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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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多摩湖寿会事件 第43回
傍聴席での発言

 山川が主張する多摩湖寿会会長、清水澄江による名誉毀損は、これまで見てきたところでは、不特定多数の一般市民に対して直接なされたものではない。しかし、平成28年11月30日以降、「山川は多摩湖寿会の金を横領した」とする主張を、清水は明かに不特定の一般市民に向けて立て続けに繰り返すようになる。

 清水が最初に不特定の一般市民の前で「山川は多摩湖寿会の金を横領した」とする趣旨の主張をしたのは平成28年11月30日、朝木の一般質問が行われている最中だった。この日の一般質問は、東村山市役所にある本会議場が改装工事に入っていたため、いつもは常任委員会などが開かれる委員会室で行われた。本会議場に比べれば部屋全体が狭いのはもちろん、傍聴席もだいぶ手狭だった。ただそのぶん、発言者の声はよく聞こえた。

 その委員会室で行われた朝木の一般質問の途中、清水は傍聴席から周囲によく聞こえる声で次のように発言したのである。



(山川が主張する清水による不法行為⑤-(1))

 平成28年11月30日、朝木が一般質問で「何十件もあるんだから、不正計上が。……横領の証拠が」と発言したときのことである。朝木のこの発言に呼応するように、清水はこう発言した。

(1)
「全市に配ったらいいじゃない」



 清水が何を「全市に配ったらいい」といっているのかといえば、いうまでもなく、その直前に朝木が発言した「横領の証拠」以外にはない。すなわち清水のこの発言は、「山川は多摩湖寿会の金を横領した」との事実を前提にしていることは明らかで、その「証拠」を全市にばらまき、山川の「犯罪」を「全市に周知すべきだ」と主張しているものと理解できた。

 同じ朝木の一般質問の際、清水はさらに傍聴席で次のように発言した。



(山川が主張する清水による不法行為⑤-(2))

 東村山市健康福祉部が朝木の要求(平成28年9月議会)に基づいて行った多摩湖寿会会計に対する再調査の結果、東村山市は過去5年間に多摩湖寿会に交付した補助金の一部について返還を求める方針を固めた。朝木の質問に対して健康福祉部がその具体的な金額を答弁した直後のことだった。清水は傍聴席から再び次のように発言した。

(2)「彼女から返してもらえばいいのよ」

「みんな山川さんの懐に行ってるから、全部返してもらえばいい」



 市が多摩湖寿会に対して返還を求めようとしている額は「すべて山川の懐に行っている」、つまり返還を求める額は「すべて山川が着服した」と、清水は主張しているのだった。清水の声は傍聴席の一般市民のみならず、傍聴席のすぐ前に座っている市役所職員たちすべてに聞こえるほどの大きさだった。

 もちろん市役所の職員も一般市民であり、その口を介して清水の主張が市内に広がる可能性を否定することはできない。したがって、上記清水の発言によって社会的評価を低下させられたと山川は主張していた。

発言の存在を否認

 山川の主張に対して清水は次のように主張していた。



(山川が主張する清水による不法行為⑤に対する清水の主張-(1))

 被告清水が、平成28年11月30日の東村山市議会において、傍聴規則に反し、傍聴席から傍聴人のみならず少なくとも市役所職員全体に聞こえる音量で原告の主張するような発言をした事実はない。

 東村山市による会議録にも、質疑中、あるいは質疑の合間の、発言者不明の発言なども記載されているが、原告の主張するような発言の記載はない。……原告の主張する音量での発言があれば、会議録に記載があって然るべきであるが、そのような記載はない。



 議員の質疑や市側の答弁については会議録に記載されなければならないが、傍聴人の不規則発言が必ず記載されることはない。したがって、東村山市が発行した会議録に清水の発言が記載されていないことをもって、清水の発言がなかったことの裏付けとすることは難しいのではあるまいか。

 私はその場で清水の発言を確かに聞いたのだが、清水はその事実をなかったことにしようというのだろうか。また清水は、次のようにも主張している。



(山川が主張する清水による不法行為⑤に対する清水の主張-(2))

 原告の主張する発言がなされたとしても、発言の内容は、事実の摘示ではなく、隣席の傍聴者との会話ないし被告朝木の発言や健康福祉部長の答弁を受けての意見の表明にすぎず、不特定多数の者に対し「原告が寿会の金を着服した」との事実を摘示するものではない。



「(横領の証拠を)全市に配ればいい」というのは、文言だけを見れば朝木の発言を受けての「意見の表明」かもしれないが、「全市に配る」のは「横領の証拠」なのだから、発言の意味するところが「山川は寿会の金を横領した」とする事実を前提にしたものであることに変わりはあるまい。この発言の評価は分かれる可能性があるかもしれない。

 しかし、もう一方の「みんな山川さんの懐に行ってるから、全部返してもらえばいい」とする発言の中で「懐に行ってる」とは「山川が着服した」という意味にほかならない。すると、少なくともこの発言に関しては、「山川が着服した」という事実の摘示であると評価できるのではあるまいか。

(つづく)
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