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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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多摩湖寿会事件 第36回
代理人分割の謎

 元東村山市議の山川昌子が、ビラや議会などでの発言によって名誉を毀損されたとして東村山市議の朝木直子、矢野穂積(いずれも「草の根市民クラブ」)や老人クラブ多摩湖寿会会長の清水澄江、武蔵村山市議の天目石要一郎を提訴している裁判の第5回口頭弁論が9月26日に迫った。平成29年1月30日に山川が提訴した後も、朝木は同年3月議会、6月議会、それからつい最近の9月議会でも、依然、「山川は多摩湖寿会の金を横領した」とする事実を前提にした質問を重ねている。

 朝木らの主張についてはこれまで議会質問を中心にみてきた。では、そんな朝木をはじめ、最初に「山川が寿会の金を横領した」といい始め、朝木に情報を提供した寿会会長の清水澄江は裁判でそれぞれどんな主張をしているのか。

 なお被告側は、朝木及び矢野、清水及び天目石と別々の代理人を就けている。朝木と矢野は清水からの情報を元に政治宣伝ビラや議会質問などで「山川は寿会の金を横領した」と主張し、清水は自らの判断でそう主張した。つまり、朝木と矢野は他からの情報に基づく主張で、清水は一応直接的な根拠に基づく主張であるという違いがあり、裁判における主張の仕方も違ってくることも予測される。このため、朝木・矢野と清水については別の代理人を就けたのかもしれなかった。

 別の代理人を立てていれば、万が一、双方の利害が対立した際にもスムーズに共闘を解消できるという見方もできよう。ちょうど、朝木明代の万引きを苦にした自殺を「他殺」と主張した『週刊現代』が、情報源とした朝木直子とともに提訴された際、裁判の途中で朝木が「『週刊現代』の取材は受けていない」といい始めたことで、最後は『週刊現代』と敵対したみたいに。嘘と裏切りにかけて、朝木と矢野を凌ぐ者を私は知らない。

 なお、天目石は朝木と矢野が発行した政治宣伝ビラ(『東村山市民新聞』)を自身のブログに転載するなど朝木の情報に頼っていたようにみえるが、彼の代理人がなぜ朝木の代理人と共通でないのかという点については謎である。

「誰かは特定していない」

 さて、この裁判の第1回口頭弁論は平成29年3月7日に行われたが、被告らは山川の請求を棄却する判決を求めた上で、それぞれ「事実関係、証拠資料を確認・精査したうえ、追って認否、主張する」(朝木・矢野)、「認否、反論は追って行う」(清水)とする書面を提出したのみで出頭しなかった。第1回口頭弁論に限っては、原告の都合で期日が指定されるため、被告は書面(答弁書)を提出さえすれば、代理人を含めて必ずしも出頭しなくていいことになっている(擬制陳述)。

 被告らが具体的な反論を記載した準備書面を提出したのは平成29年4月26日に開かれた第2回口頭弁論においてだった。

 山川は被告らが「『山川は多摩湖寿会の金を横領した』と主張したことによって名誉を毀損した」と主張している(「請求原因」)。この点に対する被告らの認否はどうなのか。



(「請求原因」に対する認否1)

①平成28年8月24日に提出した一般質問通告書における記載(朝木)
②平成28年9月定例会における一般質問(朝木)

〈原告の氏名や住所を特定せず、「元市議会議員が多摩湖寿会の会計から横領をした疑惑がある」と指摘したにすぎず、このような疑惑の提示により原告の社会的評価が低下するものではない。〉

〈被告朝木が、「東村山市老連や社協が『お金は返金されており、過年度の会計は会計監査や総会の承認を受けているので何の問題もない』との見解を示している」と認識していたことは認める。〉

③同9月議会決算特別委員会における質問(朝木)
④平成28年11月15日と発行の市議会だよりにおける記載(朝木)

〈原告の氏名や住所を特定せず、「元市議会議員が多摩湖寿会の会計から横領をした疑惑がある」と指摘したにすぎず、このような疑惑の提示により原告の社会的評価が低下するものではない。〉

⑤平成28年11月22日に提出した一般質問通告書における記載(朝木)

〈「元市議会議員が多摩湖寿会の会計から横領をした」旨の事実を摘示したという範囲で認めるが、被告朝木は原告の氏名や住所は特定されておらず、これにより原告の社会的評価が低下するものではない。〉

⑥平成28年11月定例会における一般質問(朝木)

〈「元市議会議員が多摩湖寿会の会計から横領をした」旨の事実を摘示したという範囲で認めるが、被告朝木は原告の氏名や住所を特定しておらず、これにより原告の社会的評価が低下するものではない。〉

〈健康福祉部長は「犯罪があったと断言することは困難」と発言したが、「二重計上等の不適切な会計処理があった」と認めているのであり、被告朝木の主張事実(「山川が横領した」との事実)をすべて否定しているものではない。〉



 議会での質問について朝木は、「名指しをしていないから『山川』とは特定しておらず、名誉毀損にはならない」と主張しているようだった。

(つづく)
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