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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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西村修平事件第6回口頭弁論(その16)
鍵受領の経緯について

 千葉の準備書面の中でも、矢野と朝木がことのほか強い反応を示したのが初動捜査で発見されなかった「鍵」の件である。矢野と朝木は鍵について、「発見のされ方が不審」である上に発見後の扱いもずさんだとし、東村山署が「まともな捜査をしなかった」とする理由の1つに挙げている。

 これに対して千葉は、矢野と朝木は「鍵がない」と騒ぎ、そのことが「他殺」が疑われる理由の1つと主張しながら、それらしい鍵が見つかったので確認を求められてもすぐには応じなかったと主張している。鍵発見後の経緯について千葉は準備書面で次のように記載している。



千葉準備書面

 鍵が発見されたのは朝木市議死亡当日の9月2日午後5時30分頃で、発見者が警察へ届けたのは9月4日午前0時45分である。――略――

 鍵の捜査が終了した9月11日に鍵を保管する会計係員が直子氏に探していた鍵らしいのが発見されたので確認に来るようにと電話で伝えたところ、弁護士と相談してからとか、多忙を理由に確認に応ずることを渋った。警察の再三にわたる催促を受け、直子氏が弁護士らを伴って警察に来たのは9月14日である。直子氏が確認を渋った事実を隠蔽しつつ、鍵が不明なのは謀殺事件の証拠だとマスコミに向けて喧伝していたことは不可解というほかない。確認した日は「東村山の闇」にも明記していない。



 これに対して矢野は、西村代理人に送ったメールで次のように反論している。



矢野メール 

「その後、警察が所要の捜査をしたところ、鍵は転落現場のビル2階の廊下に置いてあったカゴに入った使用済みのおしぼりの間に入っていたもので、」という事実は今回、千葉の指摘で初めて知りました。「何者が何の目的で置いたかは解明できていないが、警察犬が帰った後に置かれた可能性がある」というのなら、なぜ、カギ拾得者の「○○(実名)」及び焼肉店オーナー「○○(実名らしい)」(事件現場ビル内在住)を徹底的に取り調べなかったのか不明です。特に「○○」(オーナー)については「出頭をかけたが拒否し、在日なので呼べなかった」と地検の担当佐藤検事が私(矢野)に伝えています。

――略―― 

「警察の再三にわたる催促を受け、直子氏が弁護士らを伴って警察に来たのは9月14日である。」という千葉の主張ですが、「潮」事件判決でも指摘されているとおり、「虚言癖」ともいうべき千葉の特性です。全くそのような事実はありません。



 朝木が鍵の確認に来たのが連絡を受けてから3日もあとの9月14日だったとする千葉の主張を「虚言癖」といっているにもかかわらず、矢野はなぜ確認に行った日がいつだったのかを具体的に明らかにしないのか、きわめて不可解である。

 しかしこの件に関する本質的な問題は、矢野が鍵の確認に行った日を明らかにしないことよりも、鍵の確認に行ったのが連絡を受けてから3日後だったこと、またその点を指摘されたことに対して矢野はなぜこれほどムキになって反論する必要があるのかというところにあるような気がしてならない。確認に行ったのが3日後になった理由がたんに都合がつかなかっただけだったのなら素直に認めればいいのではあるまいか。

 にもかかわらず矢野が、朝木が鍵の確認に来たのは3日後だったという指摘にこれほど執拗に反論するのは、実際にはやはり何か、彼らなりの思惑があったからではないかという疑念を逆に生じさせる。そうでなければ、確認に行った日付も明らかにしないまま「虚言癖」の一言で片づけるのは一方的過ぎよう。

特定された時間と場所

 鍵が見つかったとの連絡を受けた朝木は、他殺の重要な証拠」と主張しているにもかかわらず、ただの確認に行くまでになぜ3日もかかったのだろう。明代の鍵かどうかを確認するだけだから、もちろん弁護士を同伴する必要があるとも思えない。むしろ「他殺」を主張しているのだから、それが明代の鍵かどうかを確認するのが先決なのではないのか。早ければ早いほど捜査が進展する可能性も高まろう。

 しかし、それはもちろん明代の転落死に第三者が関与していればの話である。東村山署の捜査では、事件発生前後に不審な人物の目撃情報や争う声を聞いたという証言はなく、現場でも他殺すなわち第三者が介在したと判断できる状況は発見されていない。明代が置いた可能性があるかといえば、矢野もいうように、どう考えても明代がおしぼりケースの中に鍵を隠す理由は考えられない。すると、鍵をおしぼりケースの中に入れたのは誰なのか。明代の転落死に犯行グループが存在しないとすれば、明代の鍵を入手することのできる人物は限られてこよう。

 それはともかくとして、鍵が発見された時刻からみて、鍵がおしぼりケースの中に入れられた時間は警察の捜査終了後から発見まで、9月2日の数時間に限定される。また、おしぼりケースは前日から同じ場所にあったもので、遅くとも9月1日午後9時30分前後まで明代が鍵を所持していたのは明らかだから、鍵が入れられた場所と発見場所が同一であることもほぼ特定できよう。つまり、鍵が入れられた時間帯が絞られ、鍵を入れた場所が限定されるということは、鍵を入れた人物をかなりの範囲で限定させるということである。

(つづく)
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