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第2次「行動する保守」事件 第7回
プラカードを持っていた右翼M

 平成21年9月2日付ブログに記載した記事と写真をめぐり、「行動する保守」Aは答弁書で次のように反論した。



(「肖像権侵害」に関する「行動する保守」Aの反論)

〈「本件写真」は、平成20年9月1日に「洋品店前」へ行った参加者が、公道上から洋品店の外観を取ろうとした際、原告千葉がその参加者の前に立ちはだかって因縁をつけたために証拠として撮影されたものの一部である。〉

〈原告千葉は、「朝木事件」での「万引」の被害者であると確定していない洋品店内から出てきて公道上にいた参加者に因縁をつけて押しのける等の暴行を働いたのであるから、その証拠の一部として掲載した本件写真及び本件記述は、公共性・公益性及び社会的必要性を満たす。〉

〈本件写真の撮影における原告千葉の先行行為(立ちはだかり、因縁及び暴行)の責任の大きさ…(等を)総合的に比較考量すれば、本件写真及び本件記述は、受忍限度の範囲内である。〉



「行動する保守」一行が洋品店に行き、写真を撮ろうした際に千葉が「参加者の前に立ちはだかって因縁をつけ」、また「公道上にいた参加者に因縁をつけて押しのける等の暴行を働いた」から撮影されたもので、もともと悪いのは千葉だからその写真を掲載されても仕方がない――というのが「行動する保守」Aの主張のようである。

 しかしそもそも、「行動する保守」らは日章旗を掲げたりビデオを構えたりするなど、社会通念上とうてい普通とはいえないいでたちで、徒党を組んで店の前に現れ、「万引き捏造」などと誹謗中傷したのであり、これに気がついて出てきた千葉が「何ですか、あなた方」と抗議したのは当然である。それに対して集団の中で最も店先にいた西村修平はすかさず「ナンミョーホウレンゲキョウ、ナンミョウホウレンゲキョー……」と返答した。通常の来店でも挨拶でもあるはずがなかった。

 また千葉はその中の1人である右翼Mが店内に押し入ろうとするのを阻止したが、千葉が暴力をふるった事実がないことは私も見ている。洋品店に押し入ろうとして千葉から押し出された右翼Mは「買物に来て何が悪い」などと開き直った。しかし、右翼Mが通常の客であるはずがないことはのちに西村修平が頭上に掲げるプラカードを脇に抱えていたことからも明らかだった。

「表敬訪問」の本質

 プラカードには朝木明代の写真とともに、〈真相究明を! 朝木明代元市議変死事件 学会関係者以外による真相究明を〉と記載されている。仮に店主に話を聞く目的だったのなら、プラカードを持ち込む必要はない。つい直前まで右翼Mは万引きが捏造と断定する「行動する保守」Aの街宣に参加していたのである。

 したがって、万引き犯明代本人からお礼参りされていた洋品店に明代の遺影を持って押し入ろうとした右翼Mに、店主を詰問し謝らせること以外に来訪目的があったと考えるのはどうみても無理がある。右翼Mの侵入を阻止した千葉の瞬時の判断と体を張った行動はきわめて的確だったのである。普通の市民にこのような対応はできない。千葉が店内に待機していなければ、右翼Mだけでなく西村ら「行動する保守」らが店内になだれ込んだ可能性もあった。

「行動する保守」らが「表敬訪問」と呼んでいる出来事は、千葉が待機していたからこの程度の騒ぎですんだのである。つまりその本質は、矢野のデマを鵜呑みにして万引き事件を「捏造」と決めつけた連中による万引き被害者に対するきわめて反社会的な襲撃事件にほかならない。それを煽動した責任が、「内部告発」というどうしようもない与太話によって支援者らを高揚させた「行動する保守」Aにもあることはいうまでもない。

 洋品店襲撃に積極的に参加し、ビデオ撮影していた西村の当時の側近は千葉との裁判の席で全面的に非を認めている。彼はもう2度と「行動する保守」に関わることはあるまい。

 千葉は肖像権侵害に関し、「行動する保守」Aの主張に対して第2準備書面で次のように反論している。



 本件写真の掲載は、存在しない事実である「朝木に対する万引き冤罪」を大前提として、洋品店に対する営業妨害を正当化するために、用心棒を引き受けている等との虚偽事実を根拠に原告を個人攻撃をするという悪意を前提としたものであるから、……本件写真と本件記述には公共性・公益性及び社会的必要性を満たしているとの被告の主張は失当である。



 平成20年9月1日、矢野と「行動する保守」Aのデマに乗せられた「行動する保守」一行がいかなる態様で洋品店を訪れ、どう騒ぎ、何が起きたかを見れば、どちらの言い分が事実に基づくものであるかを判断するのはそう難しいことではあるまい。

 なお余談だが、私が「行動する保守」Aを提訴していた裁判はさる6月12日10時30分からさいたま地裁川越支部で第1回口頭弁論が開かれた。裁判所玄関では数名の職員が警戒にあたり、法廷前には日章旗やヘルメット、スピーカーなど法廷に持ち込めない荷物を預かるテーブルが設置され、数名の職員が警戒にあたっていた。

「行動する保守」Aは5分前に入廷。白っぽいラフな上下に、リュックを担いでいた。どこか遠方から来たようにもみえた。さすがに重鎮だけあって2名の公安を引き連れていたものの、支援者は弟子ほか1名の計2名だけだった。法廷前で身構えていた職員もやや拍子抜けの体にみえた。

 口頭弁論は訴状と答弁書を確認し、裁判官は私に対して答弁書に対する反論を次回までに提出するよう命じた。弁論が終了し、裁判官が次回期日を7月24日の午前に指定しようとすると、「行動する保守」Aがこう申し立てた。

「福島から来ますので、午後にお願いします」

 こうして次回口頭弁論は7月24日午後1時10分と指定された。

(つづく)
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