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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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アニマルポリス請願事件 第4回
沈黙の意味

 6月18日の6月定例会最終日、本会議場で請願審査に関する委員会報告が行われ、アニマルポリスによる請願が委員全員一致で不採択になったことが報告された。当然、矢野が質疑を行うだろうとみられていた。ところが矢野は沈黙したままだった。矢野からは質問通告書が出されていなかったという。

 この請願は実質的には矢野自身というだけでなく朝木明代の名誉に関わる問題である。にもかかわらず矢野はなぜ黙っているのか。矢野を知る者からすれば、これはきわめて異例なことである。

 だから、佐藤は矢野に「やらないの?」と聞いた。すると矢野は、

「お仲間がまた敗訴したなあ。殺人の時効も廃止されたんだよ」

 と、請願とは無関係の反応をしたという。「お仲間の敗訴」については稿を改めようと思うが、「万引きを苦にした自殺」に殺人事件の時効がどう関係するというのか。確かなのは、矢野と朝木が万引き被害者を加害者呼ばわりしていることについてだけは、すなわち彼らの道義的責任、反社会的行為に対する時効はないということである。

 さて、この佐藤と矢野のやりとりから判明したのは、矢野が委員会報告に対して質疑の意思を持っていなかったこと、どうも請願については触れたくない様子であること――の2点である。

 矢野がこの請願によって「明代は殺された」とする発言の正当性が認められることを本当に期待していたとすれば、委員会を傍聴もせず、質疑もしないのはきわめて不自然である。しかし、最初から採択を期待していなかったとすれば、傍聴に来なかったことも質疑をしなかったことも一応理解できる。矢野の対応にはそれなりの一貫性がうかがえるのである。

「やらないの?」と聞く佐藤に対して話をそらしたのも、目的はともかく、最初から本気ではなかったことを悟られまいとする思いがあったのではあるまいか。一般に紹介議員がすべての請願に対して請願人と同等の責任を負わなければならないということはないだろう。しかし、今回の請願はほかでもない明代の死因についての問題である。紹介議員であるとはいえ、明代の万引きを否定しつづけている矢野が本気ではなかったなどということは彼らの支持者に対して、「行動する保守」一行に対して、もちろんアニマルポリスに対しても許されることではあるまい。

 しかしどう見ても、矢野の一連の対応を本気と評価することはとうていできない。矢野自身もそのことをよく自覚しているからこそ、「やらないの?」という佐藤の一言に対して論点をはぐらかすしかなかった、ということなのではあるまいか。不採択の報告に対して何の質疑もしなかった矢野の対応もまた、十分に矢野の真実を物語っていよう。

 遠い福島から送料を負担し、東村山までわざわざ書類を送り届けたのは何のためだったのか、アニマルポリスもよく考えてみるべきなのではないか。その上で、できればもう二度と私の前で仁王立ちしたり、千葉の顔を下から覗き込んだりするのはやめてもらいたいものである。

 私はまだいいとしても、千葉に対する侮蔑行為は、国会議員や警視庁内部の圧力に耐えて事実を曲げなかった一警察官の職務行為をあざ笑い、否定することにほかならない。なんらの調査もしていない者が、一方的に他人の人生を否定することは許されないということを知るべきである。

きわめて不適切な発言

 余談だが、この6月定例会でも、朝木直子の発言に関して削除が検討されるという出来事が起きていた。6月3日に行われた一般質問で朝木は市長の市民税徴収の姿勢について質した。市長は「滞納については厳しい態度で臨む」方針のようだが、これについて朝木は「すべての滞納者に対して区別なく厳しい対応をするのは人としてどうかと思う」とする趣旨の発言をしたのである。

 市長は答弁で朝木が使用した「人としてどうか」との文言を問題視、議長に対してすみやかな対応を求めた。渡部市長がこれほど色をなすのはめずらしいことである。議会は行政について議論する場であり、人格を問う場所ではない。「人としてどうか」とは市長の人格に疑問を呈するものと受け取られる可能性もあり、市長が無視できないと感じたとしても無理はない。議会の場においては不穏当であり、不適切な発言であると私は思う。

 議長は答弁終了後ただちに休憩を宣言し、議会運営委員会が開かれた。再開後、議長は特に名指しはせず「発言は議会としての品位をもって行うよう注意していただきたい」とする一般的注意にとどめた。「人として問題がある」とまでは断定していないこと、またこれ以上の混乱を招きたくないという思いも多分にあったのだろうと推測している。

 議長の注意を聞いた議場内は野次が飛ぶでもなく、反応は静かだった。朝木が市長に対して「人としてどうか」と発言したことについては、議員各個や傍聴人にはそれぞれ思うところがあったかもしれない。しかし、その思いを軽々しく口に出すことは、朝木と同じ浅慮に陥ることになりかねないのだった。

 今回の朝木の不適切発言に対して一般的注意にとどめた東村山市議会の対応はやむを得まい。しかし議長の注意を聞いた議員は、その注意に重い意味が含まれていることを十分に理解したはずである。

 なお、矢野と朝木がこの東村山市議会の対応をどう受け止めたかについては定かではない。

(了)
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