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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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右翼が再開した「東村山デマ」街宣  その13(最終回)
帰ってきた重鎮

「内部告発」が立証不能の「伝聞の伝聞」すなわちたんなる与太話であることを自白した「行動する保守」Aが東村山に帰ってきて街宣を行ったのは、自白から3年半がたった平成26年8月31日だった。「行動する保守」Aはこの街宣で「内部告発」に触れ、「警察官の証言を引き出せなかったのはわれわれの敗北」と述べた。

「100%の確信をもって」と自分が言い出したにもかかわらず「私の責任」とはいわず、どさくさにまぎれて「われわれの敗北」などといつの間にか「行動する保守」全体に責任を転嫁してしまうとは、どこまで卑劣な男だろうか。この重鎮は、仲間を見殺しにしても自分のプライドだけは守りたいらしかった。

 その「行動する保守」Aが「内部告発」について、卑劣な言い方ではあるが、曲がりなりにも「敗北」という言葉で「他殺の根拠」にできなかったことを認めたことには、実は理由があったようだった。「行動する保守」Aは続けて、香川大学教授のTがブログに次のような趣旨の記事を書いていることを紹介したのである。

「創価学会から依頼されて朝木を脅していた暴力団員が、『朝木を転落させてしまった』と幹部に相談があった。幹部はすぐに逃げろと指示した。その幹部は今も在職していると」

 これが事実と立証されれば、「行動する保守」Aが主張した「3人の犯人と思われる人物の特定もなされていた」という「伝聞の伝聞」の「内部告発」が、まかり間違えば、どうにもならない与太話から「客観的裏付けを持った確かな証言」へと一気に格上げすることになる。

「行動する保守」Aとすれば、溺れる者は藁をも掴むの心境か、なんらの根拠もないものの、なにか心強い味方が現れたとでも思ったのか。あるいはこれによって失地回復も狙えると、またしても淡い期待を抱いたのか。

 少なくとも、「内部告発」は「伝聞の伝聞」だったが、「自分以外、それも香川大学の教授も似たような話を聞いたといっているではないか。何も自分だけが信じた話ではないのだ」とアピールしたかったのだろう。そうすることで、支援者たちに少しは「重鎮が信じたのも無理はない」と思わせようとしたのかもしれない。

 このとき「行動する保守」Aの応援に来ていたのが武蔵村山市議の天目石だった。よくわからないが、2人には何か共鳴し合うものがあるのだろう。

「恥の上塗り」の危機

 東村山で街宣を行ってから1カ月後(平成26年9月28日)、「行動する保守」Aは立川駅前で同じ内容の街宣を行い、今度はより踏み込んで、関与したとする「創価学会幹部」の実名まで挙げた。そこで、私は「行動する保守」Aにこう聞いた。

「当事者の名前が具体的に出たということは、今後は○○さん(「行動する保守」Aが名指しした「創価学会職員の名」)を引っ張り出して証言してもらうということですね」

「行動する保守」Aは私を追い払うしぐさをして、質問にはいっさい答えなかった。

 それを最後に、「行動する保守」Aから、香川大学教授が聞いたとする話(これも「伝聞の伝聞」)に関する情報はぱったり発信されなくなった。香川大学教授も、信憑性を確認した千葉の質問に対していっさい回答しようとはせず、「創価学会幹部から聞いた」とする「伝聞の伝聞」についてなんら「続報」を発信していない。どうしたのだろう。

 教授の話まで与太話だったということになれば、これを街宣で2度も持ち上げた「行動する保守」Aのメンツは丸潰れとなろう。またそうなれば、「行動する保守」Aの「内部告発」は2度目の敗北を喫することになる。「行動する保守」Aがどう思っているかは定かでないが、これはいわゆる恥の上塗りという事態にほかならないのではあるまいか。

開き直った重鎮

「行動する保守」Aに会うのは平成26年9月28日、立川で街宣をして以来である。その後、「行動する保守」Aの「真相究明活動」は進展があったのだろうか。街宣で名指しした創価学会幹部に直接取材をしたのか。そのことを確認するのに、これ以上のチャンスはない。思いもかけず訪れた幸運というべきだろう。

 開廷時刻が近づき、法廷前のロビーに行くと、奥に朝木直子と田中弁護士、その手前、少し距離を置いた席に「行動する保守」Aと武蔵村山市議の天目石がやや離れて座っていた。こんな機会はめったにないので、私は「行動する保守」Aに「ごぶさたしております」と声をかけた。すると「行動する保守」Aも挑戦的な目で「久しぶりだな」と返したので、さっそくこう聞いた。

「例の『内部告発』の話はどうなりましたか」

 すると「行動する保守」Aは、私からすっと視線をはずし、ややふてくされた風情で、ただこう答えた。

「関係ないよ」

 あれほど、「関与した」とする創価学会幹部と称する人物の実名まで挙げておいて、これはどういうことだろう。

「高倉先生に聞けばいいじゃないですか」

 と聞いても、「行動する保守」Aは視線を宙に向けたまま何も答えない。「聞くことは聞いたが、やはり与太話だったということなのかな」などと考えていると、千葉が私の後ろから、やや強い口調で割って入った。

「あんたがそういったから聞いてるんだよ。自分から言い出しておいて、『関係ない』はないだろ」

 口調はきついが、客観的にみてしごくまっとうな言い分である。現場で捜査を指揮した者として、捜査に関わった者全員の仕事を確かな根拠もなく愚弄されたという思いがあったのだろう。「行動する保守」Aは一瞬、千葉の方を振り向いたが、再びそっぽを向くと、開き直るように、ただこう答えた。

「関係ないよ」

「内部告発」について「伝聞の伝聞」であることを自白し、曲がりなりにも「敗北」を認め、2度にわたり香川大学教授の記事を持ち出してあたかも「内部告発」が立証される可能性があるかのように主張したあげくの答えが「関係ない」の一言とは、この状況をどう理解すればいいのだろうか。

 あるいは、これまで「行動する保守」Aを信じてついてきた支援者たちは、「内部告発」について聞かれて「関係ない」と開き直る重鎮の姿をどう感じるだろうか。

「内部告発」に決着

 千葉は「行動する保守」Aに向かってこういった。

「無責任なやつだなあ」

「行動する保守」Aはもう千葉の方を見向きもしなかった。

 そばにいた武蔵村山市議がこのやり取りをどう聞いたかは定かではない。彼にとって、そもそもそんなことはどうでもいいことなのかもしれない。裁判が終わり、気がつくと、もう「行動する保守」Aと武蔵村山市議の姿は法廷にはなかった。

「内部告発」と香川大学教授の「伝聞の伝聞」の話の件は、「関係ない」という「行動する保守」Aの回答によって、いずれもなんら根拠のない与太話だったということで決着がついた――そう理解していいのではないか。私の問いかけに千葉はこう答えた。

「一応、そう考えていいんじゃないでしょうか」

「内部告発があった」などといって仲間を煽動し、無実の市民を怯えさせ、多くの仲間を裏切った「行動する保守」Aは、「関係ない」という言葉によって2度目の敗北を認めたことになる。それだけではない。「行動する保守」Aは「関係ない」という言葉によって再び仲間を裏切ったのである。

(了)
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