ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

エフエム東村山・東村山市民新聞併合事件控訴審判決
矢野、朝木両市議に各20万円の支払い命令

 警視庁東村山警察署の元副署長、千葉英司氏がエフエムラジオでの発言やビラの記事によって名誉を毀損されたとして現職の東村山市議、矢野穂積氏と朝木直子氏(いずれも「草の根市民クラブ」)を提訴していた裁判の控訴審で平成20年2月7日、東京高裁(寺田逸郎裁判長)は矢野・朝木両氏にそれぞれ20万円の支払いを命じた一審判決を支持、矢野氏らの控訴を棄却する判決を言い渡した。

 朝木氏は編集人を務める彼らの政治宣伝ビラ「東村山市民新聞」第142号(発行人は矢野氏=平成17年10月31日付)において、

〈当時の東村山署の千葉副署長は「朝木明代議員の遺体の上腕内側部には変色痕はなかった」と法廷でもウソを言続けた〉

 などと記載。

 矢野氏は平成17年11月28日、自らが実質的に運営する「エフエム東村山」の、矢野氏が進行・「解説」役を務める番組「ニュースワイド多摩」でアシスタントの女性に上記ビラの記事をそのまま読ませた上、あたかも同変色痕が「他殺」の証拠であるかのような「解説」をつけ加えた。

 これらの記載および放送に対して千葉氏は、「私が変色痕の存在そのものを否定した事実はなく、ビラの記載および放送は私が法廷で偽証したとの虚偽の事実を提示するもの」などと主張していた。

「証言内容を認識していた」と認定

 これに対し矢野氏らは「記事及び放送内容には真実性・相当性がある」などと主張したが、東京高裁は、

〈本件記載及び本件記載朗読は、朝木市議の遺体の上腕内側部に変色痕が存在していたのに、被控訴人(千葉氏)が、別訴証人尋問において、変色痕がなかったとウソを言い続けたということを内容とするものであるところ、被控訴人の別訴証人尋問における供述内容は、基本的には朝木市議の遺体の上腕内側部に変色痕は存在していたが、これを第三者と争ったものではないと判断したというものであることも上記のとおりであるから、本件記載及び本件記載朗読の内容は真実ではない〉

〈控訴人朝木が、(雑誌「フォーラム21」において)被控訴人の別訴証人尋問における証言内容を、皮膚変色部があっても争った跡とは判断しないと証言したものと要約する発言をしていることが認められる〉

 などと認定、矢野氏らの控訴を全面的に斥けた。

公共の電波を利用した意図的な情報操作

 平成7年9月1日に発生した故朝木明代氏(当時東村山市議=草の根市民クラブ)の転落死事件については平成9年までに捜査機関が「自殺」とする結論を出し、「万引き冤罪」と「他殺」を主張して矢野氏と朝木氏が起こした裁判でもその主張はことごとく排斥されている。今回問題となった記事および放送もまた、元副署長が上腕内側部の変色痕の存在について偽証したと主張することによって朝木明代氏の死が「他殺」であるかのように印象づけようとするものである。

 しかし東京高裁が、矢野氏らが千葉氏が法廷で「ウソを言い続けた」事実がないことを認識していながら意図的に虚偽の記事を掲載し、放送したことを認定した事実は重い。矢野氏と朝木氏は、それが嘘であることを知りながら「他殺説」の根拠にしようとしたということにほかならない。

 このようなきわめて意図的かつ悪質な虚偽宣伝、情報操作が、個人的な政治宣伝ビラのみならず高度な中立性と公共性が求められるエフエム放送(公共の電波)においてなされたこと、またそのような放送局が認可されていること自体、社会的にもきわめて深刻な事態である。

千葉英司氏の話
「朝木明代氏の万引きを『冤罪』とし、自殺を『他殺』と宣伝することは、とりわけ被害者の正直な申告を虚偽と決めつけることで、断じて許すことはできない。今回の判決は、保身のためにはどれほど人を傷つけようと何の痛痒も感じない矢野氏と朝木氏の特異な本質をよく理解した上でのものと考えている。今後も彼らとは徹底して闘い続けるつもりだ」

(宇留嶋瑞郎)
関連記事

テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

TOP