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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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第2次「行動する保守」事件 第9回
4件の訴因を追加

 千葉は当初の2本の記事以外に、下記の4本の記事においても肖像権侵害があったとして、訴因を追加した(不法行為3~6)。それに伴って、請求額も100万円から200万円に増額している。追加した4本の記事は以下のとおりである。



(千葉が追加した4件の訴因と千葉の主張)

1 
平成22年8月28日付〈街頭宣伝活動のお知らせ〉
  肖像権侵害(不法行為3)

「事件に執着するこの有り様はとても尋常ではありません」との原告を誹謗する記事と一体的に、……掲載し、……掲載の態様とその目的からして、……原告の人格的利益を侵害するものである。

 平成21年7月13日付〈黒田大輔『日本を護る市民の会』代表の裁判支援行動(6)〉
  肖像権侵害(不法行為4)

 被告は、別件訴訟1の第1回口頭弁論前に本件写真1(注=当該写真)を削除したので、原告が、請求の一部(本件写真1の削除請求)を取り下げた。そして、被告が原告に謝罪したことから別件訴訟1は、平成23年4月20日和解した。

 被告は、削除した原告の本件写真1を平成24年5月31日現在の……本件ウェブサイトに、再度、法廷で嘘を言ったとする原告を批判する記事と一体的に、掲載していた。よって、掲載の態様とその目的からして、……原告の人格的利益を侵害するものである。 

 平成21年6月7日付〈東村山市庁舎で千葉英司氏が大声で吠える〉
  肖像権侵害(不法行為5)

(平成21年6月、東村山市庁舎の玄関で)東村山市議会議員の朝木直子が、至近距離からカメラを向けたので、「撮るな」と注意し、……議場で朝木直子は議長から不適切な行為であるとして注意を受けたことを取り上げ、……原告を批判する記事を掲載した。その記事と一体的に、無断で撮影した原告の本件写真1を無断で掲載し、……原告の人格的利益を侵害するものである。

 平成20年11月11日付〈「語る保守」から「行動する保守」運動へ〉
  肖像権侵害(不法行為6)

 被告は……別件訴訟(千葉が西村修平を提訴した裁判)を取り上げ、訴えた人物は、疑惑の捜査を指揮した渦中の人である千葉英司元副署長ですとの原告を批判する記事と一体的に、……槇泰智が洋品店に不法侵入を企て、それを阻止した際の原告の写真を無断で撮影・掲載し、原告の人格的利益を侵害するものである。



 1~3については当初の訴因と同じ写真で、4は洋品店襲撃事件で右翼Mが明代の写真が掲示されたプラカードを脇に抱えて洋品店に侵入しようとするのを千葉が阻止しようとしている写真である。このうち上記2の肖像権侵害については、提訴されて削除したにもかかわらず、請求が取り下げになるや再び掲載したもので、きわめて悪質かつ卑劣である。

訴えの追加に対して異議を申し立て

 千葉の訴因追加に対して「行動する保守」Aは平成24年7月8日付第2準備書面で「認められない」として異議を申し立てている。各訴因に対するそれぞれの理由をみよう。



不法行為3=上記)

 不法行為3の主張は、「別件訴訟1」(筆者注=「行動する保守」Aとの第1次裁判)の和解成立前に被告瀬戸がブログ上で掲載した写真に関するものであり、和解成立によって蒸し返すことができない事実に関する二重提訴であって認められない。また、原告千葉は、甲6の2(筆者注=不法行為3)での本件写真1の掲載時期が和解成立後である旨を立証していない。



「行動する保守」Aは、第1次裁判の和解条項(「原告及び被告らは、原告と被告らとの間には、この和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務がないことを相互に確認する」)を根拠に、「不法行為3は和解成立前に掲載されたものだから、二重提訴になる」と主張しているものと理解できる。

 ところで、インターネット上の名誉毀損にあっては、最初に掲載した時期が時効にかかっていても、現時点で掲載されていれば時効とはならないという判例がある。つまり時効で問題となるのは、最初に掲載した時期ではなく、最後にインターネット上に残っていた時期だということである。

 不法行為3の写真については少なくとも千葉が訴因追加を申し立てた時点では掲載されていた。したがって、和解成立後だから二重提訴であるとする「行動する保守」Aの主張については、そもそも不法行為3は第1次裁判とは無関係で、訴因追加の時点でインターネット上に残っていたという2つの事情が判断の分かれ目となるのではあるまいか。

「仕返し」だったことを自白

 さて、不法行為3の写真は第1次裁判では削除請求の対象とはなっていなかったものの、「行動する保守」Aの方で自発的に削除したものという。ところが「行動する保守」Aはその後、いったん削除した写真を再び掲載した。裁判とは関係ないが、その理由が「行動する保守」Aの行動基準と器のほどを推し量る意味できわめて興味深いので紹介しておこう。「行動する保守」Aは第2準備書面で次のように記載している。



 原告千葉と実質的に一心同体である訴外宇留嶋が、別件訴訟1の第1回口頭弁論前に本件1が削除されたことを逆手に取り、別件訴訟1に関する一方的な印象操作及び被告(「行動する保守」A並びに関係者への誹謗中傷といった先行行為を開始した。

 そこで、被告(「行動する保守」A)は、原告千葉及び訴外宇留嶋の一方的な印象操作に対抗するため、審理の対象外であった同ブログ記事上の本件写真1については削除を止め、別件訴訟1の係属中に原状へ復したのである。



 ここには宇留嶋のどの記事のことをいっているのか、どの点が「一方的な印象操作」で「誹謗中傷」なのかについて具体的な指摘はいっさいない。いずれにしても宇留嶋の記事が原因で、それに対抗するため本件写真1を再度掲載したということらしい。宇留嶋の記事が「一方的な印象操作」で「誹謗中傷」というならまずその点を問題にすべきと思うが、それらしい具体的な動きはない。本件写真1を再度掲載することで憂さを晴らしたということなのだろうか。

 なお、第2回口頭弁論後に平成22年8月28日付記事に掲載された本件写真1を探したところ発見することができなかった。どういう事情なのか、宇留嶋の「一方的な印象操作」及び「誹謗中傷」記事のあと原状に復したこの写真は再び削除されたのかもしれない。

(つづく)
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