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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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「拉致」デマを検証する 第2回
嘘だった演説内容

「行動する保守」Aが「内部告発」があったとする演説を行って以後、「真相究明活動」と称する街宣を主導した「行動する保守」の数名はほどなくして相次いで提訴され、とりわけ創価学会から提訴された右翼Mは浦安の行政書士と連帯して110万の支払いを命じられるという事態に至った。右翼Mや西村修平が提訴されたとき、支援者たちは重鎮が「内部告発」の詳細を明らかにし、「朝木明代の自殺は『謀殺事件』だったことを明らかにしてくれる」と期待したのではあるまいか。

「内部告発」の内容は具体的に立証されなければ作り話か妄想のたぐいとして片づけられようし、「内部告発」をしたとする本人が表に出てきて証言するなどしなければ再捜査とはなり得まい。しかし自分の演説内容を信じた同志が被告席に座らされるに至ってもなお、「行動する保守」Aは「内部告発」について証言する気配すら見せなかった。

 そもそも「行動する保守」Aが演説した「内部告発」の内容はそれだけではなんらの裏付けもなく、裁判ではまったく役に立たない。では「行動する保守」Aが街宣時以上の情報を得ていたかといえば、そんなものは何も確保してはいなかった。

「行動する保守」Aが「内部告発」の詳細を説明できない事情を明らかにしたのは最初の演説を行ってから2年半がたった平成23年4月のことだった。同志が訴えられても証言しなかった「行動する保守」Aは、自分が訴えられた裁判で「内部告発」なるものの実情について述べたのである。



(「内部告発」に関する「行動する保守」Aの説明)

(朝木事件とはまったく関係のない警察官に対して)私が朝木さんの事件で、あれは殺されたのではないですか? と聞いたところ、警察官は次のように話をしました。「当時現場近くで怪しい3人が目撃をされており、捜査が進むものと思ったが、上の方(検察)がやる気をみせないのでそのままになってしまった。後でその検事が創価学会員だと分かったので、上の方に圧力がかかったのかも知れないと当時聞いた。」との話を伺いました。



 平成20年に行った演説で「行動する保守」Aは、〈現職の警察官が私に内部告発をした〉〈現職の警察官は、「自分たちは犯人を特定した」と。「3名であった」と。……はっきり述べました。〉と述べている。つまり、「行動する保守」Aは「内部告発」の内容を実際に経験した人物から直接聞いたことになっていた。

 ところが3年後に裁判所に提出した陳述書では、「行動する保守」Aが話を聞いたという警察官も直接犯人を確認していたわけではなく、誰かから聞いた話だというのである。〈現職の警察官が私に内部告発をした〉というのは真っ赤な嘘だったことになる。

「行動する保守」Aの上記の説明からは、この警察官が聞いたという相手が誰なのか、またそんな相手がいたのかどうかさえも定かではない。「行動する保守」Aはこの説明によって、「内部告発」なるものが伝聞の伝聞で裏付けもできない出所不明のもの、すなわちデマにすぎないことを自白したのである。

 しかも、その内容には変遷があった。演説では〈犯人〉と断定しているのに対して陳述書では〈当時現場近くで怪しい3人が目撃をされ〉へと変遷している。「当時」という「犯行時刻」の特定もあいまいな上に「現場近く」は「現場」ではなく、「怪しい3人」というだけでは犯人の特定に至ったとはいえまい。

 これでは「行動する保守」A自身が聞いたとする内容さえ信用できないということになろう。つまり、「行動する保守」Aはそれほどいい加減な話を「内部告発」として支援者に訴えたということなのである。

信じ切っていた右翼M

 一方その半年前の平成22年12月、創価学会から提訴された裁判の一審で110万円の支払いを命じられた右翼Mは控訴理由書において「行動する保守」Aのいう「内部告発」の信用性について次のように述べた。



(「行動する保守」Aの「内部告発」に対する右翼Mの期待)

「行動する保守」Aは演説の中で、「創価学会の関与は疑いの余地がない。警察関係者からの内部告発があった」と断言している。

 当時の事件に関わった警察関係者が創価学会の関与を知っているものであるから、この警察関係者が真実を証言すれば、創価学会が殺害事件に関与したことは明白となる。

 しかしながら現在はまだ、当の警察関係者が公に証言を行うことを躊躇しているものと思われる。警察関係者からの綿密且つ、正確な情報収集と証拠が提出できれば、事件の真相が解明されることは間違いない。

 今現在、関係者を通じて警察関係者との交渉で調査・聞き取りを継続している。



 この記載内容が事実とすれば、「内部告発」の公表から2年後もまだ「行動する保守」Aに対する右翼Mの信頼は失われていなかったことがうかがえる。一審で多額の損害賠償を命じられた右翼Mは藁をも掴む思いで「行動する保守」Aに助けを求めたのだろう。右翼Mによれば「行動する保守」Aは「調査中」と回答したという。

 右翼Mは「行動する保守」Aが「内部告発」を聞いたとする相手が「犯人を確認した本人」ではないことを知らされていなかったものとみえた。「行動する保守」Aの陳述書には、「行動する保守」Aがこの警察官に対して、誰から聞いたのかとあらためて聞いたという記述もない。「内部告発」話がどうにもならない与太話だったことをこの一連の経緯がよく物語っていた。

(つづく)
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