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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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東村山市議会傍聴記(平成29年3月議会一般質問)
 平成29年3月3日、東村山市議会では一般質問が行われた。この日、午前11時30分から朝木直子の一般質問が始まったが、朝木の質問は昼食休憩を挟んで午後4時30分まで続いた。東村山市がある資料を市民に提供したことを朝木が問題視して追及し、その答弁をめぐって何度も議会運営委員会が開かれるなどして、議会の進行が止まったのである(この質問内容についてはいずれ詳述する)。この5時間のうち、実際に質問と答弁が行われたのはせいぜい1時間程度だったのではあるまいか。

 この日の朝木の一般質問のタイトルは〈多摩湖寿会で発生した元市議による横領事件について〉である。朝木はこのテーマを平成28年9月議会から続けており、同議会の決算特別委員会での質問を含め、議会で取り上げるのは4回目となる。

 多摩湖寿会の会員たちとおぼしき市民が10人ほど傍聴に訪れていた。朝木の質問中、議会の進行が止まった際には、質問者の朝木直子と多摩湖町を地盤とする自民党の東村山市議蜂屋健次がたびたび傍聴席の寿会会員とおぼしき市民のところまでやってきて、なにやら話し合っているという光景が見られた。

 私の座っていたのは議場の左端で、寿会の人たちが座っていたのは右端だったから、何を話していたのかその内容は定かではない。ただ、議会が止まった際には寿会の中心的人物(会長と思われる)が議長に向かって大声で何かを訴え、議長からたしなめられるという場面もあったから、朝木の質問内容が寿会、とりわけ会長にとっても切実な問題であることがうかがえた。

傍聴席で携帯カメラを向けた寿会「会長」

 それにしても、何時間も議会が止まるのはめったにないことと思うが、議会が中断している最中に、傍聴席でもめったにない事件が起きていた。私の記憶では午後4時ごろのことである。私は元東村山警察署副署長の千葉英司と並んで傍聴席の左端に座って再開を待っていた。ふと傍聴席の右端に目をやると、どうしたのか、寿会の会長とおぼしき人物が、まずその人物の通路を挟んですぐ左側の市民(寿会会員と思われる)を携帯電話で撮影し始めた。

 それまで、その寿会会長と思われる人物は寿会会員と思われる市民たちに飲み物を差し入れるなど非常に気を遣っている様子だったから、記念写真でも撮っているのだろうかと思って見ていた。するとそのうち、その人物は携帯をすっと私たちの方に向けたのである。それが目的だったとすれば、まず会員たちに携帯を向けたのは、カムフラージュのつもりだったのかもしれない。

 携帯がこちらの方向に向けられたことに気がついた私と千葉は、ただちにその人物に向かって大声で怒鳴りつけた。

「こっちを撮るんじゃない」

 とっさのことで、また相手との間には相当の距離があるから、おとなしい声では聞こえないし、撮影を止めさせることもできない。だから、われわれの口調が強くなったのは致し方ない。

 寿会会長とおぼしき人物は、われわれが自分に対して怒っていることにすぐに気がつき、携帯を下に向けた。われわれが何をいっているのかにすぐに気がついたことを考えると、やはりこの人物の狙いはわれわれにあったとみるのが自然なようだった。このことについて、寿会会長とおぼしきこの人物からわれわれに対して直接的な反論はいっさいない。

 われわれが怒鳴ったことに対して、そばに座っていた2人の傍聴者から批判があった。1人はわれわれの方を向いて「そんないい方をしなくてもいいじゃないか」という。しかし距離があり、撮影を止めさせるには大きな声で、強くいうしかなかろう。撮影しようとした側を批判しないのは本末転倒である。

 もう1人の批判は「あなたも撮影してるじゃないか」というものだった。しかし私が「私は議長の許可を受けて、議会の開会中に議場(公人)を撮影しているだけで、傍聴席の私人を撮ってはいません。私人を勝手に撮るのはダメなんですよ」と説明すると、この傍聴者はすぐに理解してくれた。

割り込んできた蜂屋健次(自民党)

 そんな傍聴者とのやりとりがあった直後のことである。議場内にはその寿会会長とおぼしき人物の近くで、市の職員と自民党議員の蜂屋健次がわれわれの正面を向いて座っていた。すると、今度は蜂屋が割り込んできた。蜂屋は私に向かって薄笑いを浮かべて、「まあそんなに怒らなくても」という趣旨のことをいったのである。

 この議員は傍聴席で他の傍聴人からカメラを向けられることがどういうことか理解できないようだった。だから私は蜂屋をこう怒鳴りつけた。

「おまえ、傍聴人をからかうようなことをいうんじゃないよ」

 すると蜂屋は、私に対して「『おまえ』といったな」と強い不快感をにじませながら、議場から出ていった。「捨てぜりふ」というのだろうか。

蜂屋は自分の支持者が非難されていることに気がつき、支持者をかばおうとしたのだろう。支持者を大事にしようとする気持ちは人情かもしれないが、それも時と場合による。寿会会長とおぼしき人物がわれわれに携帯電話のカメラを向けたことは事実なのだから、蜂屋は市会議員として、それが自分の支持者であろうと、カメラを向けた側を注意すべきなのである。カメラを向けた側にはなんらの注意もせず、カメラを向けられた側に対してのみたしなめるような発言をするというのは、やはり筋が通らないのではあるまいか。

 かつて東村山市議会では「草の根市民クラブ」の矢野穂積が傍聴席にカメラを向け、また朝木直子が市役所の敷地内で千葉にカメラを向けた。また平成21年3月議会では、矢野が東村山に連れてきた右翼が傍聴席をビデオで撮影し、ユーチューブに上げたという事件があった。そのときには、右翼に対して議長が削除を求めるまでに発展した。

私の知るかぎり、傍聴人が傍聴席を撮影するという事件が起きたのは、上記の右翼によるビデオカメラ撮影事件以来のことである。しかし、傍聴席を無断で撮影しようとした者を自民党の市会議員があからさまに擁護した例は記憶にない。

(了)
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