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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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「行動する保守」事件 第4回
 昨年末以来、「行動する保守」一行の一角を担っていた浦安の行政書士周辺で著しい足並みの乱れが生じ、様々な反目や離合も起きているらしい。軽いめまいを覚えるが、個々に程度の差はあるとしても、直近の動きはしょせん「行動する保守」内部のコップの中の嵐で、いずれも常識外の出来事のように思える。

 足並みの乱れということでは、最初に表沙汰になったのは「行動する保守」の重鎮、西村修平の「主権回復を目指す会」である。その後千葉が提訴した裁判で平成22年12月10日、離脱した相被告の元側近が西村との同席を忌避し、分離裁判を求めたことで、彼らの関係がたんなる離脱や退会ではすまないものとなっていることを内外に印象づけた。

 内情を知る者の造反は組織にとってやっかいである。そのせいか、東京地裁立川支部に集まった西村のほか右翼Mや「行動する保守」Aの弟子らは原告の千葉よりもむしろ袂を分かった元側近に対して苛立っているようにみえた。行政書士の周辺で発生したとされる一般には難解な事件をめぐっては衝動的かつ煽情的な彼らの生態の一端が暴露され、関係者は著しく信用を失墜させているようである。事情は異なるとはいえ、側近から反旗を翻された西村としても内心穏やかではないということなのかもしれなかった。

「行動する保守」Aの立場

(あくまで内輪の支援者から)指導者として敬意を集める「行動する保守」Aも、そんな「行動する保守」の状況をことのほか憂慮していたようである。「行動する保守」Aは平成22年末、「行動する保守」内部で起きた離反劇について「各団体の内部における問題なので、深く言及することは致しませんが」と前置きした上で「(当事者は)深く反省すべきであると私は感じました」と年長者らしく間接的な表現で苦言を呈し、またそれが自らの関係する団体にも波及したことについて「その責任を痛感した次第です」と述べている。

 ただ、「行動する保守」Aは最後に「責任を感じている」と受け取れる発言をしているものの、「行動する保守」内部で相次いだ反目や離反がいったいいかなる問題によって起きたのか、「行動する保守」Aがなぜ「責任を感じ」なければならないのかについてはさっぱりわからない。さらに「行動する保守」Aが、「そのような事情もまた……活動に足が遠のく原因になった」と告白していることについてはもっとわからない。「行動する保守」内部で起きた混乱が「(自分とは直接関係のない)各団体の内部における問題」にすぎないのなら、なぜ「行動する保守」Aが「活動に足が遠のく」ことになるのだろうか。

「行動する保守」Aは指導者として、こんな曖昧な一文で支援者らに対して十分な説明をしたと考えているのだろうか。あるいは「行動する保守」の内部にいれば、この説明で得心がいくということなのか。理由は定かではないものの、私には「行動する保守」Aが具体的な原因に言及することを意図的に避けているようにみえる。

 いずれにしても、それまでの信頼関係の崩壊は、西村と元側近の関係がそうであるようにいろいろな要素が積み重なった結果であるのが通常である。「行動する保守」においてその大きな原因のひとつをなしているのが、「行動する保守」Aが「内部告発者の証言を得た」として東村山デマ事件に「行動する保守」一行を引きずり込んだことにあると私は考えている。

 現に西村と元側近は千葉から提訴されて彼らが反目し合っている事実がいっそう顕著になった。それだけでなく、今後「行動する保守」の混乱に拍車をかけるような内部事情が暴露される可能性もないとはいえない。そのような事態にならなかったとしても、千葉から提訴されたこと自体、そもそも彼らを東村山デマに引きずり込んだ「行動する保守」Aの責任は免れまい。「行動する保守」Aが同じ記事で「逮捕された事件の裁判結果はまだ残されており、民事訴訟も数多く抱えています。このような問題に関する裁判支援闘争などには引き続き参加していきたいと考えています。」と述べているのは指導者としての責任感の表れとみるべきではあるまいか。

 ただし「行動する保守」Aは西村や右翼M、行政書士らが提訴された裁判の傍聴に行き、あるいは街宣に参加しただけでは「裁判支援闘争」に参加したとはみなされまい。「行動する保守」Aは一行を東村山デマに引きずり込んだ最大の責任者である。したがって「行動する保守」Aの「裁判支援」とは、彼が「直接会って聞いた」とする「現役警察官による内部告発」の事実を立証すること以外にはあり得ない。

「行動する保守」Aは「調査を継続」

「行動する保守」Aが「内部告発」なるものを公表したのは平成20年7月29日である。それから2年半になろうとするが、「行動する保守」Aはいまだその内容を公式に説明すらしていない。「行動する保守」Aがそれさえ立証すれば「朝木明代謀殺事件の真相」が明らかになり、一行が提訴されている裁判も有利になる可能性もあろう。

「行動する保守」Aは「内部告発」の内容をいつ詳細に説明し、立証するのか。この点について右翼Mは、行政書士とともに創価学会から提訴された裁判(東村山街宣事件)の控訴理由書(平成22年12月21日付)で、「内部告発」立証の進捗状況について次のように述べている。



 平成20年9月1日に東村山駅前において、民間団体が主宰する(ママ)「東村山市議朝木明代さんの謀殺事件の真相を究明する集会」が行われ、被告Mは参加している。

 主宰者(ママ)の訴外「行動する保守」A(筆者注=書面では実名)は演説の中で、「創価学会の関与は疑いの余地が無い。警察関係者からの内部告発があった」、と断言している。

 当時の事件に関った警察関係者が創価学会の関与を知っているものであるから、この警察関係者が真実を証言すれば、創価学会が殺害事件に関与したことは明白となる。

 しかしながら現在はまだ、当の警察関係者が公に証言を行うことを躊躇しているものと思われる。警察関係者からの綿密且つ、正確な情報収集と証拠が提出できれば、事件の真相が解明されることは間違いない。

 今現在、関係者を通じて警察関係者との交渉で調査・聞き取りを継続している。



 最後の一文は主語が欠落しているが、「調査・聞き取りを継続している」のはもちろん「行動する保守」Aで、右翼Mは「行動する保守」Aから直接こう聞いているということと理解できよう。

「関係者を通じて」というのは再伝聞で証拠とするには難しかろうが、「行動する保守」Aは最終的にこの「警察関係者」による実名の告発(陳述書あるいは人証)を提出するつもりなのだろう。「行動する保守」Aはすでに3年前、この「警察関係者」に「直接会った」というのだから、「関係者を通じ」るのではなく、また会えばいいのではあるまいか。

 一方、「行動する保守」A自身とその弟子が千葉から提訴された裁判の口頭弁論は1月19日に迫っている。「行動する保守」Aは平成22年9月8日付準備書面(第2回口頭弁論)で〈事実については次回期日までに詳細に主張する。〉と述べたものの、同年11月10日に開かれた第3回口頭弁論では準備書面を提出しなかった。第2回口頭弁論から4カ月、前回口頭弁論から数えても丸2カ月がたっている。

 したがって今度こそ「行動する保守」Aは「朝木明代謀殺事件が陰謀によって自殺として処理された事実」について「詳細に主張する」ものと思われるが、第4回口頭弁論まで1週間と迫った平成23年1月13日現在、「行動する保守」Aから準備書面はいまだ届いていないという。「調査・聞き取り」を継続しているのだろうか。

(つづく)
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