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『聖教新聞事件』 第55回
「行動する保守」Aの要請を断る

 矢野はかつて『週刊宝石』で「朝木が4人の男に連れ込まれるのを見たという情報があった」とコメントしながら、その後この「情報」にはいっさい触れさえしなくなった。その矢野からすれば、「行動する保守」Aが「現職警察官による内部告発があった」などとし、その内容を聞かされたとき、自分が封印した「目撃情報」とあまりにも似ていることを直感したはずである。

 矢野がかつて『週刊宝石』でよく似た内容のコメントをしていたことを「行動する保守」Aは知らなかった。「行動する保守」Aがそれを知っていれば、すぐに「現職の警察官からこんなよく似た話を聞いた」と、「内部告発」の信憑性に関して矢野に意見を求めただろう。

 しかし「行動する保守」Aはうかつにも矢野のコメントそのものを知らなかった。「行動する保守」Aが「内部告発」なる与太話をどこで仕入れてきたのかはわからないが、「とんでもないネタ」と本気で信じたのだろう。軽率な重鎮というほかあるまい。

「行動する保守」Aは平成20年に八王子で最初の街宣を行うに際して矢野に参加を要請したものの、「行動する保守」Aによれば「『真相究明』は独自にやる」とやんわり断られた。「行動する保守」Aは当然、「内部告発」を聞いた旨を伝えただろう。しかし矢野の反応は意外にも淡白だった。そのことを「行動する保守」Aはいぶかしく思わなかったのだろうか。

「新情報」としか記載せず

 その後、矢野は「行動する保守」Aの誘いを断りきれなくなり、シンポジウムにパネリストとして参加し、平成20年9月1日には東村山駅東口で「行動する保守」Aらが主催した「朝木明代謀殺事件の真相究明を求める」と称する集会にも朝木直子ともども参加した。「行動する保守」の一行が「洋品店襲撃事件」を引き起こした直後に合流したのである。

 東村山駅での街宣に参加した矢野は「行動する保守」Aが東村山駅前で開催した街宣活動に触れざるを得なくなった。こうしてウェブ版『東村山市民新聞』に記載したのが〈新たな情報をもとに朝木明代議員謀殺事件究明に立ち上がった(「行動する保守」A)ら〉という文言だった。続いて、「行動する保守」Aが主催した東村山駅前街宣に自分たちが参加した旨も記載している。

 しかし、にもかかわらず矢野は、「内部告発」については〈新たな情報〉としか記載しなかった。「朝木明代謀殺事件の真相究明を求める」と騒ぐ「行動する保守」らを表向きは持ち上げながら、この街宣の最大の目玉である「内部告発」については傍観者的表現にとどめたのである。

 朝木とともに「真相究明活動」を進めてきた(と主張する)矢野が、立証されれば「真相究明」につながる可能性が高い「行動する保守」Aの主張する情報について、その中身にいっさい触れないのはやはり不可解というほかない。「行動する保守」Aはこのことを疑問に思わなかったのだろうか。

 国会記者クラブに席を置いている「ジャーナリスト」であり、ブログも運営している「行動する保守」Aが、『東村山市民新聞』をチェックしていないことはあり得ない。「行動する保守」Aは、矢野が「内部告発」について「新情報」としか記載していないことを確認し、内心では不服に感じていたかもしれない。

 しかし矢野が「内部告発」に触れないことを表沙汰にすれば支持者に動揺を与えかねないし、何より、やっとの思いで共闘態勢を作り上げた矢野との関係にヒビを入れかねない。だからあえてこのことには触れなかったということではあるまいか。「行動する保守」Aには「内部告発」についてその内容を立証できる自信などなかったということと理解できよう。

思い出されることを警戒か

 矢野としてはいったん「内部情報」と記載すれば、その中身まで触れないわけにはいかなくなる。「3人の犯人と思われる人物が特定されていた」と書けば、たとえば明代の万引き事件以降、少なくとも数年間は彼らと近い関係にあった乙骨正生など反創価学会ライターたちから取材の依頼が来ないとも限らない。

 そうこうしているうちに、平成8年に矢野が『週刊宝石』でコメントした内容(「朝木氏が4人の人にビルへ連れ込まれるのを見た」)と似ていると気がつく者が出てくる可能性もある。そうなれば、「『週刊宝石』のコメントにあった話はどうなったのですか?」と矢野が聞かれる可能性がある。

 当然、最初に聞かれるのは「その話を誰から聞いたのか」ということである。その情報源が「行動する保守」Aが「聞いた」とされる人物と同一だった場合、あるいは情報の出所が共通していた場合には信憑性が高まる――そう期待したとしても不思議はない。

 しかし、昔のコメントを蒸し返され、情報の出所を聞かれて困るのが矢野であるのは明らかだった。「情報の出所」を答えられなければコメント自体がいい加減なものだったことが露顕するだろうし、「情報の出所」を答えれば答えたで、「当時なぜ情報の真偽を確認しなかったのか」と、今度は矢野の姿勢そのものが疑問視されかねない。その後の「箱詰め説」との矛盾も指摘されよう。

 いずれにしても、かつて『週刊宝石』に「拉致目撃情報」を明らかにした事実を蒸し返されることは、矢野にとってこれほど不都合なことはない――そう考えるのが自然というべきだった。

(つづく)
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