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名刺広告強要事件 第3回

尋問内容を捏造した矢野

読者に「疑心暗鬼」を生じさせる手法

 さて、裁判で私は「ビラ等の記載はその表現方法などにより、宇留嶋があたかも名刺広告強要事件に直接関与したかのような印象を与え、名誉を毀損するものである」などと主張した。これに対して矢野と朝木は、

〈宇留嶋が名刺広告強要事件に関与したとは記載しておらず、名刺広告強要事件には「関与していない」と叫んでいると、宇留嶋の主張を記載している〉

〈月刊タイムス社が名刺広告強要事件を引き起こした当時、宇留嶋が同社に在籍していたのは事実だから、事実を書いただけ〉

 などと反論した。しかし、記事が名刺広告強要事件について書いたものならまだしも、問題のビラに掲載されているのは冒頭で紹介したとおり、事件とはまったく異なるテーマの記事である。限られたスペースの中でこれほど名刺広告強要事件関連の記述を繰り返す理由は何か。やはりテーマとは別に、名刺広告強要事件を利用して月刊タイムス社と私を貶めるためであると理解するほかなかろう。矢野がその重要な根拠と考えていたのがタイムス裁判における私の供述だった。

 矢野は問題のビラでこう書いている。

〈私の代理人弁護士が、被害者の弁護士のホームページで『名刺広告恐喝事件』として公表されている提訴された被告の中に『月刊タイムス社』が入っているが、事件当時、所属していたか?と尋問したときも、「これはそうでしょうね」とはっきりと「名刺広告強要事件」で提訴された当時『月刊タイムス社』の社員だった事実を認めました。〉

 ここで矢野は私の「これはそうでしょうね」という供述を利用している。しかし私が「これはそうでしょうね」と供述しているのは事実だが、これが「事件当時、所属していたか?」などという尋問に対するものでないことは調書からも明らかである。尋問の中にはそのような質問は存在すらしていない。矢野は矢野側の尋問内容を捏造することで、私が「事件当時、タイムス社に所属していた」という事実を捏造したということである。

 矢野は裁判でこの点について、私のこの供述が「これはあなたの所属していた月刊タイムス社のことなんでしょうか」と聞いたことに対して「これはそうでしょうね」と供述したことを第1の根拠に「事件当時在籍していた」と主張しているが、時間を限定せずに聞いたこの質問に「そうでしょうね」と答えたからといってそれが「事件当時、所属していた」ことになるというのはいったいどういう理解の仕方だろうか。また矢野は、〈「当時は退社していた」との供述はない〉などとも主張しているが、尋問自体が在社期間を聞いたものでもないのに、「当時は退社していた」などと供述する道理はなかった。

 さらに矢野はビラ発行当時、タイムス社が提訴された当時はすでに退職していた事実など知るよしもなかったなどとも弁解したが、実はタイムス裁判の尋問の冒頭で、私はタイムス社が提訴される以前にすでに退職していたことを明確に供述していたのである。したがって尋常な理解では、タイムス社が提訴された当時、私がタイムス社に所属していたという事実はどこをどう突ついても導きようがないのだった。

 ではなぜ矢野は、私が「事件当時、タイムス社に所属していた」という事実を捏造までする必要があったのだろうか。そもそも私が「事件当時、タイムス社に所属していた」かどうかは、私と事件との関連がなければ、単独ではなんらの報道価値も持たない。にもかかわらず矢野が執拗に、私が「事件当時、タイムス社に所属していた」と書いたこと自体、「事件当時、タイムス社に所属していた」とすることで、あたかも私が名刺広告強要事件になんらかの関与をしていたのではないかという疑心暗鬼を読者心理に生じさせるためであり、少なくとも「反社会的な会社である月刊タイムス社と同様に、この記者も反社会的な人物である」との印象を読者に与えるためにほかならないと理解するほかあるまい。

 この裁判において本来争点となるべき論点は「宇留嶋が名刺広告強要事件に関与したか否か」である。しかし、私が関与していないことを最初から知っている矢野はその点における争いを避け、私のタイムス社における在職時期に論点をすり替えたということである。

「正当な反論」という言い逃れ

 矢野の主張をどうみているのかはわからないが、裁判官は当初からビラの記載が「あたかも宇留嶋が名刺広告強要事件に関与していたかのような印象を与える」ものとみていたフシがある。そのせいかどうかわからないが、矢野はある時期から別の主張を加えてきた。

「宇留嶋はこれまで100回以上も矢野・朝木を誹謗中傷する記事を月刊タイムスに掲載してきた。矢野も朝木もそれまで宇留嶋に対する反論をしてこなかった。今回の記事はこれに対して初めて反論したものである」
 
 反論であるなら個別の記事について具体的な主張をすべきだと思うが、ビラの4本の記事のうち、かろうじて反論と呼べる可能性があるかもしれないと思われるのは、月刊タイムス裁判に関する記載のみである。仮にそれが「反論」といえたとしても、あれほど執拗に名刺広告強要事件に対する私の関与があったかのような記載を繰り返す必要はなかろう。判例では、名誉を毀損したとされる記事が仮に反論であったとしても、その反論が相手の名誉を毀損する場合には不法行為が成立するとされている。ビラの記載が仮に反論であったとしても、「宇留嶋が名刺広告強要事件に関与した」かのような印象を与えると判断された場合には当然名誉毀損が成立することになる。また私が何回矢野を批判しようと、それは憲法で保障された言論の自由の問題である。私は矢野が市民を欺き、市民を陥れ、市民を苦しめているがゆえに批判しているにすぎない。

 この点に関するやり取りの過程では思いがけない収穫があった。実は、矢野と朝木がそれまで私に対して「反論」してこなかったわけではない。それは実名での話であり、矢野と朝木こそ、匿名性を利用して私に対する誹謗中傷の限りを尽くしてきたのである。矢野と朝木はインターネットに「創価問題新聞」というホームページを開設しているが、かつては掲示板も併設していた。その掲示板で次のような私に関する書き込みが長期間にわたって掲示されていたのである。


(第4回へつづく)

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テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済

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