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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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第2次「行動する保守」事件 第3回
 東村山警察署元副署長、千葉英司が「行動する保守」Aを提訴していた裁判は平成24年6月5日、東京地裁立川支部において第1回口頭弁論が開かれた。「行動する保守」の重鎮が提訴された裁判とあって、裁判所は法廷および周辺に特別な警備態勢を敷いていた。もちろん目的は、すでに再三起きている「行動する保守」一行による当事者や傍聴人、さらには裁判官に対する威圧行為や暴力沙汰を未然に防止するためである。

 私は開廷15分前に法廷前に着いた。法廷前にはすでに6、7名の公安が立っており、奥の待合スペースを見ると「行動する保守」A本人とその弟子、それに支援者らしき人物が1名静かに座って開廷時刻を待っている。この日も「行動する保守」関連裁判の通例で、開廷5分前にならないと入廷が許可されないようだった。

 入廷が許され、法廷に入るとすでに裁判長が着席していた。定刻に開廷。裁判長はこれまで双方から提出された書類を確認していく。千葉から訴状の陳述。「行動する保守」Aから答弁書の陳述。さらに千葉が第1、第2準備書面を提出し、陳述が認められた。千葉は訴えの変更(4点の訴因の追加)を申し立てたが、これについては今回は陳述扱いとはならなかった。
 
 千葉の第2準備書面は6月5日付で、この日に提出されたが、書記官が「行動する保守」Aに書面を手渡した際、私にはちょっとした驚きがあった。書面を受領する際に受領印を求められた「行動する保守」Aは印鑑を取り出したが、その長さたるや、通常の認め印の2倍はあろうかというりっぱなものだったのである。

 私も千葉も印鑑としては初めて見るサイズで、威圧感十分だった。ちなみに千葉の認め印はごく普通サイズで印影は直径10ミリ。「行動する保守」Aのそれは直径21ミリで、印鑑のサイズにおいては「行動する保守」Aが圧倒していた。

 第1回口頭弁論は千葉の主張の確認をした以外は書面の確認だけで終了し、第2回口頭弁論は7月12日午後1時30分と指定された。裁判官は「行動する保守」に対して次回期日の1週間前までに反論を提出するよう求めた。なお、有名な重鎮の裁判であるにもかかわらず、弟子ら2名以外に支援者は最後まで姿をみせなかった。

和解で削除した文言を再び記載

「行動する保守」Aが提出した答弁書にも法廷で目撃した重厚な印鑑が押してあった。では中身はどうか。答弁書における「行動する保守」A(名義の)の反論をみよう。

 千葉は訴状で、平成23年9月1日付〈故朝木明代東村山市議殺害事件 16年目の命日を迎えて〉において、「当時捜査に当たった人物がその後もこのように執拗にこの事件に関わっている異常性を私は不気味に感じる」「『大嘘つきの千葉英司元副署長』」などの表現は「原告は異常で大嘘つきであると主張し、原告を侮辱するものである」と主張している。

 この点について「行動する保守」Aは次のように反論している。



(「侮辱」部分に対する反論)

「執拗にこの事件に関わっている異常性」とは、原告千葉を「異常な人物」と断定して人格攻撃しているのではなく、原告千葉の「朝木関係者」に対する提訴の多さが、度を超えた状態であることへの正当な意見又は論評であって、侮辱にはあたらない。



 仮にこの文言が千葉を「異常な人物」と断定するものでなかったとしても、「行動する保守」Aはこの文言について千葉の提訴が濫訴であると論評したものであると主張しているとも理解できる。とすれば、もちろん「濫訴」を行っているのは千葉だということになるから、この文言が直接的に千葉の人格攻撃をしたものではないと評価されたとしても、やはり千葉の社会的評価を低下させるものであることに違いはないといえるのではあるまいか。

 もっと問題なのは「『大嘘つきの千葉英司元副署長』『大嘘つきの千葉英司元副署長に抗議』『千葉の虚言発言』との文言は削除しません。」と記載した箇所である。「『大嘘つきの千葉英司元副署長』『大嘘つきの千葉英司元副署長に抗議』『千葉の虚言発言』」との文言はそもそも平成23年9月1日付記事に記載されており、第1次裁判の際に削除要求されていたものだった。

第1次裁判で「行動する保守」Aは千葉の請求に対して陳述書で「『大嘘つきの千葉英司元副署長』『大嘘つきの千葉英司元副署長に抗議』『千葉の虚言発言』との文言は削除しません。」と主張した。しかし和解協議において代理人は千葉の請求を受け入れ、和解調書にもこれらの文言を削除することが明記され、実際に平成21年7月13日付記事から削除されたという経緯がある。

 ところが「行動する保守」Aは、すでに記事からは削除された文言を、陳述書を公表するというかたちで再び掲示したのである。いかなるかたちであろうと、不特定多数の読者に向けて千葉を「大嘘つき」と呼んだことに変わりはなく、しかも「削除しません」と記載している。意図的であるとすればきわめて悪質であり卑怯であるというほかない。

 その上で「行動する保守」Aは、いったんは和解条項に従って削除したにもかかわらず、今回の答弁書では「侮辱には当たらない」などと主張していた。やっぱり削除は悔しかったということなのだろうか。

 余談だが、第1回口頭弁論で「行動する保守」Aから乙号証が提出されたが、その手書きの筆跡は私が受領した乙号証の筆跡と同一であり、やはり千葉が浦安の行政書士を提訴した際の乙号証の筆跡に酷似していた。「行動する保守」の結束は固いというべきか、あるいは複雑に入り乱れた難解な人間関係というべきなのだろうか。

(つづく)
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