ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

右翼が再開した「東村山デマ」街宣  その8
右翼と連携しなかった矢野

 平成26年8月31日に行われた東村山駅前街宣とこの日「行動する保守」Aが車で行った東村山街宣、立川での弟子の街宣までをみるかぎり、それが重要な狙いかどうかはともかく、この師弟が再開した「東村山デマ」街宣で矢野のいう「弱いところ」、すなわち万引き被害者に攻撃の矛先を向けようとしていることは明らかである。もともと被害者に嫌がらせをするようそそのかした矢野にとって、「行動する保守」Aから街宣の協力を求められれば、その時点で当然、この街宣が被害者に対する攻撃も含まれることが予測できよう。実際に「行動する保守」Aは、明代の万引きを否定するために被害者が「万引きを捏造した」と主張している。

 しかし、いまや矢野と朝木直子は「万引き議員・朝木明代」「選挙制度を否定する議席譲渡事件を引き起こした市民の敵」という他の追随を許さない汚名がついて回る「草の根市民クラブ」の名を捨て、すべてを闇に葬ろうとしているようにみえる。彼らはもうあの忌まわしい「『草の根』の矢野穂積と朝木直子」ではなくなり、「東村山を良くする会」(代表・奥谷浩一)という(一見したところ普通にみえる)会派の一員となった。

 来年(平成27年)春には市議選が控える。そんな時期に、在特会のヘイトスピーチにも加担する右翼と連携した上、万引き被害者を威迫するなどマイナスにしかならない。だから矢野が、本来なら共闘関係にあるはずの「行動する保守」Aへの協力を断ったとしてもなんら不思議はない。

名前を出さない不思議

 ただ矢野は、たんに「行動する保守」Aと連携しなかっただけだろうか。「行動する保守」Aが東村山で行った街宣を聞いた当初、「思想信条が異なるため、この街宣は『草の根』の人たちとは連携しないで独自に行います」という説明を、矢野と連携しないことの不自然さを糊塗しようとする言い訳と私は受け取った。しかしその見方は誤りだったかもしれない――立川での弟子の街宣を聞いて、私はそう思い直した。

 弟子は街宣の間じゅう矢野と朝木直子の名前をいっさい出さず、万引き事件のアリバイ主張に関連する箇所でさえ矢野の実名を出さず、「政治関係者の人」(筆者注=「その7」)と表現した。弟子はなぜ矢野を実名で呼ばず、初めて聞いた第三者がアリバイ主張の関係者として特定できないような表現を使ったのだろうか。

 矢野は明代の「アリバイを証明できる」といってきたのだから、「明代といっしょに食事をしていたとしている東村山市議の矢野市議」と明言すればよかろう。弟子はなぜわざわざ「政治関係者の人」などと矢野の名前を伏せたのか。

「行動する保守」Aが東村山で行った街宣では、矢野の名前は明代の転落死当時の同僚として1度だけ「同僚の矢野さん」というかたちで出た。また朝木の名前も、冒頭で1度「朝木明代さんの娘さんである朝木直子さん」として出された。しかし30分以上に及んだ街宣の中で「行動する保守」Aが彼らの名前を出したのはこれだけで、いずれも「万引きを苦にした自殺」を否定する中心的人物として出されたものではなかった。

「行動する保守」Aの街宣の中で矢野らの名前が出てもなんら不思議はない箇所はいくつもあった。しかし「行動する保守」Aは、それ以外の部分では矢野と朝木を「この方たち」「仲間の人たち」「『草の根』の方」「朝木さんの娘さん」「彼らとか彼女ら」「彼女たち」といい、決して名前を出さないのである。なぜかはわからないが、「行動する保守」Aは矢野と朝木の実名を出すことについてかなり気を遣っている様子がうかがえた。

「行動する保守」Aとその弟子がそろって、事件との重要な関連において矢野と朝木の名前を出さないというのは偶然ではあるまい。朝木明代の「転落死の真相究明」活動を行うのに、明代の事情を最も知るはずの矢野と朝木直子の名前が出ないというのは、普通では考えられない。「行動する保守」Aらはなぜ矢野と朝木の名前を出さないのだろう。

「行動する保守」Aは、矢野から街宣で名前を出さないでほしいといわれたのだろうか。そう思えるほど、「行動する保守」Aとその弟子は、「矢野穂積」と「朝木直子」の名前を出すことについて慎重だったようにみえた。

「無関係」を繰り返した重鎮

 ちなみに東村山での街宣の際、「行動する保守」Aは矢野・朝木と無関係であることを表明するのに5分程度を費やした。そのこと自体不自然だが、あらためてその部分を聞き直すと、「行動する保守」Aが表現を変えながら「無関係」であることを何度も繰り返していることに違和感を覚えた。



①現在私は、朝木明代さんの属していた「草の根」、あるいは朝木明代さんの娘さんである朝木直子さん、この方たちとですね、現在、まったく連絡を取っておりません。

②当初はですねえ、……ともにわれわれは運動を……展開したわけですけれども、現在はですねえ、……われわれ独自のですねえ……活動を展開しております。

③今から4年ほど前から、その朝木さんとはですねえ、いっしょにやることをやめました。

④今回の活動については、朝木明代さん、まあ仲間の人たちとはまったく関係のない立場でこの活動を展開していきます。

⑤だから私は朝木さんとも「草の根」の方ともですねえ、朝木さんの娘さんともですね、何の連絡もとっていません。

⑥彼らとは彼女らはわれわれのこの活動とは何の関係もないということをまずは明らかにした上で……

⑦これからも東村山市においてですねえ、……街宣活動を通して訴えていきますけども、これはまったくね、彼女たちとは関係のない活動であることを……。



 普通なら1回いえばわかる。ところが「行動する保守」Aはわずか5分程度の間にこれだけ表現を変えながら「無関係」と繰り返した。「無関係」であることを説明するにも、実にいろんな言い方があるものだと思うが、それにしてもあまりに念入りである。重鎮はどうしてそこまで「無関係」を繰り返す必要があったのだろうか。

(つづく)
関連記事

TOP