ブログマガジン エアフォース
ブログで興味深い記事を公開していきます。
著書紹介

民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒

『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画発行、長崎出版発売、1200円+税)

現在の“東村山の闇”の原点である議席譲渡事件と女性市議転落死事故についてのルポルタージュ。今は絶版となっていて書店では買えないが、手元に在庫があるので、希望の方はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

最近の記事

カテゴリ

プロフィール

Author:プールマン

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

QRコード

QR

FC2カウンター

りんごっこ保育園問題とは何か(第2部)  第9回

高野博子自身の供述(2)

(開園のきっかけと事業決定の経緯)

 次に、認可園を開園することになったきっかけ、そして園舎完成までの経過について、少しまとめてお話ししたいと思います。すでにお伝えしたとおり、あのー、私どもは0歳から2歳児までの認証保育所を運営しております。が、その園の保護者の皆さんから、3歳児以上の保育もぜひお願いしたいという強い要望が数多く寄せられてきました。そこで、昨年(平成14年)2月から認可開設に取り組みました。

 まず認可園のあのー、設置場所なんですが、それについては、市の担当の方にお問い合わせしたところ、当初の予定した設置場所は「市の保育所設置計画から適当ではない」ということで、保健福祉部長さんから昨年4月に「認可園を開設するのであれば、恩多町地域などに設置するように」と、その指示を文書でいただきました。

 そこで昨年の4月に紹介のあった当初予定の土地買収なんですけど、その交渉を開始しましたが、ところがその交渉は思いのほか難航しましてですね、仲介者の方には本当にご苦労をおかけしたわけですが、結局、10月末に至って断念せざるを得ないということになったんです。ですから、当初の事業計画も基本設計もすべて白紙となりました。

 そこで新たに事業予定地の紹介を受けて、昨年の11月の26日にようやく売買契約を結ぶことができました。そして、新たにこの時点で事業計画書を、あの土地の形状とか面積とか、代替施設などの使用関係をそろえて持っていきまして、で、市担当者に提出いたしました。

 次に、現在に至る状況についてですが、本年(平成15年)の4月1日に開園するという当初の目標を実現するために、ま、遅れを取り戻すべく、市担当者を通してですね、東京都担当者とその保育内容、その他教育理念について集中的に協議を重ね、そしてあの、東京都関係者から詳細な、本当にあの、こと細かな指示が出されました。その通りに従って何度も設計図面が修正されました。

 その結果、12月19日になってようやく認可権限を持つ東京都の担当者から、園はあのー、非常に設計図面のその状態を得ることができました。直接に東京都の担当者から、「図面はこれでいいですよ」ということ、「これでよろしい」という、そして「認可申請書類は2月には提出してくださいね」というふうに伝えられました。で、12月13日には、東村山市の理事者さん(市長)の決裁が下りまして、これを受けて、融資の決定、それから土地代金の決済、そして園舎の請負契約を行ったわけです。

(東京都の協議と園舎建設までの経緯等)

 次に、その園舎の建設についてなんですが、個人立の私立保育園ですので、私どもはその、全額公費負担の公立保育園とか、それから半額公費負担の社会福祉法人立とは異なりましてですね、園舎建設にあのー、施設の設備にまったく公費の補助措置がないんです。そのない中で、巨費を投入して建物を建てていかなければなりません。もちろん、大きな制約の中での建設となります。
 
 私の場合は遺産相続があったわけでもございませんし、少々の自己資金と、それから1億3500万の銀行融資ですべてをまかなわなければならないという事情もあります。まあ、私としましてはですね、私財を投げ打って、あのー、東村山の保育に寄与すべく開園に向けての努力を続けておりますが、東京都に提出しました償還計画では、元利返済期間が約10年間、それはほとんど収入は見込めないという、そこにある事情から広大な敷地は望むべくもなく、あのー、国基準および東京都保育所施設認可などの事務取扱要綱に反映して、最終的には東京都担当者の指示通りに、敷地を有効活用し、開園後の保育内容を前提として、工夫を重ねて、動線を考えながら、すでに完成しているとおりの園舎を建設いたしました。

 具体的に申しますと、建物にはあのー、なるべく間仕切りを設けず、つまり2階は多目的ホール兼用として園児たちがあの、トイレトレーニングを喜んでできるように、1、2階ともポッポトイレとしております。そのほかに工夫をして、園庭に砂場を設けました。すぐそばにある、2000平米以上もあるんですが、その大岱公園を屋外の遊戯場、代替施設として活用すること、それから夏期には園の脇で、外に出るとすぐそばにある運動公園プールを活用することも考えました。

