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第2次「行動する保守」事件 第18回
当初主張していた時間帯

「行動する保守」Aは平成20年9月1日、東村山駅前街宣を取材していた私に対して「離れろ!」と写真撮影を止めるよう警告したと主張しているが、それは事実なのか。「行動する保守」Aの平成21年3月13日付ブログと浦安の行政書士が立証してくれた事実(第17回参照)と時間の関係を前提に、本件裁判における「行動する保守」Aの主張をあらためてみていこう。本件裁判において「行動する保守」Aは答弁書で次のように主張している。本件における最初の主張である。



(「離れろ!」に関する「行動する保守」Aの主張1)

〈原告宇留嶋は、訴外黒田といった複数の参加者から、氏名を名乗らないのであれば取材は拒否するという抗議及び意思表示を直接受けたにも関わらず、盗撮及び無断撮影を繰り返した。そこで、被告瀬戸は、執拗に付きまとっていた原告宇留嶋を一部の参加者から引き離すため、原告宇留嶋に「離れろ!」と言ったのである。〉(記載1)

〈また、原告宇留嶋は、訴外黒田といった複数の参加者から、盗撮及び無断撮影を続けるなら、逆に原告宇留嶋の行為を撮影して当該映像を公開するという抗議及び意思表示を直接受けた後も、盗撮及び無断撮影を繰り返した。〉(記載2)

(※上記「記載1」「記載2」は便宜上、筆者が付けた)



 上記記載1、2について「行動する保守」Aは時系列を明確にしていないが、記載1は夕方の5時過ぎよりもあとの時間帯になされたものであり、記載2は記載1に連続した、記載1の後の時間帯の出来事であることは行政書士が陳述書で立証してくれていた(第17回参照)。記載2の内容が、ブログに記載されている〈黒田氏は「あなたが撮るならこちらも撮るよ」と言ってカメラを向けていた。〉に該当するものであることは明らかである。記載1、2の内容については行政書士は陳述書で次のように述べていた。



(記載1に関する行政書士の記述)

行政書士  名前も明かせないなら、撮影や取材は拒否します。すぐにやめて下さい。

群馬の参加者  そう、取材拒否だ。撮らないでくれ。



 行政書士の陳述書には時刻の特定はないものの彼らの発言が時系列で記載されており、上記発言に続けて〈(行政書士は)さらに(宇留嶋に)言葉をかけました。〉と記載したあと、行政書士の発言が記載されている。



(記載2に関する行政書士の記述)

行政書士  われわれへの撮影をやめないなら、こっちもあなた方を撮らせてもらいますよ」

行政書士  そっちが(撮影を)続けるなら、こっちも撮った内容を公表しますよ。



「行動する保守」Aはブログでは〈黒田氏は「あなたが撮るならこちらも撮るよ」と言ってカメラを向けていた。これ以上のトラブルになるのを避けるために、私が宇留嶋氏に近づいて「離れろ!」と言ったのが下記の写真です。〉と記載し、答弁書では「〈氏名を名乗らないのであれば取材は拒否するという抗議〉を受けたにも関わらず撮影を続けていたので、私に対して「『離れろ!』といった」と記載している。

「離れろ!」といったとするタイミングに早くも変遷がみられることがわかる。ただおおまかな時間帯と状況という点ではほぼ合致しており、「行動する保守」Aが私に対して「離れろ!」といったかどうかという問題からみると、たいした齟齬ではない。むしろ、3年のタイムラグがあったにもかかわらず、私に対して「離れろ!」と警告したとする状況について「行動する保守」Aがほぼ整合性を維持したことをほめるべきかもしれない。

 緻密さには欠けるものの、「行動する保守」Aの平成21年3月13日付ブログと答弁書には一応の整合性がある。しかし「行動する保守」Aはそれ以前に同じ写真を掲載した際には「離れろ!」と警告したとはいっさい書かず、むしろ「取材を拒否しなかった」と重鎮らしい寛大ぶりを誇示していた。さらに浦安の行政書士の陳述書にも、行政書士が取材を拒否したあとに「行動する保守」Aが「離れろ!」と警告したなどとする記載はいっさいなかった。つまり当初のブログの記載との関係においては整合性どころか、むしろ正反対のことを述べているのである。

 いずれにしてもここまでの「行動する保守」Aの主張をみるかぎり、「行動する保守」Aが私に対して「離れろ!」といったとする時間帯は、いずれも夕方の午後5時よりもあとであることが明らかである。このことを読者は記憶しておいていただきたい。

余裕綽々たる重鎮

 私は第2回口頭弁論までに、そもそも「行動する保守」Aが私に「離れろ!」といった事実は存在しないこと、すなわち本件写真の掲載を正当化するための事実の捏造であることについて、「行動する保守」Aのブログ(①平成20年9月12日付②平成20年10月11日付③平成20年9月5日付)などを添えて主張した。裁判官はその時点で私の主張する内容を改めて確認する必要があると考えたようだった。第2回口頭弁論で裁判官は「行動する保守」Aに対し、平成20年9月1日の街宣の際に何があったのかを時系列で説明するよう求めた(すなわち「行動する保守」Aが私に対して具体的に「離れろ!」といついったのか)。

 これに対して「行動する保守」Aは悠然と裁判官を見返しながらこう答えた。

「わかりました。動画もありますのでDVDを提出します」

 この自信はいったいどこから来るのだろうか。裁判官にはったりをかましても仕方がないと思うが、そうでなければ「行動する保守」Aは私に「離れろ!」といっている場面を記録した動画を保有しているのだろうか。現場の状況を知らない者からみると「行動する保守」Aの対応は、そんな錯覚を覚えるような堂々たるものだった。この日「行動する保守」Aは裁判が終わるとすぐに、街宣を予定している東村山へと向かった。

(つづく)
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