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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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第2次「行動する保守」事件 第22回
気がついた作成者

「行動する保守」Aは前回の口頭弁論で、裁判官から「平成20年9月1日に何があったのか、時系列で説明してください」と命じられていた。これに対して「行動する保守」Aは「はい」と答えたが、第2準備書面に「離れろ!」といったとする時系列の明確な記載はなかった。それを記載すれば、答弁書の記載内容と180度違うことを行政書士の陳述書によってたちまち立証されてしまう。

 そのことに準備書面の作成者は気がついたのだろう。しかも、行政書士の陳述書には「行動する保守」Aが私に対して「離れろ!」といったとする話など一言も書かれてはいないのだった。行政書士は陳述書によって、私が撮影を拒否されたにもかかわらず無視したと主張しようとしていた。主催者である「行動する保守」Aが私に対して「離れろ!」といったのが事実なら、そのことも記載しない方が不自然である。行政書士が「行動する保守」Aのことを記載しなかったのは、そのような事実がなかったからにほかならない。

 裁判官は私が提出した準備書面1の主張と「行動する保守」Aの第2準備書面における主張の間に、「離れろ!」といった時間帯とタイミングがだいぶ違うことに気がついたのだろう。しかも「行動する保守」Aの主張では時系列が明確ではない。平成24年9月11日に開かれた第3回口頭弁論で、裁判官は「行動する保守」Aに「離れろ!」といったのがいつだったのか口頭で聞いた。するとこれに対して「行動する保守」Aは即座に、あっさりこう回答したのである。



(「離れろ!」といった時間帯に関する「行動する保守」Aの法廷での回答)

「行動する保守」A  街宣が始まる前かそのころです。



 私は一瞬耳を疑う思いだった。これでは答弁書の内容を否定することになる。ひょっとすると「行動する保守」Aは答弁書を読んでいないのではないかとさえ感じたほどである。しかし第2準備書面の内容からすれば、「街宣が始まる前かそのころ」という時間帯ならまるで辻褄が合わないこともない。「行動する保守」Aは第2準備書面で答弁書の時点から主張方針を変え、それを前提にこう回答したということと理解できた。「行動する保守」Aの回答を聞いた裁判官はこう念を押した。

裁判官  では、午後3時30分ころということですね。

「行動する保守」Aは「はい」と答えた。これでもう、「午後3時30分ころ」という時間帯は動かせない。

「行動する保守」Aの回答の範囲では、「街宣開始前」か「開始直後」かはまだ明確ではない。しかし街宣開始後に話しかけることができないのは自明だから、「行動する保守」Aの回答から、私が「行動する保守」Aに話しかけた時間帯(すなわち本件写真が撮られた時間帯)は「街宣開始前」に限定される。本件写真が撮られた時間帯が「街宣開始前」なら私も納得できる。

 すると当然、答弁書とブログの主張は何だったのかということになろう。少なくとも「行動する保守」Aはこの日の口頭による回答によって、答弁書とブログの主張内容を撤回したということになる。この日の答弁と答弁書の主張が180度異なることは行政書士の陳述書によって容易に立証できる。

 実はこの日、私は口頭弁論で直接「行動する保守」Aに質問させてもらおうと準備していた。「行動する保守」Aが提出した第2準備書面で「離れろ!」といったとする時系列が明らかでなかったため、それがいつだったのか聞きたかったである。ところが私が質問を申し立てるより先に、裁判官が聞いたのだった。裁判官も私と同じ疑問を持ったものとみられた。

 これほど明らかな主張の変遷があった場合には、その存在自体が疑われるのが普通である。答弁書と180度違ってしまった「行動する保守」Aの主張を裁判官がどう判断するかが大きな焦点となったのではないかと私はみている。

 裁判官はこの日、「行動する保守」Aだけでなく私に対しても1点だけ質問があった。裁判官はこう聞いた。

裁判官  原告は街宣の際、支援者を撮影していたということはないですね。

 この質問に対して私はこう回答した。

宇留嶋  支援者が映り込むことはあったとしても、あくまで撮影していたのは演説する側であって、支援者ではありません。

 この日の口頭弁論の冒頭、裁判官は「本件(の争点)は本件写真を無断で掲載したことが受忍の限度であるかどうかということになります」と述べた。裁判官の双方に対する質問は、冒頭の考え方に基づくものとみられた。裁判官は双方にこれだけ確認すると、次回に結審の可能性があることを示唆した上で、それぞれ次回までに主張を提出するよう求めた。

わけのわからない申し立て

 するとどうしたのか、「行動する保守」Aが急に発言を求めた。「行動する保守」Aは机の上に積んでいたものを持ち上げ、裁判官に示すようなそぶりでこう申し立てた。

「行動する保守」A  原告はこの雑誌の社長ともう10年も会っていないというんです。タイムス社の社長の尋問を申し立てたいと考えております。(趣旨)

 傍聴していた千葉に聞いたところでは、「行動する保守」Aは被告席に着くや、かなりの冊数の雑誌のようなものを机に積み上げたという。それが月刊タイムスだったらしい。そんなに軽くはないと思うが、「行動する保守」Aには裁判所に持参することには意味があると思ったのだろう。ただ、タイムスの社長を尋問することで本件と関係のあるどんな証言を引き出そうというのか、にわかには思い当たらなかった。尋問の目的については次回までに提出するのだろう。

 思いもかけない「行動する保守」Aの人証の申し立てに対して裁判官は、一瞬間を置いて、抑えた調子でこう応えた。

裁判官  それについては本件と関係があるかどうかということになりますね。

「本件とは関係ないと思いますよ」とまで強くはいわなかったと記憶するが、そういう趣旨であることには違いがない。まさかこの証人申請が採用される可能性があるとは考えない方がいいのではないか。

 こうして裁判官は、次回口頭弁論を10月23日午後1時30分と指定し、書面は1週間前に提出するよう申し渡した。

(つづく)
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