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多摩湖寿会事件 第6回口頭弁論
原告・被告双方が陳述書を提出

 発言等によって名誉を毀損されたとして元東村山市議の山川昌子が多摩湖寿会会長の清水澄江と東村山市議、朝木直子と矢野穂積、武蔵村山市議の天目石要一郎を提訴していた裁判は、平成29年11月28日、第6回口頭弁論が行われた。

 口頭弁論に先立ち、まず被告の朝木、矢野、清水、天目石が陳述書を提出し、それを受けて山川が陳述書を提出していた。清水は前回、第5回口頭弁論で多摩湖寿会理事2名および多摩湖寿会前会長、加藤幸雄の陳述書を提出していたので、山川は陳述書で被告らに対してだけでなく多摩湖寿会理事らの陳述書に対する反論も行った。

 また、その反論にともない、訴因の1つである平成28年11月30日の議会傍聴席における朝木と清水の発言を記録した録音データも証拠として提出した。

発言をめぐる供述

 上記の発言をめぐる被告らの供述を確認しておこう。



①朝木の主張(平成29年4月20日付準備書面1)

〈同日の東村山市議会本会議後の休憩中、被告清水と被告朝木が委員会室の出口に向かおうとした渡部市長の前に立ち塞がり、「告発すべきだ」と詰め寄ったり、「市長、首飛んでも仕方がないですね。お気の毒に」などと毒づいた事実はない。……

 ……被告清水と被告朝木は、この日の市の答弁について納得がいくものではなかった旨の私的な会話をしたという範囲で認め、その余は否認する。

 原告の主張と整合する陳述書を提出する訴外宇留嶋には後述の通り虚偽供述の動機があり、その供述は信用できない。〉

②清水の主張(平成29年4月20日付準備書面)

〈平成28年11月30日の東村山市議会本会議後の休憩中、被告清水と被告朝木が委員会室の出口に向かおうとした渡部市長の前に立ち塞がり、「告発すべきだ」と詰め寄ったり、「市長、首飛んでも仕方がないですね。お気の毒に」などと毒づいた事実はない。……

 ……被告清水は、本会議後に傍聴席で、被告朝木と、当日の市側の答弁について納得がいくものではなかった旨話し合ったことはあるが、その具体的な内容について詳細に記憶しているものではない〉

③清水の供述(平成29年11月10日付陳述書)

〈私は、議場から退出する渡部尚市長に対し、きちんと調べてください、と求めました。市長の退出後、朝木議員に、よく追及してくださいました、などと感謝と労いの言葉を伝えました。

 ただ、これは私と渡部市長との間の会話、私と朝木議員との間の会話であって、第三者に向けて私が何かを大声で訴えた、というようなものでは全くありません。〉

④多摩湖寿会理事、小川康子の供述(平成29年9月17日付陳述書)

〈清水さんは、市長が退出するタイミングで何か市長と言葉を交わしていたようですが、あくまで普通の会話といった様子でしたし、特に大声で叫んだり、市長以外の人に呼び掛けるといったことはしていません。〉



 このように、被告らはいずれも原告が主張する傍聴席における発言の存在を否定していた。被告らの発言については私がすでに陳述書を提出していたが、朝木と清水らは私の陳述書の内容を寄ってたかって否定しようとしていたということになる。このため山川はやむなく、事実を確定させるために音声データを提出したのである。

音声データ確認のための弁論

 音声データを再生すれば、朝木が市長に「告発すべきだ」と詰め寄ったり、清水が「市長、首飛んでも仕方がないですね。お気の毒に」などと毒づいたことは事実であり、さらに朝木と清水が具体的な事例を挙げて山川が横領したとする主張を繰り返していたことは明らかだった。

 第6回口頭弁論で録音データが話題になり、朝木の代理人は「聞き取りにくかったが、発言は確認できた」といい、裁判官も音声データの再生については問題なかったとした。ところがどういう事情だったのか、清水の代理人だけはどうしてもデータを再生できず、発言について確認ができていないという。

 データ自体に問題がある可能性もあるので、山川は清水の代理人にその場でデータ媒体の交換を申し出たが、代理人はこれを断ったという。代理人が交換を断った理由はわからないが、裁判官は訴因の事実について原告被告双方が確認していた方が効率的と判断したのか、音声データを確認するための第7回口頭弁論を12月20日に開くことを決定した。

 当事者の面前で音声データを再生することによって、傍聴席における発言についての被告らのこれまでの主張が事実に基づくものだったのかどうかが白日の下に明らかになる。事実の争いがなくなれば、あとはその発言が名誉毀損の不法行為に該当するかどうかの判断ということになる。法廷で「いった、いわない」の争いがなくなるだけでも無駄が省けよう。

 なお、第6回口頭弁論では、朝木、清水双方から尋問の申請が提出されていたことに基づき、朝木、清水及び多摩湖寿会加藤前会長に対する証拠調べ(尋問)を行うことも決定した。加藤前会長は「今後、金銭的な内容についてこれをもって一切申し立てをしない」とする誓約書を交わした際には山川側の当事者だった。しかしどういうことなのか、今度は清水側の証人として出廷する。

 尋問は平成30年1月23日午前10時15分、東京地裁立川支部408号法廷で行われる。

(了)
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