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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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万引き被害者威迫事件 第19回
矢野自身が証明した「会話記録」の作為性

「許さない会」代理人による尋問は続いた。次に代理人がテーマとしたのは、矢野が2回目、「8時前」に行ったとする発言の中で、閉店まぎわであるにもかかわらず「終わりごろには、来られるんですか?」と質問していることの不自然さについてである。少し長いが、非常に興味深い尋問なので、「市民派」を自称する東村山市議会議員、矢野の生の供述をノーカット、編集なしでじっくりご覧いただこう。

代理人  前回、供述の中で、店が8時までだというふうに聞かれたんですね。

矢野  そのとおりです。

代理人  で、8時少し前なら帰ってるんですかというふうに聞いて、それで8時少し前に行ったんだとおっしゃいましたね。

矢野  そのとおりです。

代理人  あなた方の反訳だと、正確にいうと、終わりごろには来られるんですかと聞いてる。

矢野  そうですね、たぶんそういう聞き方だったと思いますね。

代理人  それに対して、店員が、ええーちょっとはっきりしたことはわからないんですけど、というふうに答えてる。

矢野  そういう会話の前に、8時ごろというのが、どっかでやりとりで出てると思いますが。

代理人 「何時まででしたっけ?」と朝木さんが聞いて、「8時までです」と。

矢野  そうですね。

代理人  そうすると、終わりごろには来られるんですかと聞いて、まあ、はっきりしたことはわかんないんですけどと。

矢野  どっかに発言があったと思います、店員の方が、いつごろ帰るのか。

代理人  示しましょうか。

矢野  この部分ですね。1ページの下から4行目に、朝木さんが、経営者の方がここにいらっしゃるときもあるんですかと聞いたときに、店員が、ほとんどおりますけれどもちょっと用事で出かけておりますというやりとりがあったので、で、8時に終わるということですから、ちょっと用事で出ているけれども8時という終わりの時間には帰ってくるっていう判断をしたんだと思います。

代理人  あなたが、「終わりごろには、来られるんですか?」と言ってますね。

矢野  ええ。

代理人 「ええー、ちょっとはっきりしたことはわからないんですけど」というふうに答えてるね。

矢野  はい。これはもう店主に連絡が行ったんだろうというふうに判断をあとでしましたですね。

代理人  あとでね、なぜ店員がこういうふうにいうのかなということに関して。

矢野  はい。

代理人  この段階の話を聞いてるんだけど。

矢野  その段階も変だなと思いましたけどね。言葉濁してますから。

代理人  で、前回の尋問見ると、終わりごろには来られると聞いたんで、それで8時前に行ってみたんだと。

矢野  そのとおりです。

代理人  そうすると、終わりごろには来られるんですかというふうに聞いて、それでその次にもう1回行ったというふうにならないんですか。

矢野  どういうふうな御質問なのかちょっと理解しにくいんですが。

代理人  終わりごろには来られるんですかというふうにあなたは聞きましたね。

矢野  そうですね。8時というのがありましたから。

代理人  で、それを聞いたんで、前回の証言では、聞いたんで8時前にも行ってますというふうにおっしゃったんですよ。

矢野  都合2回行ったうちの最初は7時前後かというふうに答えてると思うんですが、そのあと終わりごろ、つまり8時の終業よりも少し手前で行ったんではないかということで2回。

代理人  2回とか3回とか聞いてるわけじゃなくて、あなたは、話の流れとして、お店の終わりごろには来られるんですか、来ますと。で、それを肯定的な返事というふうに受け取ったので、8時少し前にも行きましたと。

矢野  そうですよ。それは前回の供述どおりです。

代理人  そうすると、終わりごろには来られるんですかというふうな質問は、終わりごろに行った前のときに聞いた質問じゃないの。

矢野  ほとんど質問の意味が理解できませんですね。2回行って、7時前と8時前に行ったというだけのことですから、それ以外行ってないんで。

代理人  話の流れを聞いてるの。

矢野  流れはそこに反訳してるとおりですよ。続きはちゃんとなってるじゃないですか。

代理人  もう1回示します。あなたは終わりごろには来られるんですかというふうに聞いてるわね。

矢野  ありますよ。

代理人  ということは、このとき終わりごろだったら、こんなこと聞かないでしょう。

矢野  全く質問の趣旨がわかんないですね。終わりごろに、つまり8時が終業時刻だとお聞きしてるから、終わりごろに行ったのに、終わりごろには来てないんですかというふうに確認したのはおかしくないじゃないですか、全然。

代理人  終わりごろに来てないんですかというふうに確認するんだったらおかしくない。あなたはそういうふうに聞いてないから確認してる。

矢野  全然そういうふうには取りませんよ。

代理人  もう質問の趣旨をわかったようだから。

矢野  わかってないですよ、全然。まるで通じませんですね。

代理人  私の質問の趣旨は、あなた方が2回目に行った、その2回目は終わりごろに行ってなくて、7時ごろに行ってるから、終わりごろには来られるんですかというふうにこのときに聞いたんじゃないかですかと。

矢野  予断が入ってて、質問の前提が間違ってるじゃないですか。なんで7時ごろなんですか。2回目は8時前ですから。

代理人  だから、そのときに、終わりごろには来られるんですかというふうにあなたが聞いてるから、僕は聞いてるの。違うなら違うっていえばいい。

矢野  8時前に行ったときの会話でしょう、それ。つまり8時前というのは、8時が終わりですから、終わりごろにはもう帰ってると思って行ったのに、いないみたいだから、終わりごろには来てないんですかというふうに確認しただけでしょう。前提がやっぱ違うんじゃないですか。

代理人  前提がもちろん違うんですよ。だから、御質問してるわけですよ。

矢野  根拠が不明ですよね、8時前じゃないという。

代理人  いいでしょう、話はわかってくれたようだから。

矢野  いや、全然理解してませんですよ。

「終わりごろには、来られるんですか?」という質問の不自然さについて矢野は最後まで認めようとはしなかった。しかし矢野はこのとき、自ら反訳した「会話記録」の作為性を自分自身の供述によって証明してしまったことにまだ気づいていないようだった。


(第20回へつづく)
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