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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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右翼が再開した「東村山デマ」街宣  その4
かつての主張と矛盾する説明

「朝木明代を殺した犯人は確保されていた」という「内部告発」なるものが「伝聞の伝聞」の与太話だったことを自白した「行動する保守」Aが、再び「真相究明活動」と称して東村山で街宣を行うからには何か新しい材料がなければ恥ずかしいと思うが、この重鎮は今度はどんな材料を引っさげて再び東村山に乗り込んだのか――。「行動する保守」Aは早めに切り上げたいと思ったのか、開始時刻を午後4時と予告していたにもかかわらず、定刻より早めに街宣を開始した。

 街宣で「行動する保守」Aはまず、「創価学会という宗教団体が公明党という政党を持って政界に進出しているのは、明らかに憲法が定める政教分離の原則に違反している。しかも公明党が政権与党に入り、自民党を牛耳っているのは非常に危険な状態である」、「19年前、朝木明代さんが転落死した事件を含めて創価学会の問題についてしゃべらせてもらいたい」などと街宣の趣旨を述べた。

 続いてすぐに本論に入るかと思われたが、その前に「行動する保守」Aは不可解な釈明を行った。本心かどうかはわからないが、「行動する保守」Aは東村山で「真相究明活動」を行うにあたり、「真相究明活動」の本家本元である東村山市議の矢野穂積と朝木直子(現「東村山を良くする会」、元「草の根市民クラブ」)と何の連絡も取っておらず、単独で行うと打ち明けたのである。

 与えられた時間は限られているのに、わざわざスピーカーを通して釈明するような話でもなかろう。「行動する保守」Aは、なぜこんな街宣の中身とは関係のない話をわざわざしたのだろう。

「真相究明活動」の本家(すなわち東村山デマの発信元)は矢野と朝木以外にはいない。仮に「行動する保守」Aが朝木明代の万引きを苦にした自殺が「他殺」であると立証しようとすれば、矢野らの協力は不可欠のはずである。しかも地元東村山に来るにもかかわらず、かつては共闘していた彼らと今はもう連携しないというのはあまりに不自然だと誰もが感じるだろう。また普通に考えて、明代の自殺後長きにわたって「他殺」を主張していた矢野と朝木が、彼らの主張を代弁してくれる「行動する保守」Aの街宣に協力しない理由はないはずである。

 ところが「行動する保守」Aは街宣で、政治的考え方の違いから「真相究明活動」を矢野や朝木とはともにはしないという。「事実」を究明するのに政治的主張や立場は関係ないはずである。「行動する保守」A自身、平成20年8月24日付ブログ(この問題に関する最初の街宣である八王子街宣の翌日)に〈思想的立場の違いはあっても、社会正義を打ち立てるための戦いには、その壁などは克服されるべきであると考えているからです。〉と述べている。「草の根市民クラブ」の政治スタンスが「行動する保守」一行とは正反対であることを十分に意識した記載だが、その後「行動する保守」Aは矢野と朝木の「草の根」事務所を訪ね、「真相究明活動」への協力を取りつけ、同年8月下旬には矢野・朝木が出席してシンポジウムを開催するなど「政治的スタンス」の壁を超えて共闘関係を構築しているのである。

 それを今になって、「政治的スタンスが違う」という理由で共闘しないというのはまったく筋が通らない。するとやはり、「行動する保守」Aが矢野・朝木と連携しない本当の理由は「政治的スタンス」の問題などではないと理解するほかないということになろう。

信用できない釈明

 何があったのか。考えられるのは、矢野と朝木の方から共闘関係を解消したいといってきたということだろう。かつて自分の方から近づいた「行動する保守」Aが矢野との共闘を拒否する理由は考えられない。

 矢野は八王子街宣当時、「行動する保守」Aからあった協力の要請を断っている。矢野は本心では「行動する保守」などという右翼連中とは最初から付き合いたくなかったようにみえた。だから西村の裁判では仕方なく協力したものの、その後は彼らと一線を画したものと私は推測している。

 矢野が具体的にどんな理由で共闘を拒絶したのかはわからない。きわめて興味深いが、いずれにしても「政治的スタンスの違いから矢野・朝木とは連携しない」という「行動する保守」Aの釈明はとうてい信用できない。つまり「行動する保守」Aはその本当の理由を隠したかったのであると私は推測している。私の推測が正しければ、「行動する保守」Aにとって、矢野と連携しない本当の理由は、公表するには都合が悪いものだったということになろうか。

 つまり街宣の冒頭で「行動する保守」Aは、今回の街宣活動は矢野、朝木と連携しないものであることだけでなく、彼らと連携しない本当の理由は「行動する保守」Aにとって都合が悪いから公表できないものであることを最初に表明してしまったということになる。「行動する保守」Aが明代の転落死について本当に「真相を究明」する気があるのなら、何があったのかを正直に話してもよかったのではあるまいか。

デマでつながった腐れ縁
 
 では一方、「行動する保守」Aが勝手に東村山で朝木明代転落死の「真相を究明する」と称して街宣活動を行ったことについて矢野と朝木はどう思っていたのだろうか。翌日、東村山市議会の控室前ロビーにいると矢野、朝木と会ったので、私はこう聞いてみた。

「『行動する保守』Aの街宣に協力しないのですか?」

 しかし矢野も朝木も、一瞥をくれただけで質問にはいっさい答えず、足早に控室へと消えていった。なぜかはわからないが、「行動する保守」Aとの関係についてはあまり触れられたくないということらしかった。

 しかしいまさら「行動する保守」Aや右翼との関係を否定しようと、「行動する保守」Aが街宣でばらまいている「東村山デマ」の発信元は矢野と朝木であり、また右翼らが東村山に乗り込むきっかけを作ったのも矢野と朝木であるという事実を消すことはできない。彼らもまたそのことを忘れてはいまい。

 のちに聞いたところによると、偶然かどうか「行動する保守」Aの街宣が終了した直後、矢野が東村山駅東口から出てきたという。矢野と「行動する保守」Aのデマでつながった腐れ縁は簡単には切れないということである。

(つづく)
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