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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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「右翼の弟子」事件 第7回
 平成27年3月2日に合意した和解調書(3月6日付)が送達された。前回、裁判官が提示した和解案の内容を報告したが、あらためて正式な和解調書に記された和解条項を記載しておこう(なお、「被告」は「行動する保守」Aの弟子、「原告ら」は私と千葉である)。



和解条項

 被告は、原告らに対し、当庁平成22年(ワ)第1298号事件(※)において原告千葉英司に対し今後誹謗中傷しないことを確約する旨の和解をしたにもかかわらず、自己の運営するウェブサイトにおいて原告らの行為を「集団ストーカー行為」と記載したことにつき、遺憾の意を表明する。

 原告ら及び被告は、手段・方法を問わず、相手方の名誉、信用を毀損する一切の言動をしないことを相互に確約する。

3 原告らは、被告に対するその余の請求をいずれも放棄する。

 原告らと被告は、原告らと被告との間には、この和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務がないことを相互に確認する。

 訴訟費用は、そのうち原告らが支出した本訴提起手数料等1万6000円を被告の負担とし、その余を各自の負担とする。被告は、原告らに対し、上記訴訟費用1万6000円を、平成27年3月末日限り、原告らの指定する下記銀行口座に振り込んで支払う。なお、振込手数料は被告の負担とする。

平成22年(ワ)第1298号事件……弟子と「行動する保守」Aは朝木明代が万引きを苦に自殺した事件に関して、捜査を指揮した千葉に対して「大嘘つきの千葉英司元副署長」「にも拘らず捜査の指揮をとった東村山警察署の千葉英司副署長(当時)は強引に自殺として処理」「この男こそが13年前、自殺事件にすり替えた張本人・千葉英司だと分かった。警察を退職した今でも創価学会シンジケートで繋がり、店主を装って用心棒を演じていたとは」などと記載したため、千葉が提訴した事件。平成23年4月25日、「行動する保守」Aらは千葉に対して遺憾の意を表するとともに10万円を支払い、和解が成立した。

 なおこの裁判で「行動する保守」Aは、それまで主張していた「内部告発」(=明代の転落死について「現場で怪しい3人が目撃されていた」とする話)が「伝聞の伝聞」、すなわち話の出所さえ追及できない与太話にすぎないものだったことを自白している。)



 以上である。

 前回も説明したように、第2項の〈被告は、手段・方法を問わず、相手方の名誉、信用を毀損する一切の言動をしないことを……確約する〉の「相手方の名誉、信用を毀損する言動」には、「原告千葉は、明代が謀殺されたにもかかわらずその証拠を隠蔽し、自殺として処理した」などと主張することが含まれることを裁判官に確認している。つまり裁判官は「千葉は殺人事件を隠蔽し、自殺として処理した」と主張することは千葉の名誉を毀損すると判断しているということを意味する。

 第2項は、直接的には本件の被告である弟子に対して今後「千葉は殺人事件を隠蔽し、自殺として処理した」などと主張しないことを確約させるものだが、弟子以外の誰かが千葉に対して同様の表現をしても、やはり名誉毀損が認定される可能性が高いということと理解できよう。

「行動する保守」Aは前回の和解で千葉を誹謗中傷しないことを確約させられているから、上記のような表現をすることはできない。

「千葉」の名前を出せない「行動する保守」A

 ただ当然、「行動する保守」Aが主張した「内部告発」の内容が事実であると立証できた場合には話はまた別である。「行動する保守」Aは平成26年8月31日に行った街宣で、「東村山警察は(明代の転落死について他殺の事実を隠蔽し)朝木が万引きをして自殺したと処理した」などと主張したが、千葉の名前は出さなかった。千葉の名前を出せば名誉毀損になるということは理解しているのだろう。だから、「千葉」ではなく「東村山警察」とすることで誹謗中傷の対象を曖昧にしたということと理解できる。

 しかしかつては千葉を名指しした「行動する保守」Aがもう千葉の名前を出せないということは、「明代は殺された」とする裏付けなどないといっているに等しいということである。「行動する保守」Aは卑怯者なりに、「千葉が殺人事件を隠蔽し、自殺として処理した」とする事実を立証できないことだけは理解しているものとみえた。

「行動する保守A」が「東村山署」ではなく「千葉」の名前を堂々と出して「殺人事件を隠蔽し、自殺として処理した」と主張するためには、やはり「内部告発」なるものが事実であることを立証する以外にないのだろう。「行動する保守」A自身も「伝聞の伝聞」であるにもかかわらず平成26年に行った街宣ではいまだ「内部告発」に未練があるような口ぶりだった。 このとき、「行動する保守」Aは香川大学教授が「内部告発」に近い話を聞いたと述べている(やはり「伝聞の伝聞」)ことを紹介し、9月に行った街宣でも教授の話に触れたが、それっきりである。

最初の情報発信者

 ところで、最初に「4人の男に現場のビルに連れ込まれるのを見た」という「目撃情報」を公表したのはほかならぬ東村山市議の矢野穂積である(平成8年4月18日付『週刊宝石』)。その矢野は「明代は殺された」と主張しているにもかかわらず、「行動する保守」Aの主張する「内部告発」話にはまったく興味を示さなかった。なぜなのだろう。

 確かなのは、矢野は平成8年以後、1度たりとも「目撃情報」なるものを公の場に持ち出したことはないということである。「情報」の出所も明らかではない。すると、最初の情報発信者である矢野自身が「情報の出所」である可能性を否定できないということになる。

 いずれにしても、香川大学教授の伝聞話と「行動する保守」Aの「内部告発」の内容には、矢野が最初に公表した「目撃情報」と重なる部分があることは確かである。「行動する保守」Aは、香川大学教授だけでなく矢野にも情報の出所を含めて、情報の信憑性はどうなのかじっくり聞いてみる必要があるのではなかろうか。

(了)
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