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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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東村山街宣事件一審判決(その3)
 判決から数日後、私は判決文の内容を具体的に知ることができた。その内容は、創価学会側にとっては完勝、右翼Mらにとってはその主張がことごとく排斥された無残としかいいようのないものだった。判決内容を見ていこう。

執拗な街宣

 まず東京地裁の認定によれば、右翼Mと行政書士が平成21年6月14日に行った街宣活動は9回で、その内容はそれぞれ以下のとおりである。



①街宣車を走らせての街宣(午前および午後/東村山市内および東大和市内)
 右翼Mは東村山市内および東大和市内において街宣車を走らせながら、街宣車に搭載したスピーカーで、

「今こそ創価学会の犯罪をあばき、東村山に安全な暮らしを取り戻しましょう。もう許さない、創価学会の横暴を。創価学会・公明党による議会の私物化をやめさせましょう。創価学会の被害者は声を上げて立ち上がりましょう。日本を滅ぼす諸悪の象徴、創価学会を追放しましょう。

殺人罪の時効まであと1年。14年前の朝木明代市議会議員の転落死は自殺ではありません。事件を担当した東村山警察署、担当検事もカルト教団関係者。これで公正な捜査ができるのでしょうか?」

 などと録音したテープを繰り返し流し、行政書士はテープの内容に合わせて「許さない」「追放しましょう」「カルトです」などの発言を繰り返した。

 街宣車には、「殺人罪の時効まであと1年」「創価学会の犯罪を許さない」「朝木明代市議は自殺じゃない」「東村山警察署・担当検事もカルト教団関係者」と記載した横断幕を取り付けてあった。

②東村山駅東口における街宣活動1(午前9時30分ごろ)
 右翼Mは東村山駅東口において同日午前9時30分ごろ、街宣車から降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「公明党・創価学会の不正というものを糾弾しておりました女性市議会議員が転落死いたしました。この事件を担当、東村山警察署は、たんなる自殺というふうに片づけましたが、これは明らかに創価学会による犯罪なんです」

「朝木明代市議が万引きして警察につかまったことを苦にして自殺したんだというストーリーまで作り上げているんです。これが創価学会のやり方なんです」

「創価学会というのはまさに犯罪者の集団なんです」

「日本の国を牛耳ってやりたい放題、不正、犯罪のオンパレードなんです」

 行政書士は右翼Mの街宣に合わせて「そーだ」と繰り返し、街宣終了の際には「よろしくお願いしまーす」「ありがとうございまーす」と発言した。

③創価学会東村山文化会館前における街宣活動1(午前10時30分ごろ)
 浦安の行政書士は創価学会東村山文化会館前において同日午前10時30分ごろ、街宣車を降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「数々の嫌がらせ、犯罪行為をやってきた創価学会に宗教法人を名乗る資格はありません」

 右翼Mも街宣車を降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「朝木明代市議が駅前のビルから突き落とされて殺されました。殺人罪の時効、当時、あと1年で時効になります。いまこそ、この薄汚い創価学会の犯罪に対し、われわれ国民が、市民が糾弾の声、鉄槌を下していかねばなりません」

「創価学会はこの日本における最大最悪の犯罪集団」

「創価学会の犯罪を許すなー」

「創価学会は殺人をやめろー」

「犯罪者集団創価学会を許すなー」

 行政書士はその際、右翼Mの発言に合わせて「そーだ」と大声で賛意を示す発言をした。

④東村山駅東口における街宣活動2(午前11時ころ)
 右翼Mは東村山駅東口において同日午前11時ころ、街宣車から降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「公明党・創価学会の不正というものを糾弾しておりました女性市議会議員が転落死いたしました。この事件を担当、東村山警察署は、たんなる自殺というふうに片づけましたが、これは明らかに創価学会による犯罪なんです」

「創価学会というのはまさに犯罪者の集団なんです。日本の国を牛耳ってやりたい放題。不正、犯罪のオンパレードなんです」

⑤東大和駅前における街宣活動(午後0時ころ)

