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右翼M事件 第6回
「行動する保守」Aと重なる立証対象

 右翼Mは第6回口頭弁論においても真実性・相当性の主張・立証をまったくしなかった。しかし右翼Mの「公然性はない」とする主張はどこまで認められる可能性があるのだろうか。前回紹介した右翼Mの主張①については、問題は記事の分量ではなくその意味内容だろうし、②以下の主張についても裁判所が認めるとみるのは難しいのではなかろうか。

 とすれば、右翼Mはやはり真実性・相当性を主張しておく必要があったのではないか。しかし盟友の西村修平は千葉から提訴された裁判で矢野と朝木の全面的な支援を受けたものの、その主張はことごとく排斥されている。右翼Mも内心は、西村が行った立証活動では「朝木明代は謀殺された」とする事実を証明することはできないと考えているのだろうか。

「新証拠」による立証の可能性が残されているとすれば、「行動する保守」Aのいう「内部告発」以外にはないのではないか。「行動する保守」Aは本件記事を転載して千葉から提訴されており、真実性・相当性の立証対象は重なってこよう。「行動する保守」Aがこれまで提出されていない「証拠」を提出すれば、右翼Mにも立証の道が開かれる可能性がないとはいいきれないのである。「行動する保守」Aの裁判も始まっており、すでに3回の口頭弁論を重ねている。

 ところが、「行動する保守」Aが被告となっている裁判の口頭弁論が11月10日に開かれたが、代理人が急病ということで出廷せず、準備書面も提出しないという事態となった。この時点で「行動する保守」Aが「内部告発」の事実とその内容について主張していれば、右翼Mも11月24日の行動弁論までに真実性・相当性の主張・立証ができた可能性もあったのではあるまいか。その「行動する保守」Aは裁判終了後の街宣を知らせただけで、傍聴にも街宣にも姿を見せなかった。もちろん、真実性・相当性の立証をしなかったために一審で敗訴したとしても、控訴審で立証できれば状況が変わる可能性もないとはいえないが。

 この日、裁判官は原告被告双方から提出された準備書面と書証を陳述扱いとし、「これで双方の主張は出尽くしたと考えていますが、いかがですか」と双方に問うた。右翼Mが再三の求釈明にもかかわらず真実性・相当性の主張をしていない点について、裁判官はこの日も触れもしなかった。

 裁判官が真実性・相当性の主張が必要と考えているとすれば、右翼Mにはその機会を十分に与えたと考えているということだろう。その場合には、右翼Mが「真実性・相当性の主張・立証をしなかった」ではなく「真実性・相当性の立証がない(できなかった)」と認定されることになろう。

かなり食い違った主張

 このとき右翼Mから裁判長に質問があった。右翼Mは「原告は請求原因以外のこと(洋品店襲撃や裁判所内で千葉に詰問したり、裁判官を追いかけて壇上まで駆け上がったりしたこと)」をさかんに主張しているが、請求原因とは無関係のことについて被告は反論する必要があるのでしょうか」という。千葉としても直接関係ないことは承知の上で取り上げていると思うが、右翼Mとしては裁判長から千葉に対して「無関係のことを持ち出さないように」と注意してもらいたいとでも考えたのだろうか。これに対して裁判長は「被告が必要があると思えば反論すればいいし、必要がないと思えばしなければいいんじゃないですか」と答えた。

 右翼Mとしては千葉が背景事情として主張した請求原因とは直接関係ない点についていたく気になっていたようである。右翼Mは裁判長に問いながら、これらの点については第4準備書面で否認する主張を行っている。右翼M側の主張としてきわめて興味深いいくつかの点について紹介しよう。



(右翼Mの主張)

右翼Mが「情けない右翼だな」といわれたことについて千葉を詰問したことについて

 待合室で被告は原告に対しては、答弁書での質問と同様に「何に対して恥かしくないか、と聞いたんですか」「答えてください」等と、「です」「ます」調で紳士的に尋ねている、原告が記述するが如き「説明しろ」「答えろ」、と言った暴言的な聞き方はしていない。

 被告は常日頃の演説でもこのスタイルは常に堅持しており、暴言的な口調で訴える人間に対しては、一緒に活動に参加する人間であっても批判している。

 道理を踏まえた被告からの質問に対し、原告は一切聞こえないかの如く無視する姿勢を貫いて、被告が暴力に訴え出るのを待っていたのである。



 この現場に私もいたが、右翼Mと同調者らが千葉を取り囲んで詰問していた光景はとうてい「紳士的」だったとはいえない。千葉に罵声を浴びせる同調者を右翼Mが制止した事実もない。右翼Mは「同調者」について自分の支持者ではなく、

〈おそらく裁判当事者(西村)の支持者であると思われる。よって、その言動に関しても被告は関知していない。賛同も支援も行っていない。〉

 などと主張している。仮にそれが事実としても、右翼Mが「紳士的」に話したかったのなら、右翼Mの「方針」に反して暴言を浴びせている「同調者」を排除すべきだったろう。しかし右翼Mが「同調者」らに対して言葉を慎むよう求めた事実はない。右翼Mは「同調者」らの暴言を容認し、彼らと一体となって千葉を脱出できないように包囲していたのである。いまさら「その言動に関しても被告は関知していない。賛同も支援も行っていない」などといっても説得力はない。
 
 裁判所職員がその後千葉に対して「今日の傍聴はしない方がいいのではないか」とアドバイスしたのも、職員からみて千葉が右翼Mに近づけばまた危害を加えられる恐れがあると感じられたからだろう。すなわち少なくとも、右翼Mらが千葉を取り囲んで詰問する状況が「紳士的」だったとはみていないということである。



(右翼Mの主張)

「右翼Mが傍聴人を足蹴にした」ことについて

 当日、被告は傍聴席において創価学会信者と隣り合わせて着席したが、左隣の信者が大きく足を広げてきた為に、信者の右足太股が被告のスペースにはみ出し、被告の左大腿に密着してきた。これを気色悪く不快に感じた被告は、「太腿を擦り付けるな」、と左太腿で押し返したのであった。足蹴りにしたことはない。



 私と千葉が当事者から直接聞いたところでは、彼は明確に「右翼Mから蹴られた」と証言している。

(つづく)
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