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第2次「行動する保守」事件 第24回
書面と食い違う回答

 平成24年9月14日の和解成立後、千葉が裁判官の前で「行動する保守」Aに聞いたもう1つの質問は万引き被害者に関するものだった。千葉の質問と「行動する保守」Aの回答は以下のとおりである(趣旨)。



千葉  万引き被害者をなぜ「創価学会員」だというのか。洋品店主は(だから「万引き事件をでっち上げた」といわれて)怒っている。訂正したらどうか。

「行動する保守」A  洋品店主を「創価学会員」と断定したことはない。



 千葉の質問に「行動する保守」Aはこう応えた。和解成立の当日に提出した第3準備書面で「行動する保守」Aは〈洋品店オーナーの○○○○(筆者注=実名)は創価学会員である。〉と記載していた。その上「行動する保守」Aは、その点について〈千葉は、洋品店の○○○○(同)が創価学会員であることを認めるか、認めないか、明らかにされたい。〉と求釈明までしていた。だから千葉のこの質問は、「行動する保守」Aの求釈明に対する回答でもあったのである。

 ところが「行動する保守」Aは「洋品店主を『創価学会員』と断定したことはない」という。普通、自分で書面を作成したのなら、また「行動する保守」Aが国会記者倶楽部に所属するジャーナリストであればなおのこと、その日に提出した書面の内容を忘れることはあり得ないだろう。きわめて不可解な回答に思える。

 そこで念のために私は、「行動する保守」Aが「真相究明」と意気込んでいた平成20年当時の記事をざっと読み返してみた。すると私が探した限りにおいて、「行動する保守」Aが万引き被害者を「創価学会員」であると断定した記述は見当たらなかった。では「行動する保守」Aはなぜ今になって、万引き被害者が「創価学会員」であると断定したのか。またそう記載しておきながら、千葉の質問に対して「行動する保守」Aはなぜ「洋品店主を『創価学会員』と断定したことはない」と答えたのか。

行政書士が陳述書を提出

 この複雑な矛盾を氷解させる仮説がないこともない。「行動する保守」Aの準備書面を作成しているのが「行動する保守」Aではなく別の人物で、「行動する保守」Aはその中身を十分に読み込んでいなかった――こう考えれば辻褄も合う。

 千葉の本件裁判だけでなく、同時期に進行していた私が「行動する保守」Aを提訴している裁判でも、とりわけ書証の手書き文字には共通した特徴があった。その筆跡はかつて私が浦安の行政書士を提訴した際に提出された書類の筆跡に酷似していたのである(それを悟られたくなかったのか、最近の私の裁判では、最も特徴が表れていた「第」の文字を記載していなかった)。そのことを非難する趣旨ではないが、私は今回の千葉の裁判と私の裁判の書類はすべて浦安の行政書士が代筆しているとみている。

 仮に「行動する保守」Aの書面を行政書士が代書していたとして、では行政書士は万引き被害者についてどういう認識を持っているのだろうか。「行動する保守」Aが第3準備書面を提出した日、その行政書士が陳述書を提出していた。その中に行政書士の被害者に対する認識をうかがわせるに十分な記載があった。

きわめて激しい思い込み

 行政書士は次のように記載している。



(陳述書における行政書士の記載)

 私は、西村氏の知人だったので、平成20年11月13日、別訴2(筆者注=第1次西村裁判)の初回弁論を傍聴しました。西村氏の支援者も多数が傍聴しました。閉廷直後、西村氏及び支援者は、法廷から一斉に退去しましたが、私は、千葉が万引き冤罪事件の関係者又は創価学会関係者と接触するかも知れないと思い、他の事件の傍聴者に紛れて法廷に残っていました。

 すると、千葉といつも一緒に行動している宇留嶋瑞郎(以下、「宇留嶋」といいます)が、法廷の柵内に留まっていた千葉に近づいて声をかけました。千葉は、法廷の柵外に出て、傍聴席横で宇留嶋とコソコソ密談していました。また、女も千葉に近づいてコソコソ密談していました。千葉は、女に「お店は大丈夫ですか」と聞いていました。なんと、その女は、○○(筆者注=万引き被害者の実名)でした。
 
