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第2次「行動する保守」事件 第5回
弁護士に対する私情

 第1次裁判の和解条項で削除を約束し、ブログの記事から削除した「大嘘つきの千葉英司元副署長」「大嘘つきの千葉英司元副署長に抗議」「千葉の虚偽発言」との文言を別の形で再び掲載したことについて「行動する保守」Aは答弁書でもう1つの理由を主張していた。

 そのくだりでは第1次裁判における代理人弁護士に対する私情を披瀝している。本件とは直接関係はないが「行動する保守」Aの器のほどがしのばれるという意味でもきわめて興味深いので紹介しよう。「行動する保守」Aは答弁書で次のように述べている。



(答弁書における記載)

「別件裁判」につき、被告瀬戸は、当時の代理人弁護士中島敬行(以下、「代理人中島」という。)に対し、和解へ応じないよう依頼した。それにも関わらず、代理人中島が依頼に反して和解を強行したうえ、被告瀬戸が何度催促しても和解調書の交付を怠った。代理人中島は、現在、5年間の弁護士資格の停止を受けており、被告瀬戸が、和解調書の正式な内容を初めて知るに至ったのは、本件訴訟の書証(甲3)として添付されたためという特殊な事情が存在する。



 記事の削除と10万円の支払いという全面敗訴も同然の和解だったとはいえ、自分で弁護を依頼しておきながら、かつての味方である弁護士をここまで一方的に罵るとは、重鎮としてあまり褒められたものとはいえないのではあるまいか。

 ここで「行動する保守」Aが主張しているのは以下の4点である。

「行動する保守」Aは中島弁護士に対して和解に応じないよう依頼していた。

中島弁護士は「行動する保守」Aの意思に反して和解を強行した。

「行動する保守」Aは再三にわたって和解調書を送付するよう催促したが、中島弁護士は送付しなかった。

そのため「行動する保守」Aは、千葉から提訴されるまで具体的な和解条項を知ることができなかった。

「行動する保守」Aは答弁書で、弁護士に対して「和解へ応じないよう依頼した」と述べている。「和解へ応じないよう依頼する」とはあくまで闘うことを意味しよう。しかし「行動する保守」Aは裁判で現実的に闘う姿勢(真実性・相当性の主張・立証)をいっさい示さなかったし、それどころか和解成立直前の平成23年4月21日付ブログでは次のように書いているのである。



(和解成立直前の「和解」に関する記載)

(陳述書は)裁判所に提出済みであり、それを踏まえての裁判官の和解の打診であれば、弁護士に任せてはおりますがその意見に従うつもりです。但し相手方の考えはまだ聞いていないので判決ということになるかも知れません。



 この時点で「行動する保守」Aは「弁護士の意見に従う」と述べる一方、「和解へ応じないよう依頼した」とは記載していない。わずかに判決になる可能性に触れただけである。さらに和解成立後の平成23年5月11日付の記事ではこう書いている。



(和解成立後の「和解」関する記載)

 裁判官から事実上の和解勧告を受けたので、相手方次第でそれに応じる旨を弁護士には伝えてありました。ただ、内容については当方にも示されその是非をこちらが判断することが出来ると思っていましたが、弁護人は私が和解を受けるという事を言ったので、全面的に依頼されたものとして承諾したようです。



 何がいいたいのかよくわからないが、「行動する保守」Aは代理人に対して無条件かどうかは別にして「私が和解を受けるという事を言った」ことを自認はしていても、「弁護士に対して和解に応じないよう依頼していた」とは書いていない。したがって、「行動する保守」Aが答弁書で主張するように「弁護士に対して和解に応じないよう依頼していた」という事実がないことだけは確かなようである。

 また10万円の和解金について「行動する保守」Aは、

〈もし私が立ち会っていればこれは受けなかったと思います。〉

 などとも書いているが、最初から「和解へ応じないよう依頼した」のなら、和解自体が成立しなかったはずで、はやり「和解へ応じないよう依頼した」というのは嘘だということになる。

嘘を自ら立証

 弁護士との関係については本件とは直接関係ない話だからまだいいとしても、「弁護士が和解調書を送付しなかったから、提訴されるまでその内容を知らなかった」という主張はあまりにも間の抜けた言い訳だった。平成23年5月11日ブログで「行動する保守」Aは次のように書いている。



(調書入手直後のブログの記載)

 和解内容に関しては昨日入手したので、せと弘幸blog『日本よ何処へ』出張所に最後の準備書面と和解書の全文を掲載しました。私が和解金として10万円を支払うことになった合意書ですが、……



「行動する保守」Aは「出張所」に平成23年5月10日付で和解調書を全文掲載し、現在も掲載されている。

「行動する保守」Aとしては、和解で削除を約束した文言をブログに再び掲載したのは「弁護士が送付を怠ったために和解内容を知らなかったからだ」といいたかったものとみられる。仮にそれが事実だったとしても、普通の大人なら恥ずかしくて口に出せる話ではない上にすぐにバレる嘘だったというのでは、心証形成においてあまりいい影響は与えないのではあるまいか。

 この点について千葉が反論すると、「行動する保守」Aはこう応えた。



(第1準備書面における「訂正」)

(被告瀬戸が、和解調書の正式な内容を初めて知るに至ったのは、本件訴訟の書証(甲3)として添付されたためという特殊な事情が存在する。)までの記載は、被告瀬戸の勘違いであったので削除する形で訂正する。



 証拠を突きつけられてただちに撤回したのはよいとしても、まさか、和解調書を自分で公開しておきながら、「内容を知らなかった」と答弁書で主張したのは「勘違い」だったという話を信用する裁判官はいない。「行動する保守」Aは「弁護士は和解調書の交付を怠った」と記載しているが、その前に「被告瀬戸は何度催促しても」と書いている。「催促」した記憶はあったが、調書を受領した記憶がないということは通常は考えられない。つまり、答弁書の「今回提訴されるまで和解調書の具体的内容を知らなかった」とする主張は「勘違い」などではあり得ず、姑息な言い逃れだったとみるのが自然である。

 それだけ「行動する保守」Aは、本件が和解条項に違反した可能性があると自覚しているということだろうか。

(つづく)
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