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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

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『東村山市民新聞』を読む(平成30年5月1日付第190号)
運命共同体

 東村山市議で「草の根市民クラブ」の矢野穂積と朝木直子が発行する『東村山市民新聞』(平成30年5月1日付第190号)が7カ月ぶりに配布された。その中に1本、初めて聞く内容の興味深い記事があった。「ムラ八分 自民党分裂・蜂屋けんじ議員を追い出す」という記事だった。

 東村山市議会のホームページにはそれ以前から自由民主党市議団(東村山市議会における自民党会派の届け出名)の構成員が「7名から6名に減った」とする記載があった。何があったのだろうと思っていたが、記載内容が事実かどうかはともかくとして、これはどうも、そのことに関連した記事のようだった。

 私の知る限りにおいて、東村山市議会に届け出のある会派の中で自民党と公明党、共産党、それからとりわけ矢野と朝木の「草の根市民クラブ」が分裂したことはない。矢野と朝木は、朝木直子の母親で東村山市議だった朝木明代の「万引きとそれを苦にした自殺」という、絶対に認めてはならない秘密を共有する運命共同体である。

 矢野は朝木の万引き事件で隠蔽工作を共謀したのだった。その結果、朝木明代は窃盗容疑で書類送検され、東京地検の取り調べが目前に迫った平成7年9月1日夜、自殺を遂げたのである。朝木直子も当然、その事実を知っている。

見出しの表現に混乱

 さて、それはともかく、『東村山市民新聞』が記載する、自由民主党市議団が「分裂」したというのは本当なのだろうか。

 この見出しにある「ムラ八分」「自民党分裂」「追い出す」という文言からは、事実を伝える文言としては混乱があるように思える。「ムラ八分」「追い出す」は、実際にそのような事実があったのかどうかは別として、自民党会派側が蜂屋に除名を通告したという趣旨と受け取れるのに対して、「自民党分裂」という文言からは、会派内でなんらかの方針をめぐって意見の対立があり、その結果、蜂屋は自民党会派を離脱することになったというニュアンスが感じられる。

 つまり、「ムラ八分」「追い出す」は蜂屋が一方的に除名されたという趣旨であり、「自民党分裂」といえば、蜂屋の離脱は自らの意思が含まれているようにも感じられるのである。普通、政治団体が1人の議員を除名したという事実を「分裂」とは表現しないのではあるまいか。

 政治団体が1人の議員を除名したという事実について、たんに「除名」ではなく「ムラ八分」「追い出す」と表現している点からは、その除名が正当な根拠によるものではなく不当な処分であるとみていることがうかがえる。この点と、「分裂」という表現が蜂屋の意思でもあるようなニュアンスであることを考え合わせると、この見出しからはどうも、自民党市議団が蜂屋を除名したという事実について、それが不当な処分であり、蜂屋自身はその処分理由に納得していないということ、また発行人である矢野と朝木がこの処分について批判的な立場に立っていることがうかがえた。

『東村山市民新聞』が説明する「理由」

 見出しからは、『東村山市民新聞』が蜂屋に肩入れしていることがうかがえるが、本文ではどう説明しているのだろうか。記事では冒頭で「自民党が分裂、蜂屋議員が離脱した」とし、続けて次のように記載している。

「離脱は本人の意志ではなく、自民党が『追い出し』にかかったようだ。」

 東村山の自由民主党市議団から「離脱」した議員として記載されているのは蜂屋だけである。『東村山市民新聞』によれば、「自民党が『追い出し』にかかった」理由は、「ところバスの乗り入れ計画について考え方が違う」「自民党を批判する草の根(筆者注=矢野、朝木)と敵対していないのはおかしい」など。

 以上の記載から判断すると、自民党市議団から出たのは蜂屋だけである。すると、この状況は自民党市議団が蜂屋を除名したということであり、これを「分裂」と呼ぶのはやや違和感があるのではあるまいか。

『東村山市民新聞』が説明する除名の理由は、通常では除名するほどのものであるとは思えない。自民党のような組織が会派の構成員を除名することは、議会内勢力を減らすということだから、簡単にできることとはあるまい。そう考えると、自民党市議団が蜂屋の除名に踏み切ったのには『東村山市民新聞』が記載している以上の理由があったとみるのが自然ではなかろうか。

周辺にも影響か

蜂屋の除名は周辺にも少なからず影響を及ぼしているのではないかと思われる。蜂屋は自民党市議団に所属していた当時、東村山市多摩湖町を地盤としており、その後援会幹部だったのが多摩湖寿会会長の清水澄江だった。清水としても蜂屋に対する距離の取り方が難しくなるのではないかという気がするが、どうなのだろうか。

 清水が後援会幹部だっただけあって、蜂屋が清水に対して恩義を感じているらしい様子は実際に何度も見ることができた。多摩湖寿会をめぐる問題では、当然、蜂屋も「山川は多摩湖寿会の金を横領した」と主張する清水を応援していたようで、朝木が多摩湖寿会の会計問題を取り上げた際には、清水のいる傍聴席まで何度も足を運び、状況を説明していたものだった。

 平成28年12月議会の際には、清水の主張を支援していることを確信させるこんな出来事もあった。この日、東村山市議会の一般質問がいつもの本会議場ではなく委員会室で行われ、朝木は「山川を横領容疑で告発すべきだ」と市長に迫った。しかし、これに対して市長は「本人が横領を否認している」などとして告発はしない旨の答弁を行い、朝木の質問は終了した。予測していなかった出来事が起きたのはその直後だった。

 休憩に入り、市長は委員会室の出口に向かった。するとそこへ朝木が立ちはだかり、「告発すべきだ」と抗議を始めたのである。市長が答弁と同様の回答を繰り返していると、清水と蜂屋が加わり「市長、首が飛んでも仕方がないですね」などと追及したのだった。市長が退出したあと、蜂屋は清水に対して「本来、この問題は私がやるべきだったんだけど」などとしきりに支援の意思表示をしていた。

 東村山自民党市議団から除名された今、蜂屋にとって清水の存在はより大きなものになったのではあるまいか。平成30年5月24日、尋問を傍聴にやってきた蜂屋が、傍聴席から山川を威嚇するような声をあげたのも、清水や清水の宣伝を信じて傍聴に集まった寿会会員に対して存在をアピールしたいという思いがあったのかもしれない。

 ただそれも、山川に提訴された裁判で清水が勝訴しなければ、裁判所における蜂屋の愚行は、正真正銘の愚行として多摩湖寿会会員に正しく認識されるのではあるまいか。

(了)
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