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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

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右翼M事件 第1回
敬意集める「行動する保守」A

 警視庁東村山警察署元副署長千葉英司が東京・中野区在住の右翼Mを提訴している裁判の第5回口頭弁論が平成22年10月6日午後1時30分から東京地裁立川支部で開かれた。この日も裁判所は駐車場入口に数名の職員が立ち、その脇には「街宣車の入場はできません」と書いた看板も立てられた。午後1時20分ごろに看板が撤去されたところをみると、右翼Mが街宣車で乗りつけることを想定していたことがうかがえた。

 法廷前に行くとこれまでどおり裁判所職員が数名立っている。「行動する保守」関連裁判では当事者以外は開廷5分前にならないと入廷できない。私は周辺を一回り見渡した。すると、法廷に向かって右脇にある待合スペースに、西村修平につき従っている女傑Mと並び称されるもう1人の有名な女性活動家Gがベンチに座っていた。女性活動家は私を認めると、抗議の感情を押し殺したような強い視線を投げてきた。西村の信奉者ということは、あるいはこの人も女傑なのだろうか。

 女傑G以外にはまだ「行動する保守」一行は到着していないようだった。私は女傑から一定の距離を置いてベンチに腰を降ろし、開廷を待つことにした。そこにやって来たのは「行動する保守」Aである。たいてい同行する弟子の姿はない。「行動する保守」Aはどうやら1人で来たらしかった。「行動する保守」Aはベンチに座っている私に気がついたが、以前とは異なり、私に近づいてはこなかった。

 数分後、エレベーターの方向がざわめいた。複数の人間が降りてきたらしく、足音に混じって話し声も聞こえてくる。それを聞きつけた「行動する保守」Aが法廷の方へ向かう。私も立ち上がって目をやると、右翼M一行が到着したところだった。それまで平穏そのものだった法廷前が一瞬にして不穏な空気に包まれた風情である。右翼Mは職員に促されてそのまま当事者入口から法廷へと消えた。

 右翼Mに同行してきたのは西村修平と女傑M、ほかに4名の支援者だった。西村はソフトケースに入った一抱えほどもあるハンドスピーカーを職員に預けている。閉廷後の街宣のために遠路、抱えてきたのである。

 背後では「行動する保守」一行とも一般の傍聴人とも明らかに雰囲気の異なる4名が彼らの様子をうかがっている。半年ほど前まではすでに西村から離反した幹部などに話しかける光景がしばしば見受けられたが、この日は誰も一行に話しかけようとはしない。一行に対するスタンスになんらかの変化があったのかもしれなかった。

 開廷時刻が近づき、職員に促されたのか、一行は1列に並び始めた。そこへ「行動する保守」Aが近づいていくと、2名の若い支援者が深々と頭を下げて挨拶していた。さすが「先生」と呼ばれる大物だけのことはある。それほど尊敬を集めているのだから、「行動する保守」Aは若者の期待に応えなければならない。

「行動する保守」Aは矢野と朝木が開催した「追悼集会」で挨拶に立ち、「内部告発者」に加え、衝撃的かつ奇抜な新しい「極秘情報」を公表したと伝えられている。いずれ「内部告発」の内容とともに明らかにされるのではあるまいか。なお、「内部告発」とともにその「極秘情報」に対する矢野・朝木のコメントはいっさいない。新たな「極秘情報」については一部支援者の間で不思議なことに、指導者が公表したとされる事実自体を頭から否定する声が多い。

 開廷5分前、「行動する保守」一行は列を乱すことなく法廷に入った。それを確認したのち、私も法廷に入った。一行をうかがっていた4名は最後列に座り、傍聴席の後方2カ所には裁判所職員が立った。傍聴席の後ろに職員が立つのは「行動する保守」関連裁判ではすでに見慣れた光景である。東京地裁における厳重な警備態勢といい立川支部の対応といい、「行動する保守」一行に対する裁判所の評価が定着したということと理解できた。

徹夜で提出した準備書面

 この日、私が注目していた点は2点あった。1つは、右翼Mが準備書面を提出するのかどうか。もう1つは、これまでなんら触れていない真実性・相当性を主張・立証するのかどうかという点である。前回の口頭弁論で裁判長は右翼Mに対して9月27までに準備書面を提出するよう命じていた。しかしこの日の午前中までに、千葉の元には書面は届いていなかった。

 しかし法廷に入ると、千葉が何かの書面に目を通しているのがわかった。あとで確認したところ、書面は10月6日午前4時に裁判所に届いていたことがわかった。右翼Mは書面を間に合わせるために徹夜したのだろう。よほど充実した内容なのだろうか。

 右翼Mの準備書面の内容を紹介する前に、千葉の訴えの内容とこれまで開かれた口頭弁論の流れを確認しておこう。

 千葉が右翼Mを提訴したのは平成21年9月8日。右翼Mは平成21年9月1日発行した「政経通信第38号」において次のように記載した。



(タイトル)
創価学会の犯罪を許さない
徹底した総力戦で粉砕するぞ!

(リード)
殺人さえも厭わない犯罪者集団が政治を牛耳る
高額賠償請求の乱発は司法を駆使した恐喝行為だ

(本文)
「東村山の闇」に光を!
(朝木市議の転落死事件は)創価学会が口封じに殺害した可能性が高く、現場の状況証拠から見て、これは確定的である。
 ……略……
 にも拘わらず捜査の指揮をとった東村山警察署の千葉英司副署長(当時))は強引に自殺として処理。(本件記載1)
 ……略……
 自殺に見せかけるためにはその動機が必要となる。そのために同年6月19日に朝木市議が駅近くの洋品店でブラウスを万引きしたという事件をでっち上げた。後日取調べを受けた朝木市議は書類送検されたことを苦に自殺したというストーリーまでお膳立てしていた。(本件記載2)
 ……略……
 この男こそ13年前、自殺事件にすり替えた張本人・千葉英司だったとわかった。警察を退職した今でも創価学会シンジケートで繋がり、店主を装って用心棒を演じていたとは。(本件記載3)



 千葉は、これらの記載(本件記載1~3)によって名誉を毀損されたと主張している。

(つづく)
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