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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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西村・細川事件 第6回
 ブログに掲載した記事をめぐり千葉英司元警視庁東村山警察署副署長が「主権回復を目指す会」代表の西村修平と元側近を提訴していた裁判の西村に対する第3回口頭弁論が平成23年3月3日、東京地裁立川支部で開かれた。西村は前日の3月2日に第2準備書面を提出している。

 私は午後1時45分ごろ、法廷前に到着した。周知のとおり、「行動する保守」関連裁判では、傍聴人は開廷5分前にならなければ入廷を許されない。法廷入口には5名ほどの職員が警備にあたっている。

 法廷前にはすでに西村が来ていた。傍らには女傑Mがいる。そのほか、最近になって西村の裁判や街宣に参加するようになったメンバー2名もいた。第1回口頭弁論では傍聴にやってきた「行動する保守」Aの弟子の姿はない。私はそばのベンチに腰を下ろした。右翼Mがいないせいか、西村を含む4名のメンバーにいきり立った様子は見えず、比較的静かに開廷を待っているようにみえた。細川と弁論を分離したことと裁判所の厳重な警備態勢の効果だろうか。

 しばらくすると右翼Mが大股で歩いてきて、どういうつもりか私の隣にドスンとベンチを揺るがして座った。しかし右翼Mもまた、これまでよりは冷静なようにみえた。すでに右翼Mも千葉に敗訴しているから、内心ではすでに「朝木明代は殺された」とする主張の真実性・相当性が裁判所から認められる可能性はほとんどないと感じているのかもしれなかった。それなら正常な感覚である。

かなり異なる現実認識

 西村は前日の3月2日に第2準備書面を提出していた。今回の書面も体裁、主張内容、文体のいずれをとっても右翼Mが千葉との裁判に提出した書面に酷似している。

 さて、前回口頭弁論で裁判長は西村に対し、「朝木明代さんの万引き事件、万引きをでっち上げたといわれている元千葉英司副署長」とする表現についての主張とウェブサイトの管理権限について口頭で確認するとともに、ウェブサイトの管理権限については第3回口頭弁論までに明確にするよう求めていた。これらの点について西村は第2準備書面で次のように主張していた。



①「朝木明代さんの万引き事件、万引きをでっち上げたといわれている元千葉英司副署長」とする表現について

 不法行為にはあたらない。

②ウェブサイトの管理権限について

(西村は)ウェブサイトの管理者ではなく、管理する技法を持たず、且つウェブサイト(本件記事)の内容を指示する立場にない被告西村においては一切の責任を問われるものではない。



 このうち、①については「『いわれている』との間接的な表現をしたにすぎない」とする趣旨のようにも読めるが明確ではない。そこでこの日の口頭弁論で裁判官は、口頭で「仮定抗弁しますか」と確認した。「朝木明代さんの万引き事件、万引きをでっち上げたといわれている元千葉英司副署長」とする表現が読者に対して実質的に「千葉は万引き事件をでっち上げた」とする印象を与えるものであるとすれば、それに対する真実性・相当性の抗弁をするかどうかという問いである。

 これに対して西村は、「真実性・相当性を主張する」と答え、さらに裁判官に対して次のように述べた。

「真実性・相当性については、西村の主張が認められた判決があります」(趣旨)

 西村は街宣によって名誉を毀損されたとして同じく千葉から提訴された裁判で10万円の支払いを命じられており、その裁判では真実性も相当性もことごとく否定されている(「西村修平事件」最高裁判決)。西村はこの判決のどこに「認められた」部分があるというのだろうか。政治団体を名乗る団体の代表の言葉とはとうてい思えなかった。

 裁判官がこれをどこまで真に受けたかは別にして、西村が「真実性・相当性の主張をする」と述べた上、「真実性・相当性が認められた判決がある」というのなら西村は次回提出の準備書面で具体的に主張しなければならないだろう。判決のどこに「真実性・相当性を認められた」箇所があるというのか、西村の次回準備書面を待ちたい。

元側近退会後に写真を削除

 もう1点、西村に対して裁判官が確認したのはウェブサイトの管理責任についてだった。「主権回復を目指す会」の代表である西村修平が「主権回復を目指す会」のウェブサイトについて責任を持たないという主張が常識的かつ対外的に通用するとは思えない。「ウェブサイトの管理者ではない」とする西村の主張に裁判官がすんなり納得できなかったとしても不思議はない。

 西村は千葉の提訴後、問題となった写真等を削除している。その時点で元側近はすでに退会していて、ウェブサイトにいっさいタッチしていないようである。すると「ウェブサイトの管理者ではなく、管理する技法を持た(ない)」西村が、どうやって写真等を削除することができたのかという疑問が出てこよう。

 仮に第三者がその作業を行ったのだとしても、西村の許可や指示なしにはできないとみられる。西村が第三者に指示してやらせたのだとすれば、ウェブサイトの管理権限は西村にあるということになるのではないか。千葉はその点について明らかにするよう釈明を求めていた。

 西村は第1準備書面において「過去3年間におけるインターネットの動画配信等の作業は被告西村の同意があった」とも述べている。裁判官は西村がここで述べた「同意」の意味についても次回準備書面であらためて明確に述べるよう求めた。この間の経緯を見ると、裁判官はやはり、ウェブサイトの管理責任に関する西村の主張には疑問を持っているように思える。

 裁判官は西村に対して上記2点について確認すると、西村に対する次回口頭弁論を4月22日と指定し、4月4日までに準備書面を提出するよう求めた。裁判官は当初、4月15日を打診したが、西村は「4月10日から18日は用事がある」とのことだった。

(つづく)
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