ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

プールマン

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

西村・細川事件 第3回
 元警視庁東村山警察署副署長千葉英司が総額140万円の支払いなどを求めて「主権回復を目指す会」代表の西村修平と元側近(細川)を提訴していた裁判の被告細川に対する第2回口頭弁論(分離後初)が1月28日、東京地裁立川支部で開かれた。

特別厳戒態勢

 注目されたのは、「(かつての部下である)細川の答弁書を見なければ準備書面が書けない」と普通でははっきりいいにくいセリフを堂々と公言していた西村が傍聴に現れるのか、また第1回口頭弁論の際、妙にいきり立っているようにみえた「行動する保守」Aの弟子や右翼M、女傑Mなど(要するに弟子以外は前日万世橋署前で気勢を上げた精鋭たち)の動向はどうなのか、という点だった。

 この日私は午後1時前に裁判所に着いた。一階ロビーを見渡してみたが、それらしい人影は見当たらない。そのままエレベーターで4階に上がると、法廷前は裁判所職員の数がいつもより多く、いつにもまして警戒感が強いように感じられた。公安関係者らしき人たちも5、6名、西村らがエレベーターから降りてくるのを待ち構えている。

 開廷10分前ごろになって姿を見せたのは細川の盟友紫藤だった。活動の一線から離れたためか色も白くなり、かつてのよくいえば精悍なイメージは影をひそめたようにみえる。細川を支援する気持ちとともに西村や右翼Mらとの対決も辞さない決意を秘めていたのかもしれない。

 開廷5分前になり、千葉が法廷に招じ入れられたが、傍聴人にはまだ入廷許可は降りない。結局、傍聴人の入廷が許されたのは開廷2分前だった。「行動する保守」関連裁判のいつもの入廷時間は5分前だから、裁判所がこの分離裁判に対してより特別な警戒態勢を取っていることがうかがえた。

平穏な法廷

 法廷に入ると、細川はすでに入廷していた。裁判長もすでに着席して傍聴席を見渡している。西村や右翼Mらは結局姿を現さなかった。大挙して押しかけることは細川に対する威圧と取られ、かえって心証を悪くするだけと正常な判断をしたのか、あるいはたまたま都合が合わなかっただけなのかは定かではない。傍聴人は紫藤と細川の支援者のほか3名と公安関係者とおぼしき6名だけである。

 裁判長はまず千葉に対し、細川に対する請求原因が動画及び写真の掲載に関わる点に限定することを確認した上で、細川に対して具体的に主張するよう求めた。細川は答弁書で動画および写真の掲載に関して「争う」としか答弁していない。具体的にどのような理由で「責任がない」と主張するのか、裁判長は細川に対して口頭で若干の質問をしたが、細川は次回弁論までに準備書面を提出することになった。
 
 こうして混乱もなく、細川に対する分離裁判は終了した。結局この日、西村らは最後まで裁判所に姿を現さなかった。

 一方、西村に対する分離裁判は1月31日に迫っている。はたして西村はどんな主張を行なうのか。西村は1月24日までに準備書面を提出するよう命じられていたが、1月29日の時点ではまだ提出されていないとのことである。

 西村は平成22年12月9日付答弁書では具体的主張はおろか認否さえもしていない。西村が細川の答弁書を見たかどうかは定かではないが、「主権回復を目指す会」の代表としてあるいは「行動する保守」の重鎮の1人として、西村が次回口頭弁論になんらの書面も提出しないということは許されまい。

かつての千葉と同じ立場

 さて数日前、私は細川が分離裁判を求めて提出した平成22年12月9日付上申書を閲覧することができた。上申書は要するに、細川が答弁書で述べた「現在は立場を異にしている」ことについて具体的に述べ、相被告として同席することがいかに困難であるかを説明したものである。
 
 上申書は次のようなあまり穏やかとはいえない一文から始まっている。

〈細川は、……(「主権回復を目指す会」)退会の経緯において細川は西村とその支援者により脅迫や本業に対する営業妨害等の嫌がらせを受けている。〉

 その「嫌がらせ」については「警視庁麻布警察署に相談中」であるという。これはもちろん細川の一方的な主張で客観的事実かどうかはわからないものの、私はこの一文を読んで真っ先に平成22年12月10日の第1回口頭弁論における西村や右翼Mらの苛立った表情や態度を思い浮かべた。

 続けて細川は、過去に細川が「主権回復を目指す会」の運営に際して負担していた経費をめぐり西村に対して民事調停の申立を予定しているとした上で次のように述べている。

〈細川と西村はむしろ敵対する関係となっており、……双方の支援者同士による法廷内及び裁判所敷地内でのトラブルの発生の可能性も否定できず、裁判を円滑に進行する上で障害となる恐れがある。〉

 かつて細川は西村が千葉や私から提訴された際、裁判所敷地内外で西村らが原告に対して行った様々な嫌がらせに側近として加担した。今回の千葉による提訴は、その嫌がらせがもたらしたものである。

 つまり、かつて西村の側にいた人間として細川は、西村の性格や彼らのやり方をよく知っており、それだけに「トラブル発生の可能性」と「トラブル」が発生した際の深刻性をより実感できたということだろう。当時の千葉の立場に自分自身が立たされたことで、少しは千葉の気持ちが理解できたのだろうか。

(つづく)
関連記事

TOP