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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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『聖教新聞』事件 第51回
噛み合わない回答

 教授が明らかにした「2人の暴力団員が明代を抱え上げて脅している途中、誤って落とした」という「拉致・殺人説」は、平成7年に正体不明の男が電話をかけてきて話した内容(=その後、音沙汰なし)、矢野が『週刊宝石』でコメントした内容(=以後、いっさい言及さえなし)、「行動する保守」Aが主張した「内部告発」(=平成23年4月に「伝聞の伝聞」すなわち与太話であることを自白)に比較すると、基本情報である「犯人」の人数に変遷がある。しかし、「明代の転落現場に不審者が存在し、転落させた」という内容である点においてよく似た話であることに違いはなかった。

 矢野が最初に主張した「拉致説」と「行動する保守」Aの「内部告発」はいずれも与太話であることが確定している。では、T教授が公表した「拉致・殺人説」にはなんらかの信憑性があるのだろうか。「9年前に聞いた」(=教授の説明)時点では「伝聞の伝聞」にすぎないこの「拉致・殺人説」をT教授が平成25年になって公表したのは、その間に裏付けを確認し、満を持して公表するに至ったということだったのか。

 仮にT教授がこの「伝聞の伝聞」を裏付けもなく公表に及んだとすれば、教授は「行動する保守」Aと同等の口舌の徒ということになるが、事実はどうなのか。明代の転落直後から捜査を指揮し、現場の状況に第三者が介在した痕跡がないこと、不審者の目撃情報がないことなどを確認している千葉は、教授に直接聞いてみることにした。

 千葉は教授にファックスを送付し、「『行動する保守』Aが主張する『内部告発』との関連はあるのか」「この『伝聞の伝聞』の裏付けはあるのか」「この重大な『証言』を9年間も放置した理由」などを聞いた。これに対してその4日後、教授から千葉に対して内容証明が届いた。しかしその内容は、千葉の率直な疑問に正面から答えるものではなかった。

 教授は「答えるのはやぶさかではない」としたものの、千葉が「元東村山事件初期捜査指揮者」と名乗っていたことについて「経歴詐称」であると主張し、「なぜそのような肩書を使うのか」「誰に頼まれたのか」などについて釈明を求め、「不可解な点が解消された後」回答すると答えた。これに対して千葉は「経歴を詐称した事実はない」とのみ回答し、「経歴詐称をした」とする決め付けを前提とする教授のその他の求釈明には応じなかった。

 そもそも千葉が「元東村山事件初期捜査指揮者」と名乗ったことをことさら「肩書」とみなし、「そんな地位はないから肩書を詐称した」などと決め付ける必要がどこにあろうか。自己紹介程度に考えればすむことだろうと思う。つまり、「そんな肩書はない」と主張すること自体、あえて揚げ足を取り、論点をすり替えようとしたようにしかみえない。どんな回答をしたところで教授の「不可解な点」が解消することはなく、教授が質問に正面から答えることはないと千葉は判断したのである。

「内部告発」と同レベルの疑い

 教授はこの間の千葉とのやり取りをブログで公表しているが、やはり何度読んでも、教授が千葉の質問に答えない理由は理解できない。仮に教授が千葉に答えるのが気に食わないというのなら、千葉ではなく読者に対して「9年間公表しなかった理由」と「『伝聞の伝聞』の裏付け」を堂々と明らかにすればすむのではあるまいか。

 しかしいまだ、教授は「伝聞の伝聞」の裏付けを明らかにしない。つまり教授が9年間も放置して公表しなかった「拉致・殺人説」は「行動する保守」Aの「内部告発」と同レベルのもの、すなわち与太話の域を出るものではないと判断する以外にないことになる。

 一方、教授が平成25年6月18日ブログで最初に「拉致・殺人説」を公表したあと、矢野はどんな反応をしたのか。平成23年4月、「行動する保守」Aは「内部告発」が「伝聞の伝聞」であることを自白し、矢野が「新しい情報」と一応紹介した話は与太話だったことが確定した。あたかもそれをフォローするかのようなタイミングで出てきたのが教授が聞いたとする「拉致・殺人説」だった。

 しかし、矢野が教授の情報に関心を示したフシはない。その代わりに大々的に教授を持ち上げたのが、「内部告発」の自滅で恥を晒した重鎮の「行動する保守」Aだった。「行動する保守」Aは教授が新たな「拉致・殺人説」を公表してから1年後の平成26年8月31日、東村山駅前で街宣を行い、その演説の中で取り上げたのである。街宣の開始前には、参加していた人物から電話でT教授を紹介されていた。

「内部告発」が「伝聞の伝聞」であることが露顕して面目丸潰れとなった「行動する保守」Aにとってはなにか、教授から助け船を出してもらったような気でもしていたのだろうか。仮に教授のいう「拉致・殺人説」が事実と立証されれば失われた重鎮のプライドは回復されるだろう。

 とすれば、「行動する保守」Aが東村山駅東口で開催した街宣はもう少し大々的に行ってもよかったようにも思えた。しかし街宣で「行動する保守」Aは、教授の「拉致・殺人説」を持ち上げはしたものの、矢野は街宣に顔さえ出さず、それどころか「行動する保守」Aはかなりの時間を割いてこの街宣が矢野や朝木とは無関係であることを繰り返し説明したのだった。

そんな説明をする暇があれば、教授が主張する「拉致・殺人説」にどれほどの信憑性があるのかを説明する方がはるかに有益だろう。しかし「行動する保守」Aは、「また『伝聞の伝聞』の話ですか」という私の問いに「あんたには用がないんだよ」というだけで、いっさい答えようとはしなかった。

(つづく)
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