罪」とし、自殺を「他殺」と主張するにあたり、西村が街宣までにどのような調査を行い、どの程度事実関係を確認しているかについて聞いた。



①西村の基本的な事実認識

千葉  転落現場の目撃者は何名か知っているか。

西村  人数はわからない。

千葉  転落現場には行っているか。

西村  行っていない。

千葉  万引き現場の目撃者数は何名か。

西村  知らない。

千葉  ○○さん(万引き被害者)に事実関係を確認しているか。

西村  居場所がわからないから、確認していない。

千葉  平成20年9月1日の街宣のとき、洋品店に何をしに行ったのか。

西村  見学に行った。

千葉  同行した者の中に日章旗を掲げたり、ヘルメットをかぶった者がいたことを知っているか。

西村  日章旗やヘルメットなんか知らない。

千葉  その後、○○さん(万引き被害者)には事件について確認しているか。

西村  していない。

千葉  朝木が万引き事件でアリバイを主張したレストランには確認に行ったか。

西村  確認はしていないが、警察はレジ・ジャーナルを開示していない。



 ここまでの尋問で明らかになったのは、西村が事件に関する基本的な事実関係について自らなんらの確認もせず、現場にも行っていないということ。万引き現場および転落現場の目撃者の人数についてはすでに警視庁が裁判所に提出した文書によって明らかになっている。つまり西村はこれまでの裁判記録も見ていないということである。

 西村は「行動する保守」Aらとともに平成20年7月29日、八王子駅前で街宣を行い、東京地検八王子支部に対して再捜査の要望書を提出しているが、こんなことで東京地検の捜査に異議を申し立てようとしたのだろうか。これでは相手にされるはずがないし、西村の主張が矢野、朝木の主張のみを鵜呑みにしたものと評価されてもやむを得まい。

 洋品店襲撃事件に関する供述も興味深い。西村は「見学」に行くのに相手を誹謗するプラカードを首からぶら下げて行くらしいし、そのくせ同行した者の中に日章旗を持ったりヘルメットをかぶった者がいたことは都合が悪いから知らなかったことにしようとしたものとみえる。当時は肯定していた支援者の行為を自分が助かるために否定したという点において、西村のリーダーとしての器のほどを明らかにした供述ともいえるのではあるまいか。西村もまた「情けない右翼」のようである。

(つづく)
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