 また、調理室にはあのー、電解水生成装置というものを設置しまして生野菜の殺菌も可能とするなど、最先端の衛生管理システムを導入しました。で、そのほかには園児には歓迎される内容となっていることなど、それから防災面では、国基準や都要綱に適合した屋外の避難用滑り台を設置しました。消防等検査にも合格しております。土地の狭さを克服する設計内容となるよう工夫された点も含め、園舎の設計などはすべて東京都担当者の指示に従って行われていることを改めてお伝えしておきたいと思います。

 園の建物は、必要な手続きを取って1月16日から着工して、3月半ばには完成しました。そして、建築指導事務所および消防署の検査も完了しました。一方、あの2月7日に保育園設置認可申請を行いました。ところが、その認可権限を持つ東京都は、設計図面などを、まあ本当にこと細かに、詳細にですね、指摘して、承認した上で、必要な提出書類もすべて受理しているにもかかわらず、3月31日になって、わざわざ、あのー、「本来認可すべきであるが」と私ども設置者の責任ではないと断った上で、市議会と市の態度を理由に「認可しない」という処分をしました。

 りんごっこ保育園は当初4月1日を開園予定としておりましたが、すでに放置された状態が5カ月になろうとしています。あのTBSの報道にもありましたように、毎日のランニングコストは私個人の管理できる限度もあります。東京都の指示通りに設計図面を何度も訂正して、国基準それから都要綱に適して、適合し、適法に園舎を完成させたにもかかわらず、300人になろうとする多くの待機児がいる中で、いまだに放置されているこの理不尽については、最近は憤りすら感じております。

(議会決議等に対する見解)

 最後になりますが、特にお伝えしたいことがらが2つほどあります。まず1つは、あの2月24日の市議会で行われました決議、それについてなんですが、さきほどらい申し上げております通り、うちの保育園というのは園舎の設計図面を含めて東京都の担当者からきちんと詳細な細部にわたる指示を受けて何度も訂正された結果、完成しておりますので、りんごっこ保育園は児童福祉法の45条1項に基づく国基準、そして児童福祉法35条4項の認可権限に基づく都要綱に適合していることは申すまでもありません。

 ところがこのりんごっこ保育園についてですね、市議会の2月の決議は、「劣悪な保育環境」と決めつける内容になっています。ここでぜひお伝えしておきたいのは、東京都の担当者の方々が「国基準は劣悪な保育環境ではありませんよ」ということなんですね、これを強く指摘していたことです。

 そして、あの、法的拘束力がある国基準よりも規制を厳しくするような東村山独自の設置基準を作るよう市議会が求めている件についても、認可権限を持つ都道府県でも政令指定都市でも、そういった都市でもないこの東村山市が独自の保育所設置基準を作るということは違法で、あの市議会の決議は誤りだと、このようにおっしゃっておられました。このことはぜひあのー、紹介しておきたいと思います。

 2つ目なんですが、本日の専門部会を含めて、あのー、そのあり方も問題というか、まあそういうことなんですが、今年の春までの経過を振り返ってみますと、たとえばこの私どもりんごっこ保育園の認可などの、この許認可の問題ですよね、この許認可保育園の参入規制を設けるような問題などは、結局、先行してすでに市内の、あの保育事業に関わっている方々の利害に、直接とか間接とか問わずに、なんらかの影響を与えかねないことがらですので、たとえばあのー、失礼なんですが、部会長さんの新保先生のような市内の保育事業に関わりをお持ちでない方々が構成されるこの純粋な第三者機関で話し合われるのでなければ、新規参入というものに対して不当に権利を制限して、企業を担ぐということになってしまうんじゃないか。また、極端な場合には、損害さえ与えてしまうのではないか、というふうな危惧を感じております。

 ただいま、かいつまんでいくつか申し上げましたけれども、なにぶん提訴して、現在は係争中ということもありますので、そのー、御質問にお答えできかねることがらもございます。あらかじめご了承いただきたいと思います。私からお話ししたいことは以上です。ありがとうございました。




(第10回へつづく)
関連記事

テーマ:社会 - ジャンル:政治・経済

TOP