 私は、平成20年9月1日の本件街宣の際、洋品店内から千葉が出て来たことをインターネット上に公開された映像で確認していましたので、千葉は、○○(同)と共謀のうえ、洋品店内に待機していたと確信しました。



 上記記載では〈万引き冤罪事件の関係者又は創価学会関係者〉と書いているが、上記文章の末尾で千葉と「共謀」という文言を使用しているからには、行政書士の意識の中では実質的に両者はイコールの関係にあるとみていいだろう。なおこのとき千葉が話をした女性は万引き被害者ではなく、まったくの別人である。店を襲撃した連中が集まっている場所に万引き被害者がわざわざ出かけるはずがあろうか。

 千葉が女性に「お店は大丈夫ですか」などと聞いた事実もない。この女性を万引き被害者と思い込んだ行政書士には、存在しない発言まで聞こえたというのだから恐ろしい。

〈千葉が万引き冤罪事件の関係者又は創価学会関係者と接触するかも知れない〉という最初の思い込みが、まったく無関係の女性を万引き被害者とみてしまうという第2の思い込みを生み、2つの思い込みの連鎖が存在しない千葉の声まで聞かせたのだろう。「行動する保守」Aにもいえることと思うが、瞬間的な思い込みと現実との区別がつけられない未熟あるいは脆弱な認識力が、矢野と朝木のデマに手もなくひねられた理由でもあるのかもしれない。

 また当時、行政書士は自身の平成20年9月5日付ブログで次のように記載している(この箇所は千葉から提訴され、すでに削除されている)。



(ブログにおける行政書士の記載)

 13年前の「万引き捏造事件」の捜査指揮を取った当時の東村山署の千葉副所長(ママ)が○○(筆者注=洋品店名)前へお出まし。彼ら(創価)にとって非常事態であることの表れだろう。



 ここで行政書士がいう「彼ら(創価)」の中には当然、万引き被害者も含まれよう。行政書士が当時、万引き被害者が「創価学会員」であると認識していたということと理解できる。

 その前提であらためて「行動する保守」Aが提出した準備書面にある〈洋品店オーナーの○○○○(筆者注=実名)は創価学会員である。〉とする記載を見直すと、準備書面を代筆したのが行政書士なら、この記載内容はなんら不自然ではないと思わせた。また、その内容を「行動する保守」Aが十分に読んでいなかったとすれば、千葉の質問に「そんなことはいっていない」と答えたことも辻褄が合うのだった。

準備書面と陳述書の共通点

 同日に提出した準備書面と陳述書の間には、同一人物が書いたのではないかと思われるほど酷似した表現もあった。「行動する保守」Aは準備書面で次のように記載している。千葉が行政書士を提訴した裁判の口頭弁論で、行政書士が千葉に対して洋品店襲撃事件の際に洋品店で待機していた理由を聞いたときの千葉に関する「行動する保守」Aの認識と主張である。



(準備書面の記載)

(行政書士から聞かれて)返答に窮した千葉は、悔し紛れに①「それは、ここにいる皆が知っている」と意味不明な発言を行い、訴外黒田から失笑された。千葉は、逆上するように②「あなたたちも店へ行って妨害しただろう」と発言を行った。



 一方、行政書士は陳述書で同じ場面を次のように記載している。



(陳述書の記載)

3 返答に窮した千葉が苦し紛れに発した言葉及びその後の虚偽発言

(行政書士から聞かれて)返答に窮した千葉は、苦し紛れに、「それは、ここにいる皆が知っている」と意味不明な言葉を発しました。私は呆れて吹き出しました。傍聴席からも失笑が聞こえました。それに気付いた千葉は、逆上するように「あなたたちも店へ行って妨害しただろう」と突飛な虚偽発言をしました。



「返答に窮した千葉は、悔し紛れに」「意味不明な発言を行い」「失笑」「逆上するように」と、同一の文言が同じ順序で配置されている点からみて、同一の思考回路で構成された文章であるとみていいのではあるまいか。

 いずれにしても行政書士がわざわざ陳述書まで提出したその日、「行動する保守」Aは記事および写真の削除と10万円の支払いという条件を受け入れ、和解に応じた。行政書士の協力は何の役にも立たなかったようである。

(つづく)
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