 右翼Mは東大和駅前において同日午後0時ころ、街宣車を降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「殺人事件の時効まであと1年。朝木市議は自殺ではない。カルト教団創価学会が事件に関与している。朝木市議の事件を担当した警察の人間はカルト教団の関係者」

「カルト教団創価学会を糾弾し、東村山市議会を正常化させよう。カルト教団は許さない。創価学会の被害にあっている皆さん、立ち上がろう」

⑥創価学会東大和文化会館前における街宣活動(午後3時ころ)
 右翼Mは創価学会東大和文化会館前において同日午後3時ころ、街宣車から降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「平成7年に、えー、殺害されました東村山市議朝木明代さん、その事件があと1年で時効になろうとしております。殺人事件の時効まであと1年。この創価学会による謀略」

「なんといっても宗教団体の皮を被りながら実際は犯罪のオンパレード、殺人組織化されているのが創価学会でありましょう」

「創価学会が殺人部隊を擁するということの証ではないですか」

「われわれ国民は創価学会の犯罪を許さないぞー」

「創価学会による殺人を許すなー」

 右翼Mの街宣の際、行政書士は拡声器で「叩き出せー」などと大声で発言し、右翼Mの発言に合わせて「そーですねー」「許さないぞー」などと賛意を繰り返すとともに「犯罪者集団、創価学会を日本から叩き出せー」「宗教の皮をかぶった詐欺師集団、創価学会を叩き出せー」などと発言した。

⑦創価学会東村山文化会館前における街宣活動2(午後3時43分ころ)
 右翼Mは創価学会東村山文化会館前において同日午後3時45分ころ、街宣車から降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「創価学会によって殺害された朝木明代さん」

 行政書士はその際、右翼Mの発言に合わせて「許さない」「そうだ」「そうです」などと賛意を示す発言を行った。

⑧公明党市議会議員宅前における街宣活動(午後4時10分ころ)
 右翼Mは公明党東村山市議宅前において同日午後4時10分ころ、街宣車から降り、以下のような街宣を行った。

「創価学会というのは犯罪者の集団。殺人部隊さえ持った集団だ。暴力団も持ってるし、創価学会は右翼の街宣車だって自由に動かせるんだ」

⑨東村山駅東口における街宣活動3(午後4時50分ころ)
 右翼Mは東村山駅東口において同日午後4時50分ころ、街宣車から降り、拡声器で以下のような街宣を行った。

「公明党・創価学会の不正というものを糾弾しておりました女性市議会議員が転落死いたしました。この事件を担当、東村山警察署はたんなる自殺というふうに片づけましたが、これは明らかに創価学会による犯罪なんです。創価学会というのはまさに犯罪者の集団なんです。日本の国を牛耳ってやりたい放題。不正、犯罪のオンパレードなんです」



 東京地裁が認定した①~⑨の街宣をみると、右翼Mと浦安の行政書士が東村山および東大和で行った街宣活動は9時30分の東村山駅前街宣1(②)を皮切りに4時50分の東村山駅前街宣3(⑨)まで行い、各街宣地点への移動の間には街宣車から録音テープを流していた(①)ものとみられる。

 なお上記街宣のうち、について行政書士は「創価学会側が提出した録音データには改ざんまたは加工した可能性がある」と主張したが、東京地裁は「改ざんまたは加工がなされたことをうかがわせる証拠はない」と行政書士の主張を斥けている。またについて右翼Mは「創価学会によって殺害された朝木明代さん」との発言について否認し、行政書士はここでも「創価学会側が提出した録音データには改ざんまたは加工した可能性がある」と主張したが、東京地裁はいずれの主張も斥け、右翼Mが上記発言をした事実を認定している。

 街宣の内容を要約すれば「朝木明代を殺したのは創価学会である」「創価学会は犯罪者の集団だ」というものである。つまり右翼Mと行政書士は平成21年6月14日、東村山市内と東大和市内において午前9時30分から午後5時まで8時間近く、創価学会に対する誹謗中傷を繰り返したということになる。内容もさることながら、とりわけその執拗さは、仮に彼らなりの正当性があったとしても、それだけではとうてい理解しがたいものというほかなかった。

(つづく)
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